更新日:2025-08-01 11:45
投稿日:2025-08-01 11:45
常連客とワンナイト
客との恋愛は御法度。だが、当時、妻との関係が冷えていた拓海さんは、ある常連女性からの「一度だけでいいから」という言葉に流されてしまった。
「一夜限りと思ったんです。でも彼女はその後も頻繁に来店するようになって…カウンター三席、ボックス五名席の小さな店です。常連の中には二人の空気を察して、『奥さんにバレたらヤバいよ』って忠告してくれた友人もいました」
以降、二人きりになるのは避け、「体調を崩して通院中」などと伝えて距離を置いたそうだ。これ以上深みにはまれば、ストーカー化しかねない。妻と冷え切っているとはいえ、拓海さんには守るべき家庭があった。
だが、噂は静かに、確実に広がっていた。
妻がナイフを持って…
「妻は元々、店の常連で、共通の友人も多いんです。きっと誰かが告げ口したんでしょう。ある日、開店前にひとりでグラスを磨いていたら、突然、妻が現れたんです。
――あなた、私に隠し事しているでしょ?
――えっ、急にどうしたんだよ?
問い詰められて、僕は心当たりを探りました。そして、こう言われたんです。
――不倫したんでしょ。知ってるわよ!」
次の瞬間、妻の手に握られていたのは、鋭く光るナイフだった。
「ナイフの先端が、照明を反射してキラッと光ったんです。鬼のような形相で『絶対に許さない!』と叫びながら、妻がナイフを突きつけて突進してきて……」
関連記事
ラブ 新着一覧
世田谷乃たらこと申します。30歳でフリーランス(とは名ばかりのフリーター寄り)ですが、この度婚活を始めることにしました...
情熱的な恋愛を経て結婚したはずの夫。結婚生活が長くなり「気づけば嫌いになっていた」なんて人も多いのではないでしょうか。...
子どもが成長してきて、上の子はすでに自室で寝るようになり、そろそろ下の子も「ベッドが欲しい」と言い出すようになりました...
年下彼氏と交際中のアラサー・アラフォーは、体力の差に驚くこともある様子。中には「好きだけどついていけない…」と悩みにな...
現在、3組に1組が離婚するといわれている日本。離婚を切り出すのは妻からのほうが圧倒的に多いのだとか。そこで今回は、妻た...
あなたの家庭では、LINEでどんな会話が繰り広げられていますか? 夫婦のLINEは2人だけにしかわからない世界観が確立...
「冷酷と激情のあいだvol.255〜女性編〜」では、外回りの仕事をする夫・ユキノリさん(仮名)の暑さ対策への出費に悩む、...
男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
東京・永田町。大企業のビジネスマンから議員関係、有名大学の学生まで大勢の人が行き交う。「私にとってはローマ(笑)。全て...
世の中が不倫の話題で持ちきりだ。2024年に実施された調査によると、既婚男性の約2人に1人、既婚女性の約3人に1人が婚...
海外を1人で旅行する女性が増えています。留学やワーキングホリデーなど、長期滞在する機会もあり、そうすると外国人男性と恋...
いまやマッチングアプリやSNSでの出会いは当たり前。でも、相手の背景が見えにくいぶん、隠された真実に後から気づくケース...
夫に対して「ほんと、この人もう無理!」とイラッとした経験はありませんか? 今回は性格に難がありすぎるダメダメ夫たちから...
ストーカーによるトラブルが、たびたびニュースになる。「自分には関係ない」とは大間違い。思いがけずトラブルに巻き込まれる...
婚活に励んでいる女性は必見! 婚活中に後悔&ドン引きした女性たちの話を集めてみました。失敗やトラブルを回避するために、...
今やカップルの4組に1組がマッチングアプリで出会う時代。気軽に恋人探しができる一方で、「本当に信じていい人か?」と疑い...