終わった…海外トラブルで冷や汗。20代女子のリアルな旅行ハプニング、消えた荷物はどこに!?

ヤマコシショウコ 音楽家、ライター
更新日:2025-07-30 08:00
投稿日:2025-07-30 08:00
 日本とは違った体験や景色が味わえる、それが海外旅行の魅力。しかし、その“違い”が思わぬトラブルを呼ぶこともあるんです。今回は、そんな「海外旅行のトラブル」を体験した2人のリアルなエピソードをご紹介します。

【1】「預けた荷物はどこ⁉」アルプス旅で起きた、ちょっとした冷や汗事件

 ヨーロッパ旅行中、友達とともに雄大なアルプスを訪れたハルカさん(仮名/22歳)。旅行の初日、ハルカさんたちはノスタルジックな蒸気機関車を利用して、山々に囲まれたキレイな湖へ向かうことにしました。

 宿泊先は別の町にあったため、ハルカさんたちは小ぶりのスーツケースを持って移動していました。すると蒸気機関車のチケット小屋でおじさんが「もしまた戻ってくるなら荷物、預かろうか?」と声をかけてくれます。

 お言葉に甘えて2人分のスーツケースを預かってもらうことにしたそうです。

 美しい湖や湖畔での食事を堪能し、数時間後に再び蒸気機関車に乗って駅へと戻ってきたハルカさんたち。荷物を受け取りにチケット小屋を訪れると…なんとチケット小屋はすでに閉まっていたのです。

 小屋の中は真っ暗で、窓越しに声をかけても反応はなし。蒸気機関車以外の列車も停まる駅なのに、人の気配がまったくありません。ハルカさんたちは顔面蒼白になりながら、人を探して駅の周りを走り回りました。

 終わった…。

【読まれています】井桁弘恵は男友達と2人で旅行もオッケー。「男女の友情」がガチで成立する条件とは?

日本と同じ感覚は危険!

 誰も見つけられず絶望したハルカさんでしたが、しばらく経って友達が列車の倉庫近くで人を発見し戻ってきました。その人はハルカさんたちの荷物の話を聞いていたようで、「スーツケースが…!」と言っただけで、すぐに事情を察して小屋を開けてくれました。

 後々調べたところによると、湖から駅への列車は17時まであるものの、駅から湖への最終は14時過ぎ。そのため駅のチケット小屋は営業を終了してしまっていたのかもしれません。

 ハルカさんが駅から湖に向かったのは12時過ぎ。

 機関車に乗っている時間もあるため、14時までに観光を終えて戻ってくる人はなかなかいないでしょう。「それなら荷物預かるなんて言わないで…」と思わずにはいられませんでしたが、自分たちも運行時間を確認し、おじさんに聞くべきだったと反省したそうです。

 田舎の駅などでは、営業時間や列車の運航時刻が街とは大きく異なることがあります。

 さらに日本と同じ感覚でいると戸惑う場面も多いので、観光に夢中になる前にしっかりチェックしましょう。ハルカさんたちのような冷や汗体験をしないためにも、ぜひご注意を。

ヤマコシショウコ
記事一覧
音楽家、ライター
オーストリア・ウィーン在住のお酒大好きな音楽家&Webライター。30代で再び学生をやる傍ら、海外ネタを中心にさまざまなジャンルの記事を執筆中。目下の目標は腹筋を割ること、夢のまた夢はウィーンと北海道の2拠点生活。

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


わかるけど…LINEの「疲れた」アピールにウンザリ。愚痴って対応に困るんです!
 何気なくする“疲れたアピール”は、ときに人を困らせてしまうもの。相手に遠慮や我慢をさせてしまったり、無理させたりする場...
仕事一筋の私が『対岸の家事』詩穂に共感した理由。くだらない「専業主婦vsワーママ」対立してる場合じゃない
 多部未華子さん主演のドラマ『対岸の家事』が6月3日に最終回を迎えた。毎回放送されるたびに話題になり、SNSを中心に視聴...
ストゼロでも消えない死への恐怖。介護に離婚…友人それぞれが歩む人生に救われた夜。人が最後に行きつく先は
 学生時代から今に至るまで赤羽に20年住む百恵。非正規雇用、独身だが、行きつけのスナックが居場所となり、不自由なく暮らし...
48歳、乳がん検診の「要精密検査」に衝撃。独居暮らし男の孤独死に重なる…誰にも看取られない恐怖
 学生時代から今に至るまで赤羽に20年住む百恵。非正規雇用、独身だが、行きつけのスナックが居場所となり、不自由なく暮らし...
40代は“知人の訃報”がくる年齢だ。憎んだ男の「死亡通知書」で20年ぶりに集う同級生、独身の私はどう映る?
 板チョコのような重い扉を百恵が開けると、真っ赤な口紅を施したママさんがいつものように明るく出迎えてくれた。 「い...
「20年モノのフライパン」がかっこいい? 貧乏戦線に異状あり!
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(64)。多忙な現役時代を経て、56歳...
お酒の席の“あのルール”に物申したい! グラスに注ぐベストタイミングは…
 働く側としても、お客さんとしても大好きなスナック。今後も良いところをどんどん書いていければと思っているのですが、今回は...
若者が『めおと日和』の“昭和な恋愛”に胸キュンするのは何故? タイパ重視じゃないもどかしさ
 アラフィフ独女ライターのmirae.です。前回のコラムでは、「50代の恋愛にときめきは必要なのか?」というテーマについ...
婚活に介護…もう頑張れない。アラフォー女性が抱えがちな問題、6つのケースを聞いた
 今回ご紹介するのは、アラフォー女性の悲鳴。「もう頑張れない」と思っていることを教えてもらいました。同じ悩みを抱えている...
怒った中年の顔は「ブス」だと知った。更年期世代がイラついた時にするべき大事なアレ
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
ゴロンする一瞬♡ 奇跡のモフモフ“にゃんたま”とプニプニ頬っぺが尊すぎる
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「現金がよかった」ってそりゃないよ~!『母の日』のガッカリエピソード
 日頃の感謝を伝えるために贈った母の日のプレゼント。なのに微妙〜な反応をされたら悲しいですよね。今回はそんな“母の日のガ...
女性の「理想の顔」ランキングが発表。石原さとみや新垣結衣を抜いた第1位は、上品なイメージのあの女優!
 もしも憧れの芸能人の顔に近づけるとしたら……あなたは誰を「理想」だと感じますか?
好きならやってよ…って、それ「やりがい搾取」されてない? 職場で警戒したい言葉5つ
 ここ数年でよく見聞きするようになった「やりがい搾取」。仕事や日常生活で相手のやる気を利用して低賃金で働かせるような言動...
ぷにぷに肉球が愛おしい♡ 青空に映える癒しの“にゃんたま”爆弾
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
【動物&飼い主ほっこり漫画】第98回「先日のお礼です!パワー!」
【連載第98回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...