カズレーザー、山里亮太…芸人はなぜモテる? 業界人が分析する「メロい」現象が起こりやすい納得の理由

帽子田 芸人、ライター
更新日:2025-08-15 11:45
投稿日:2025-08-15 11:45

メロつく理由その【2】異常なほど気が遣える

 俳優やアイドルに比べてビジュアルが劣る芸人がモテる理由の一つに「異常なほどに気が遣える」という点は見逃せない。

 芸人には異常に気を遣える人が多い(もちろん例外はいるが)。いまだに芸人世界は上下がきちんとしており、舞台上はもちろん飲み会などでも空気が読めなければ淘汰される。日々気を遣う、空気を読むということをかなり強いられるので、芸歴を重ねるとどんどん身についていくのだろう。

 僕も元来全く気がきかない方だが、先輩たちにかなり教えてもらって、今では人並みくらいには気を配れるようになったと思う。ただ僕は悲しいことに全然モテておらず、気だけ遣えるようになった。例外である。

 売れている人は「人並み外れて」気配りが上手で、売れている先輩ほど飲み会では空のグラスを気にして注文してくれたり、話に混ざれない人がいたら話題をうまく回して皆が話やすくしてくれる。その手腕に何度も惚れ惚れしたこともある。

 きっとどの世界にも上下関係や空気を読む必要性はあると思うが、芸人はダントツで求められる。それはライブなどの平場は空気を読んでみんなで協力して作り上げるものなので、アドリブがきかなかったり一瞬で適切なことを言えない芸人は生き残れないからだ。

 売れている人は異常に空気を読んだり適切なコメントを差し込むことに長けているので、モテないはずがない。女性が言って欲しいセリフを余裕で提供し、メロつかせるのだろう。

 あと前部分で考察した要素にも通じるが、ガサツなイメージがある芸人が繊細な気遣いもできるということはアピールにもなると思う。

帽子田
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別名義では芸人として活動。一時期は年100本以上のライブに出演、ライブ主催の経験もアリ。一応現役の芸人ではあるが、ただのお笑い、バラエティ番組ファンでもあります。

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