高野洸は同郷の大スター“藤井フミヤ”を追いかけたい。実は過去2回の紅白出場、3度目を目指す目標とは

望月ふみ
更新日:2025-08-05 12:03
投稿日:2025-08-03 11:45

「3回目」の紅白歌合戦には自分の実力で!

――そこから、特に舞台では『刀剣乱舞』や『キングダム』などの、普段、舞台を観ない層でも知っている作品の真ん中に立たれてきました。『刀剣乱舞』では、2度目のNHK紅白歌合戦の舞台にも立ちました(1度目は「ようかい体操第一」)。あのパフォーマンス、すごく覚えています。反響はありましたか?

 すごかったです。今おっしゃっていただいたように、「2回目だね。すごいね」と思ってくださる方もたくさんいて、そういう声は本当にありがたいなと思いますし、運がいいなと思います。

 両方とも話題の作品に出させてもらっていたので、自分は運よく出られたと思います。でもだからこそ、3回目は自分自身の実力で出られたらなと思います。

戦争がテーマの舞台で考えたこと

――この夏は、舞台『WAR BRIDE -アメリカと日本の架け橋 桂子・ハーン-』に立ちます。“戦争花嫁”が題材になっていますが、この言葉やそのことを知っていましたか?

 知らなかったです。今回、この作品のモデルになった桂子さんのドキュメンタリー映画を観させていただいたことで、当時の状況などを知りました。

 なるべく平和でありたいと願うがゆえに、触れると悲しい気持ちになってしまうこともあって、正直、どうしても戦争とかって、言葉も避けてしまいがちでした。こうして向き合わせてもらえるのは、とてもありがたいことで、自分も進化しながらみなさんに伝えていける役目として、当時の状況を、自分にしっかり馴染ませて思い浮かべて演じていけたらと思っています。

――ご自身のご家族や身近な方から、戦争のお話を聞かれたことは。

 世代としては曾お祖母ちゃんとかが戦争を体験していると思うのですが、親戚がそういった会話をし出しただけで、耳をふさいでしまうようなところが、小学校低学年くらいまではありました。今からするとありえないことがたくさん起こっていたんですよね。

 でもこうして当時のことを言葉でつないで話してくださるのは本当に貴重ですし、僕も語り継ぐ立場になるので、今は、しっかりと学んでいきたいという気持ちです。

望月ふみ
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70年代生まれのライター(ときどき撮影)。映画やドラマ、タレント本などのエンタメ関連記事を執筆。現在はインタビューが中心で、月に20本ほど取材。ねこ検定上級、2級愛玩動物飼養管理士取得と愛猫家街道をばく進中。

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