福山雅治は「不適切会合」参加を即座に謝罪し騒ぎを最小限に抑えた 中居問題のトバッチリのようなもの

更新日:2025-08-28 17:03
投稿日:2025-08-28 17:00

【芸能界クロスロード】

 フジテレビと中居正広の一連の問題を審議していた第三者委員会から「不適切な会合」と認定された懇親会。新たに福山雅治が参加していたことを所属事務所が発表した。時期は2005年ごろから年に1、2回、フジの元専務・大多亮氏主催の会合でのことだ。女子アナが多く参加していたこの会で福山は下ネタ発言していたことを指摘され書面で認めた。先週発売の「女性セブン」誌上では「深く反省しております」と謝罪と経緯を説明した。

 福山の対応は最近の社会状況を鑑みれば的確な判断だろう。真偽不明の話がネットで独り歩きする時代。沈黙は逆に大きなダメージを受ける可能性もある。特に中居の性加害事件はいまだに関心が高く、ちょっとしたことでもネットでネガティブな話として拡散する。その前に自ら事情説明するのは賢明な選択だが、福山側の事情も垣間見られる。

 9月12日に福山主演の映画「ブラック・ショーマン」が公開される。宣伝のスケジュールも組まれているはず。製作したフジへの番組出演。ファンと直接、顔を合わせる舞台挨拶。連日、宣伝活動が続く。その前にガス抜きしておく必要があった。もし、懇親会の件をスルーすれば、ネット報道は過熱していた可能性もあり、宣伝どころではなくなる。

 永野芽郁と田中圭の不倫報道直後にも主演映画「かくかくしかじか」の舞台挨拶があった。出席も危ぶまれたが、永野はメディアを入れずに行った。混乱を避ける意図だが、「逃げた」との見方が大方を占めた。

 先人から学ぶのがスキャンダル対策の基本。福山は事前に謝罪。騒ぎを最小限に抑え、宣伝活動に備えた。

 そもそも20年も前の話である。今よりも「セクハラ・パワハラ」が緩い時代だ。

 俳優や歌手を交えたお酒の入る懇親会は半ば無礼講。セクハラ・パワハラは少なからずあった。

 映画関係者らとの懇親会で、ある俳優が横に座った女性記者のおしぼりを折り紙でも折るように男性自身の形にしてそっと置いた。やがて女性が手にした瞬間、「いやー」と悲鳴を上げた。それを見て我々、男性陣は大笑い。女性もあまりのリアルさに「お上手ですね」と感心していた。今なら完全にアウト。

 福山の下ネタも独身時代の話。ラジオでお馴染みだったとはいえ、下ネタを嫌う女子はいる。当然、その場では不快な思いになった人もいたと思うが、委員会から昔の話を聞かれ、福山に対し「不快だった」と強く言ったのだろうか? 彼女たちが怒りの矛先を向ける相手は福山ではなく、「女子アナは上質なキャバ嬢」と強制的に集めた大多氏のほうにある。

 フジと福山の間の懇親会は、平たく言えば接待だ。一般社会でも行われている接待は、取引先との潤滑な関係を継続するのが目的。テレビ局が人気俳優を接待するのは「お礼と、今後の付き合いもよろしく」との意味合いも含まれている。

 逆に新人を売り出したい事務所が番組の担当者を接待するケースもある。個室のある店を利用するのが大半だが、クラブなど女性のいる店に行くこともある。ただ、顔が知られている俳優はクラブを嫌う人もいる。大多氏は女子アナをホステス代わりにした。ここが一番の問題点だ。接待された福山にハラスメント行為はなく、リップサービスで下ネタを話したのだろう。今頃になって20年前の下ネタ発言を蒸し返される。昔「立ちションしていた」ことを告発されたようなもの。福山も中居問題のトバッチリのようなものである。

(二田一比古/ジャーナリスト)

エンタメ 新着一覧


夫婦水入らずの何気ないシーンが描いたもの。爆速で進む物語、子どもたちは誰が誰やら…
 8年にも及ぶ「原爆裁判」を終えた寅子(伊藤沙莉)たち。竹中(高橋努)は渾身の記事を書き、よね(土居志央梨)と轟(戸塚純...
桧山珠美 2024-09-12 16:53 エンタメ
岡田将生「ラストマイル」沼にハマる人続出!「虎に翼」との共通項も考察
この投稿をInstagramで見る 映画『ラストマイル』公式【大ヒット上映中】(@...
【写真特集】若っ!金髪姿の岡田将生。浴衣、くるんくるんパーマヘアも…
【この写真の本文に戻る⇒】岡田将生「ラストマイル」沼にハマる人続出!「虎に翼」との共通項も考察
朝ドラ史上、いやテレビ史上に残る名判決シーン。「政治の貧困」の言葉が胸に突き刺さる
 昭和38年6月、桂場(松山ケンイチ)は最高裁判事のひとりに任命される。  竹もとで修業に励む梅子(平岩紙)、そし...
桧山珠美 2024-09-07 06:00 エンタメ
夕飯のカレーで描いた星家の“遠慮のない家族”への変化。入山法子の名場面を振り返り
 昭和37年1月、「原爆裁判」の原告のひとり、吉田ミキ(入山法子)が法廷に立つことを承諾。広島から上京してきたミキを、原...
桧山珠美 2024-09-05 17:30 エンタメ
虎に翼の脚本は朝ドラ特有の“中だるみ”なし!塚地出演「あさイチ」との連携プレイにも救われた
 昭和34年、優未(毎田暖乃)は高校1年生に。直明(三山凌輝)と玲美(菊池和澄)の間に子供が産まれ、猪爪家はますますにぎ...
桧山珠美 2024-09-02 17:30 エンタメ
東出昌大“狩猟系イケメン”面目躍如。通り過ぎていった女性たちは何を思う
 期待に応える男、東出昌大(36)がまたまたやってくれました。今度は“デキ婚”ですって。いつかやってくれるだろうとは思っ...
第110回感動のラストシーン! 余貴美子演じる百合さんの“ある台詞”がとっても可愛かった
 寅子(伊藤沙莉)たちとの同居がつらいと本心を語り、家を出ようとするのどか(尾碕真花)。そんな彼女に、優未(毎田暖乃)は...
桧山珠美 2024-08-31 06:00 エンタメ
【写真特集】10年前の初々しい東出昌大。オールバック、ナチュラル、横流し…髪型3変化
【この写真の本文に戻る⇒】杏との離婚から4年、東出昌大“デキ再婚”で話題の養育費問題。子のために前妻が即やるべき事【弁護...
虎に翼108回目でお見事だった2つのシーン。世の中の“普通人”の理不尽な思いを代弁させた
 稲垣(松川尚瑠輝)と小橋(名村辰)にも手伝ってもらい、裁判所で中学生向けの法律の勉強会を開いた寅子(伊藤沙莉)。だが話...
桧山珠美 2024-08-28 17:15 エンタメ
松本人志はいまや「憧れの芸人」ではない。若手芸人が話す3つの理由
「生きるお笑い界の伝説」ことダウンタウン松本。還暦を迎えた今も大人気の冠番組を複数抱え、お笑い界で最も大きな発言権を誇る...
帽子田 2024-08-28 09:38 エンタメ
なんて賢い子!“星家イチのオトナ”が優未だった件。27日あさイチに“料理男子”井上祐貴が降臨
 寅子(伊藤沙莉)と優未(毎田暖乃)は星家で暮らし始めるが、航一(岡田将生)の長男・朋一(井上祐貴)、長女・のどか(尾碕...
桧山珠美 2024-08-26 17:35 エンタメ
木戸大聖が世間に見つかってしまった!月9「海のはじまり」スピンオフでファン急増中
 めめ(目黒蓮)の体調不良が心配でなりません。現在、フジテレビ系月9「海のはじまり」に主演していますが、Snow Man...
平手友梨奈がHYBEと契約終了、2度目の退所で訪れる転機。神童が“本物”に返り咲く日
 平手友梨奈(23)が今月8日、韓国の大手芸能事務所「HYBE」日本本社のレーベル「NAECO」との専属契約を終了した。...
こじらぶ 2024-08-24 06:00 エンタメ
寅子の「心が躍るような」結婚式。放送残り1カ月ちょっと、NHKにスピンオフで描いてほしいこと
 お互いそれぞれの名字を名乗ったうえで、「夫婦のようなもの」になることを決めた寅子(伊藤沙莉)と航一(岡田将生)。猪爪家...
桧山珠美 2024-08-24 06:00 エンタメ
なぜ田中みな実は「いらん一言」を放つのか。女優ヅラ発言の真意を考察
 放送中のドラマ『ギークス〜警察署の変人たち〜』(フジテレビ系)にて、3人の主要キャラのうちの1人に抜擢されている田中み...
堺屋大地 2024-08-23 06:00 エンタメ