見事な“おばさん体型”にショック! 食事は1日3食か、1食か…正解はどっちなの?

小林久乃 コラムニスト・編集者
更新日:2025-08-20 11:45
投稿日:2025-08-20 11:45
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まった老化現象についてありのままに綴ります。第42話は「一日三食議論」。

写真撮影に焦る

 私、自他共に認めるポチャ体型である。現代風に表現するのなら、わがままボディというのか。元々、劇的に細くなった経験はなく、なんとなくふわふわした体型のまま大人となった。趣味はダイエット、特技はリバウンドである。もう今さら痩せることも面倒だし、自信も無くなったし、誰に見せるわけでもない体なのだから、このままでいいやと思っていた。好きなものを食べて生きたい。

【こちらもどうぞ】おばさんが目撃した「奇妙な痴漢」。若い女性を守るため、どうするのが正解だった?

 が、仕事上そうも行かなくなった。数年前に上梓した『ベスト・オブ・平成ドラマ!』(青春出版社刊)を皮切りにして、一気にラジオ番組への出演が増えるようになった。おかげさまで出身地の静岡県のFM局では、準レギュラー番組もある。ラジオトークは楽しく、紙媒体などでは味わうことのできなかった、リスナーとのコミュニケーションを楽しんでいる。

 ラジオだし、姿形は見えないものだと思っていたけれど、完全なる油断だった。現代のラジオにはハガキ職人なんぞおらず、メールやSNSでメッセージが届く。放送中もリスナーがXでハッシュタグを通してずっと反応をしてくれる。その声に届くように番組も放送中はスタッフがポストを続ける。電波とSNSは一体だ。そして放送中もパーソナリティーらの写真を撮り続けて、アップしていく。放送が終われば記念撮影は必須で、これもSNSに流れていく。つまり私の写真もバッシャバシャ撮られて、ありとあらゆる人たちの目に触れている。

(…まずい)

 SNSにアップされる自分の写真を見るたび、見事なおばさん体型ぶりに落ち込む。同時に今までどこかに忘れ去っていた「痩せよう」といった意識がよみがえってきた。近々、生放送の出演もあるし、遅ればせながらダイエット夏の陣、開始。まずは食事面の見直しだ。酒を抜き、カロリーの高いものを控えて、バランス良く、が基本だ。これがとてつもなく難しいのだけれど。

小林久乃
記事一覧
コラムニスト・編集者
出版社勤務後、独立。2019年「結婚してもしなくてもうるわしきかな人生」にてデビュー。最新刊はドラマオタクの知識を活かした「ベスト・オブ・平成ドラマ!」(青春出版社刊)。現在はエッセイ、コラムの執筆、各メディアの構成と編集、プロモーション業が主な仕事。正々堂々の独身。最新情報は公式HP

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


「38歳です」→マチアプ男「あーwww結構いってる」って感じ悪っ! 縁切り不可避LINE3選
 自分のLINEを読んで相手がどう捉えるか、どんな気持ちになるかまで考えられない人や、わざとトゲのある言い方をしたがる人...
「無能の鷹」の菜々緒もビックリ? 一丁前に仕事ができる風に見えるLINE3選
 どう見てもキャリアウーマンに見えるのに、衝撃的に無能な新入社員の日々を描いたドラマ「無能の鷹」が話題になりました。 ...
「おじたちから評判いいよ」で得た自分の価値。パパ活女子の末路は惨め一直線なの?
 恵比寿のエステサロンで働いている晴乃は、同い年のお客様である港区女子のまひなから誘われ、ギャラ飲みに参加する。気乗りは...
「ギャラ飲み」初体験女子が港区で受けた洗礼。富裕層おじがニヤつくワケは…
 恵比寿のエステサロンで働いている晴乃。お客様の中でも港区女子のまひなは、同い年の晴乃を見下し顎でこき使う。1カ月の食費...
モブキャラ自認の23歳が「パパ活」に落ちるまで。50万円のヴァンクリに「興味ない」は言い訳?
「倉持様、こちらでお待ちいただけますか」  恵比寿から徒歩5分。山手通り沿いのビルにある美容整体サロン。受付の山本...
ママ友界隈の事件簿10連発。キャベツ枕、ゴミ屋敷、NO予防接種の自然派ママまで…今日も激ヤバ!
 子供がいると避けて通れないのが、ママ友とのお付き合い! 気が合えばいいですが「付き合うのが面倒」と思うママ友もいるでし...
人生64年ずっと実家暮らしですが何か? 介護に看取り…「子ども部屋おじいさん」が至った境地
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(64)。多忙な現役時代を経て、56歳...
プロフの名前が『(^^)』に不信感! LINEから滲み出る信用できない人の特徴3つ
 信用できない相手と仲を深めようとする人は、まずいないでしょう。むしろ警戒心が芽生え、距離を置こうとするはずです。あなた...
「スパッツ」も古いの!? 今すぐアップデートしたいファッション用語8選
 ファッション業界の移り変わりは、とても早いですよね。同じアイテムでも、気が付けば呼び名が変わっていることも…。とくに4...
腐女子歓喜! BLさながらのイチャイチャ“たまたま”に胸キュン♡
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
年末の定番「シクラメンって古くない?」その感覚こそ古すぎる!進化系続々、安価・高価な株の違いは…
 今年も順当に(?)曖昧な秋が過ぎていきなりの冬になったかと思うと、残すところ1カ月を切り、お歳暮シーズン真っ只中。ただ...
職場Gに送った激ヤバ誤爆LINE8選。「先生、夜勤ズル休みしたから会えそう♡」で全部バレちゃった
 職場のグループLINEは、仕事を円滑に進めるために、今や欠かせないものでしょう。でも、あろうことかそんな職場LINEに...
自治体支給の「更年期バッジ」が欲しい!子無し、未婚の中年勢にちょいと冷たくないか
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
天童よしみ似“銀座おばば”の人生訓。頑固オヤジたちとの付き合い方&「商店会の街路灯」が示すもの
 本コラムは、地元の“幽霊商店会”から「相談がある」と言われ、再始動の先導役を担う会長職を拝命することになったバツイチ女...
一人暮らし初心者必見! 快適生活のために最初に備えるべき「最低限度の必需品」
 はじめての一人暮らし。春の引越しに向けて、早めに家具の購入や引越し準備をはじめる人も多いですよね。  今回は一人暮ら...
【噂の現場】疲れた40代女、自腹で下北沢の「無目的室Morph inn」で“無”になれるか試してみたら…
 11月末のある晩、フジテレビのニュース番組を見ていたら、堤礼実アナの美しい顔がドアップで映し出され、「強制的に『無』に...