女性の“性”は「下ネタ」なのか? タブー視する社会に言いたい、語り合うことで生まれる安心感

豆木メイ フリーライター
更新日:2025-09-30 11:45
投稿日:2025-09-30 11:45

男性のリアクションに見えるギャップ

 一対一の会話でもSNSでも、男性の反応には大きな差があります。純粋に「なるほど」「知らなかった」と関心を寄せてくれる人もいれば、どうしても下心をにじませてしまう人もいる。

 こちらが真剣に語っても「性的な目」で見られてしまう瞬間があると、やはり壁を感じます。そうなるとこちらも心をシャットダウンし、踏み込んだ会話には広がりません。

 結局、“下ネタ”レベルの話で止まってしまうのです。

共有した瞬間に生まれる“親密さ”

 とはいえ、女性の性について自分の体験や考えを開示すると、相手との関係がぐっと近づく感覚があります。

 普段なら遠慮して触れられない話題だからこそ、「こんな話をしていいんだ」と安心感を持ってもらえるのかもしれません。

 言いにくい話題を共有することが、信頼関係を深めるきっかけになるのかな、と感じます。

 性を自然に語れる社会に少しずつ近づいているのは確かですが、“下心抜き”で受け止められるまでには、もう少し時間がかかりそうです。

 それでも、共感してくれる女性が増えてきているのも事実。日常の会話でこうしたテーマを当たり前に話せる未来を願いつつ、発信を続けていきたいと思います。

豆木メイ
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フリーライター
アラフォー2児の母。2人目の子供を出産後からセックスレスになる。各SNSでセックスレスのつらさについて発信したところ多くの方から反響をいただく。5年後離婚するために経済的自立を目指して奮闘中。趣味は飲酒。
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