日焼け止めも日傘もめんどくさい! ズボラ女に捧ぐ夏の「美肌キープ」対策。高級コスメより大切なことって?【医療従事者監修】

コクハク編集部
更新日:2025-08-15 08:00
投稿日:2025-08-15 08:00

2. 美肌を維持するためのポイントは?

「美肌を維持するために、必要なことってなんだと思う?」

「えーと…やっぱり、高い化粧品を使うとかサロンに通うこと…でしょうか?」

 えりのボスは、穏やかに言います。

「確かに、そういうことも美肌維持のためには大切よ。でも、紫外線対策をしっかりやって、日々のケアを積み重ねるだけでも、美肌を維持することはできるわ。

 たとえば、日焼け止めは塗るだけじゃダメ。適切な量をこまめに塗り直すことが基本よ。汗をかいて落ちたときだけじゃなく、2~3時間おきに塗り直すことを意識するのがおすすめ」

「えっ、私、汗をかいたときしか塗り直していませんでした…」

「その他にも、目から入った紫外線が体内でメラニン色素の生成を促進するといわれているわ。帽子やサングラス、日傘を活用してみるのもおすすめよ」

 ショウコさんは、えりのボスの話を真剣に聞いています。

「なるほど…。でも、小さい子どもがいるとひんぱんに日焼け止めを塗り直せなかったり、日傘をさせなかったりすることもあって…。もう少し手軽な方法はありませんか?」

「確かに、そういう状況もあるわよね。それなら、手軽な方法を紹介するわ」

3. もっと手軽に美肌維持をしたい人は?

 日焼け止めの塗り直しや日傘の活用が難しい人のために、おすすめの方法を2つ紹介します。

3-1.ビタミンを意識して摂る

 毎日の食事で、ビタミンCとビタミンEを意識して摂りましょう。ビタミンCはメラニン色素の生成を抑えてくれるため、既にできてしまったシミの改善効果が期待できます。ビタミンEは血行を促進し、ビタミンCの働きをサポートする成分だといわれていますよ。

 ビタミンCはキウイやブロッコリー、ビタミンEはアーモンドやアボカドに多く含まれています。

3-2.睡眠時間の確保

 美肌を維持するためには、睡眠時間を確保することが大切です。

 肌のターンオーバーは、寝ている間に最も活発になります。とくに、深い眠りに入ってからの最初の3時間は「肌のゴールデンタイム」ともいわれ、美白成分の吸収やダメージ修復が進む時間帯です。

 寝不足の状態や睡眠の質が悪いときに、美白ケアをしても効果が出にくくなります。寝る前のスマホの使用、カフェインやアルコールの摂取を控え、睡眠環境を整えることも美肌維持につながりますよ。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

ビューティー 新着一覧


物価高の今こそ「節約美容」を! プチプラでも満足度“1万円越え”のアイテム3つ【美容家厳選】
 長引く物価高の影響で、日々の美容にもこれまで以上に「コスパ」や「お得感」を求める声が高まっています。  節約しつつも...
性交痛がつらい…それって更年期のせいかも。医療関係者が教える“40代の悩み”対策は?
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
ツヤ肌メイクの“やりがち”NG3選。なんか脂っぽい…の原因はこれ! 成功するコツは?
 ツヤ肌メイクの、ちょうどいいツヤ感って意外と難しい…。やりすぎるとただのテカリに見えたり、毛穴が目立ったり。控えめすぎ...
日焼け対策、怠ってない? アウトドアガチ勢が実践すべき“美肌”を死守する3大ケア
 春と夏はポカポカと気持ちいい外の空気を吸いながら、アウトドアスポーツをしたくなる季節です。でも、「日焼けが気になる」と...
UV対策してる? 美容家が選ぶ春のおすすめ5選。大人の垢ぬけ顔にはこのチークが優勝!
 コクハク編集部では時短美容家の並木まきさん厳選アイテムを多く紹介してきました。  今回は、その中から選りすぐりのアイ...
毛穴にいい?「あの洗顔法」の真相を医師が解説。向いてる肌質もあるけれど…【美容のウソ・ホント】
 SNSやYouTubeにさまざまな情報が溢れている昨今。美容について発信するアカウントも多く存在し、なかには同じテーマ...
救急箱の中身、チェックしてる? 「いざ」の時に役立つ“常備薬”の選び方【薬剤師が解説】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
乳液なしは「老け顔」を加速する!? 40代は“プチこってり”がキーワード。美容家の厳選アイテム3つ
 40代も半ばを過ぎると、気になるのが顔の“老いた雰囲気”。過去の自分と比べてギャップにがっかりなんてことも。  今の...
「寝ながら運動」で美ボディになれるってマジか! 激しいダイエットなしで痩せるコツ【インストラクター監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
40代のツヤメイクは暑苦しさNG!2000円以下で買える「夏までヘビロテできる」優秀アイテム3選
 今年は春から日差しの強い日も多く、初夏のような陽気も増えています。というわけで、そろそろメイクも衣替え!  春から夏...
モテる以前にマナーだよ!「みっともない」認定されてしまう男性の特徴6つ
 ルッキズムに厳しい昨今、男性のルックスにだって難癖付けることはできません。でも…悲しいかな、どうしても「生理的に受け付...
「五月病」になるのは5月だけじゃない!イライラ、不眠、意欲減退…なりやすい人の特徴や放置のリスク
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
プチプラと侮るなかれ! 40代後半美容家がガチで使って惚れた神アイテム3点【2025春・スキンケア編】
 優秀アイテムがたくさんあるプチプラコスメ。ですが、40代以上の世代には「ちょっと物足りない…」アイテムもチラホラ。 ...
一晩に何度起きたら頻尿ですか?【医療従事者解説】頻尿のセルフチェック&トイレによる寝不足改善法
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
990円の“プチプラ化粧水”1本だけで10日間過ごしてみた。乳液&クリーム不使用で意外な結果が…
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...
「妊活を始めたものの、なかなか授からない…」《男性不妊》って知ってる? 意外と多い“精索静脈瘤”の話
「妊活を始めたけど、なかなか授からない…」そんなとき、多くの女性が婦人科に行く。でもちょっと待って。実は不妊の約半数は「...