結局、暑いの平気な花ってどれ? 花屋が激推しする「夏の花」5選。ユリは日持ちとコスパの良さに文句なし!

斑目茂美 開運花師
更新日:2025-07-30 11:45
投稿日:2025-07-30 11:45

酷暑に負けない強いお花たち5選

1. ヒマワリ

 ビックリするくらいの日持ち。さすが夏の花の代表格!

 花瓶の水は5センチ程度の少なめで、毎日水換え切り戻し(切り口を1センチ程度切る)が正解。

2. アンスリューム

 苞(花びらみたいな部分)が元気が無いなぁと感じてからが、これまた息が長い。逆に寒いのがダメ。

 こちらも水は少なめ。毎日水換えできればなおベター。切り口が黒く変色したら切り戻しのサイン。

3. ユリ

 実は、ユリを最もお手頃価格でゲットできるのは6月なんですの。文句ない日持ちとコスパの良さは圧倒的。

 意外と知られていないませんが、ユリはめっちゃ水を飲む! 少なめの水は半殺し状態になりますのでお控えください。水はたっぷりが鉄則。水に浸かる部分の葉を除去すると、水が濁るスピードを緩めることができます。

4. クルクマ

 ジンジャーの仲間であるクルクマの花は、大きさも形のタイプも様々。涼しげで夏の花の定番です。

 基本的に、花瓶の水はやや浅め。10センチぐらいでOK大丈夫です。葉っぱが付いているタイプは深水に一日中入れればましょう大丈夫。毎日の水換えのたびに茎を洗ってくださいませ。

5. エリンジューム

 トゲトゲと青く光る光沢が魅力。ドライフラワーとしても異彩を放つ個性的なフォルム。

 そんなに神経質にならなくても大丈夫です。しいて言えば水に浸かる部分の葉は除去し、こまめに水を換えるぐらいでしょうか。「アンタまだいたの!?」と驚くくらいお店にいらっしゃいます。

 1カ月程度は余裕で元気に過ごせる、タフで不思議なお花です。

長持ちのコツを簡潔に…

 夏のお花について、共通して言えるのは

1. こまめな水換え&花瓶の消毒
2. 切り戻し
3. 延命剤使用

 この3つでございます。そしてバカにできないのが種類による水の量。種類によって変わるので、ご購入なさったお花屋さんに聞いてみてくださいませ。そのためのお花屋さんでござんすからね。

 これからもまだまだ暑くなる模様…。造花でもなくドライフラワーでもない、生花にしかない新鮮な「気」を味方につけて、元気よくこの夏を乗り切ってくださいませ。

 アナタのお家にお迎えしたお花が、アナタに幸運を運んでくれますことを…遠いお空の向こうから応援しておりますよ〜。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


夏に日持ちする切り花オススメ7選、家庭で簡単にできる“延命対策”7カ条
 神奈川の片田舎にある猫店長「さぶ」率いる我がお花屋。夏の暑い昼間の来客はめっきり減りますが、夕方の若干涼しい時間帯にな...
人間の決断回数は1日35,000回! 悩ましい「決断疲れ」の最終兵器は猫?
「今日のランチはどこに行こうかな?」「仕事も疲れてきたし、カフェにコーヒーでも買いに行こうかな? それとももう一踏ん張り...
【調香師直伝】汗かいても“爽やかフェロモン女子”!夏の疲れを癒す簡単手作りデオドラントスプレーも紹介
 汗をかく行為はフェロモン放出にとって重要ですが、汗自体のにおいがよくないとフェロモンを上手に活かせません。  本...
育休明けのモヤモヤがしんどい。先輩ママの体験談から紐解く3つの解決法
 育休明けのママたちは、職場復帰するにあたって多くのモヤモヤを感じているようです。子供と仕事と生活の間で、ベストな答えを...
透明ボードの下から失礼しますよ♡ 不思議&かわいい空飛ぶ“たまたま”
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
未来のような街の先に…
 未来のような街は、まるで先の見えないトンネルのよう。  その先にあるものは明るいものであってほしい。
ほっこり癒し漫画/第77回「もふもふサマー」
【連載第77回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
【難解女ことば】蒲魚、何て読む? 予測変換出てこない…
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
8年前に“ゆるFIRE”した男 新NISAより確実なリターンは自分への投資
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(64)。多忙な現役時代を経て、56歳...
母親は夢を諦めなきゃダメですか?夫を「支えてあげて」の言葉が悔しい
 かつて漫画家を目指していた夫婦の絵里奈と拓郎。双子の子供ができたことを機に、夢を諦め堅気の生活をしている。  夜...
浮気より酷い夫の裏切り SNSには私の知らない「もう1人の彼」がいた
 かつて漫画家を目指していた夫婦の絵里奈と拓郎。双子の子供ができたことを機に、夢を諦め堅気の生活を暮らしている。 ...
妊娠妻の電話に出ない…いまだ夢見る漫画家志望の夫とワンオペ妻の軋轢
 初夏の印象が霞むほどの汗ばむ陽気の午前中。  林絵里奈は井の頭公園の池のほとりのベンチに腰を掛け、在りし日のデー...
「晩ごはん何?」焼肉、すき焼き却下でもやし炒め! 家族間攻防LINE3戦
 仕事で疲れて帰宅した時、一番楽しみなのは晩ごはんですよね! とはいえ、主婦としては毎日の晩ごはんのメニューを考えるのも...
【ファミマ】コンビニ衣類正直レビュー、ショーパンゆる履きはOKだけど
 ファミリーマートとファセッタズム(FACETASM)のデザイナー落合宏理氏が共同開発した衣類「コンビニエンスウェア」。...
【独自】すいかばか初の“夕方専用すいか”、気になる出来栄えは?
 すいか生産量全国47位、ごくごくレアな山梨県ですいか作りに情熱を注ぐ「寿風土(こどぶきふうど)ファーム」代表の小林栄一...
インフルエンサー退職願望のアラフォー、“発信=スキル”なる大きな勘違い
 普通の会社員を続けることに不安を感じる女性が増えています。周囲に自分の才能を活かして稼いでいるがいると、「自分も何か発...