「養子希望」で彼と破局。婚活中は隠しておくべき?(39歳・メーカー勤務)

植草美幸 恋愛・婚活アドバイザー
更新日:2025-08-08 11:45
投稿日:2025-08-08 11:45

初デート後のタイミングがベスト

 原因のひとつとして日本が島国で排他的な側面がある文化だからでしょう。海外、特にアメリカでは養子は当たり前です。ドラマでも実の親と養親が一緒に食事しているようなシーンが出てきますよね。でも日本ではなかなかそうはいかない。

 特に日本生まれ、日本育ちの男性には、その感覚がほとんどありません。一方、外資系で働いていて海外経験がある男性ならそのあたりの理解はあります。日本の現実を踏まえて最初から養子についての考えを受け入れてくれる人を探すのが一番いいと思います。

 大事なのは、相手に望む条件として正直に明記することです。結婚相談所でも卵子凍結のことをプロフィールに書く人はいます。でも「養子を迎えたい」とまで書いている人は、私の経験上では1人だけ。それでもいいと思います。

 ただし、プロフィールに記載していても、初対面のお見合いのときに話すのは引かれる可能性もあるので、初デートに進んでから話すのがベストです。

「私は卵子凍結しています。39歳なのですぐに妊活したいです。そのうえで、もし授からなかったら、養子を迎える選択肢も考えています」と伝え、貴方の話にちゃんと向き合える人なら結婚後も子どものことで揉めません。

 そんな大事な話をしないまま「なんとなく同じ気持ちだよね」って思い込んで結婚してしまい、後から「思っていたのと違う」と離婚してしまうケースも多いですから。

「言ったつもり」「聞いたつもり」になってしまうのが一番よくないことです。子供に対する思いを貫いてほしいですね。貴方の経済状況なら最悪一人で産んでも育てられそうですし、精子バンクという選択肢だってありますから。

  ◇  ◇  ◇

※シリーズ「40歳からの『幸せの選択』」では、皆さんからの恋愛・結婚にまつわる相談を募集します。執筆者は「植草美幸」を選択し、必須項目を明記の上、メッセージをお送りください。

お悩み相談募集中

 取り上げる際のお悩みは個人情報が分からないようにいたします。なお、掲載にあたり事前の連絡はいたしませんので、あらかじめご了承ください。

植草美幸
記事一覧
恋愛・婚活アドバイザー
1995年、アパレル業界に特化した人材派遣のエムエスピーを創業(現・代表)。そこで培われたコーディネート力と実績を活かし、2009年、結婚相談所マリーミーをスタート。業界平均15%と言われる成婚率において、約80%の高い成婚率(※)を誇り、成婚件数も1000件以上を数える。著書は「ワガママな女におなりなさい 『婚活の壁』に効く秘密のアドバイス」(講談社)、『、「結婚の技術」(中央公論新社)、「なぜか9割の女性が知らない婚活のオキテ」(青春出版社)など多数。(※)成婚退会者数÷全体退会者数で算出。
HPXYouTube

関連キーワード

ラブ 新着一覧


40女が彼氏に“ドン引き”された7つの瞬間。「映え」のために借金って!
 今回ご紹介するのは、40代の彼女を持つ男性の不満。直接彼女には言えないけれど、ひそかに蛙化することがあるようですよ…。...
恋バナ調査隊 2025-05-11 06:00 ラブ
距離の詰め方でバレてるよ! 男性の「下心LINE」を見抜く3つのポイント
「真剣交際する気がない下心満載の男は、相手にするだけ時間の無駄」。そう考える女性たちに、LINEで男性の下心を見抜くポイ...
恋バナ調査隊 2025-05-11 06:00 ラブ
「浮気は絶対に許さない」夜、年下妻をチェックして…58歳夫が信じる不倫防止策
「冷酷と激情のあいだvol.245〜女性編〜」では、15歳年上の夫から「身体を見せろ」と要望を押し付けられる明美さん(仮...
並木まき 2025-05-10 06:00 ラブ
アラカン夫が気持ち悪い。43歳妻が悩む“ある要求”とは「レスは大歓迎だけど…」
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-05-10 06:00 ラブ
付き合う前のLINEを見せて! 相手の“脈あり”ポイントはここだった。追いメッセは好意の証?
 意中の男性とLINEをしている人は「彼は私をどう思ってるのかな?」と気になるでしょう。  そこで今回は、付き合う前の...
恋バナ調査隊 2025-05-10 06:00 ラブ
「地獄に堕ちてもいい」45歳主婦が不倫をする覚悟。義弟と決めた“愛し合うため”の3つのルール #3
 直美さん(45歳主婦/子供ナシ)は、水商売から保険会社を経て、34歳のときに資産家の勝久さん(55歳)と結婚。しかし、...
蒼井凜花 2025-05-09 06:00 ラブ
不倫男性が見せる「終わりのサイン」6つ。急に忙しくなる…もしや別れの合図じゃない?
 不倫中の女性は「彼といつか一緒になれるはず」と期待しているでしょう。でも、彼にこうした姿が見られたら、関係は終わりに向...
恋バナ調査隊 2025-05-09 09:45 ラブ
やっぱり男性と一緒のベッドで眠りたい…そんなアラフォー・アラフィフ女性が増えた切実な理由
 アラフィフやアラフォーになってから、「ひとりで眠りたくない」と言う女性が増えています。今まで別々だったベッドルームをひ...
内藤みか 2025-05-08 06:00 ラブ
「LINEやってない」は嘘バレバレ。教えたくない時の“角が立たない”かわし方6つ
「LINEを聞かれたけど教えたくない…。どうにかしてかわしたい…!」このように、連絡先を教えたくない相手からLINEを聞...
恋バナ調査隊 2025-05-08 06:00 ラブ
熟年離婚する夫婦の「残念な共通点」。今から回避する術はあるの?
 長年連れ添ってきた夫婦でも、些細な出来事がきっかけで「熟年離婚」に至るケースも。今回は、熟年離婚する夫婦の特徴と回避す...
恋バナ調査隊 2025-05-06 06:00 ラブ
不倫女に直撃! ズバリ「相手の奥さんへの罪悪感」ってあるんですか?
 夫の不倫に頭を悩ませている女性もいるはず。中には「相手の女はいったいなにを考えてんの⁉」と、夫の不倫相手のふてぶてしさ...
恋バナ調査隊 2025-05-05 06:00 ラブ
忘れたい…好きピへの「黒歴史」LINE3選。深夜のポエムで恋は終わった
 あなたには、好きな人へ送ったLINEで後悔しているものはあるでしょうか?  恋愛経験が少なかったり年齢的に若かったり...
恋バナ調査隊 2025-05-04 06:00 ラブ
義両親とは「同居NG」のはずが…夫からの要望を“離婚せずに”拒否したい(45歳・パート勤務)
 首都圏在住の45歳パート勤務です。夫は52歳の会社員、高校生の息子と中学生の娘の4人暮らしです。  夫とは結婚相...
植草美幸 2025-05-03 06:00 ラブ
「物価高でねぇ~」じゃない! バブル時代が抜けない49歳男の浪費癖。アルバイト生活が目の前に…
「冷酷と激情のあいだvol.244〜女性編〜」では、事業が下降の一途でも浪費を続ける夫・ヨシツグさん(仮名)に強い不満を...
並木まき 2025-05-03 06:00 ラブ
夫が「パパ活」してるかも…赤字でも生活水準を下げられない44歳妻の苦悩。高級車やゴルフ三昧にウンザリ
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-05-03 06:00 ラブ
「バレたら、一生終わり」義弟との情熱的な密会。介護で疲弊する中、身も心も慰められて… #2
 直美さん(45歳主婦/子供ナシ)は、水商売から保険会社を経て、34歳のときに資産家の勝久さん(55歳)と結婚。しかし、...
蒼井凜花 2025-05-02 06:00 ラブ