カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

更新日:2025-10-03 17:03
投稿日:2025-10-03 17:00

【続・あの有名人の意外な学歴 】#1

 カズレーザー&二階堂ふみ

  ◇  ◇  ◇

「現在、芸能界の高学歴カップルといえば、この2人」と制作会社ディレクターが挙げるのは8月10日に結婚を発表したカズレーザー(41)と二階堂ふみ(31)。カズレーザーは同志社、二階堂は慶応と東西トップランクの私大に在学していた。報告からすでに2カ月近くがたつが、「いまだに信じられない」と同ディレクター。「バイセクシュアルを公言するカズレーザーが結婚するはずがない」と勝手に思い込んでいた。

 埼玉県加須市出身のカズレーザーは地元の公立小学校・中学校を経て、県立熊谷高校に進んだ。県内屈指の男子進学校だが、受験勉強はほとんどせず、入試直前に一夜漬けで準備。地頭が飛び抜けて良かったのだろう。

 熊谷高校では相当、変わった生徒だった。トレードマークとなっている全身真っ赤ないでたちはこの頃から始まった。赤い服に身を包んだ主人公が活躍する漫画「コブラ」(寺沢武一作)のファンだった。「自由と自治」を掲げる同校には制服はない。コブラのコスプレで通学し、同級生たちからレッドと呼ばれた。このあだ名を本人はけっこう気に入っていたようだ。

 同志社大の喜劇研究会でフルハウスというコンビを組んだ1年後輩の東ブクロ(現「さらば青春の光」)もカズレーザーからレッドさんと呼ぶように命じられている。

 大学の第1志望は筑波大。寄生虫の研究をしたかったという。もし合格していたら、皇位継承順位2位で同大1年の悠仁さまの先輩になっていたが、それはかなわなかった。受験勉強にとりかかったのは高3になってから。出遅れが響いた。どうしても埼玉県から出たかったカズレーザーはすべり止めで受けた同志社大商学部に入学することになった。在学中はサークル活動と並行して就職活動も人並みに行い、大手銀行の内定を得たが、「働きたくない」という理由で辞退した。

 一方、地元・那覇市の公立中学在学中に女優活動を始めた二階堂ふみは高校進学の際に上京。都立では中堅の八潮高校に入学した。大学進学を希望していたが、大河出演など高3になると映画やドラマの仕事が次々に入り、受験勉強どころではなくなる。現役での受験は見送らざるをえなかった。翌年は撮影の合間に猛勉強。AO入試で慶応大総合政策学部に合格した。「AO入試といえども慶応は非常にハードルが高い」と話すのは個別指導塾の幹部だ。

 5年前、高校ナンバーワン投手と目された中京大付属中京高校の高橋宏斗が慶応のAO入試に挑戦。合格できず急きょ、プロ志望届を提出。すべり込みでドラフトにかかり中日に入団した。「片手間の準備で受かるのは不可能に近い」(同)という。

 だが、二階堂もせっかく入学しながら「卒業できたかは確認できていない」と芸能記者。その後、朝の連ドラのヒロイン役など多忙をきわめ、在学できる上限の8年はとうに過ぎた。ともかく、カズレーザーと幸せな家庭を築いてほしい。

(田中幾太郎/ジャーナリスト)

エンタメ 新着一覧


タナケン(生瀬勝久)の決め言葉、「どうだろうね」に込められた真意
 スズ子(趣里)は、不安を抱えたまま喜劇王・タナケン(生瀬勝久)との舞台稽古を続けていた。  なんとかしようと、ス...
桧山珠美 2024-01-22 15:16 エンタメ
ブギウギ新章、タナケン役生瀬勝久の“顔芸”と「3枚の張り紙」が見もの
 小夜(富田望生)が付き人をやめると言って姿を消してから3カ月、愛助(水上恒司)は大学を卒業し、村山興業で働き始める。 ...
桧山珠美 2024-01-17 15:49 エンタメ
5年ぶり「おっさんずラブ」にコレジャナイ感?それでもいいと思うところ
 あの「おっさんずラブ」が5年ぶりに帰ってきました。2018年4月期にスタートした同作は、ピュア過ぎるおっさんたちの恋愛...
小夜(富田望生)の食い意地は国境を越えた!愛か、餌付けされただけか
 復学した愛助(水上恒司)は、スズ子の公演に触発され、いっそう勉学に励んでいた。  そして、公演が再開して以来、ス...
桧山珠美 2024-01-12 16:05 エンタメ
任侠ドラマ出演の高岡蒼佑様…小栗旬&芸能界批判に“かわいいチワワ”か!
 アウトローな役柄などで人気を博していた元俳優の高岡蒼佑。役者引退宣言をしていたものの、今年2月にリリースされる任侠ドラ...
堺屋大地 2024-01-11 06:00 エンタメ
朝ドラ名物の闇市、小夜の食い意地はタダモノじゃねえ!
 戦争が終わって3カ月、世の中の混乱は続き、スズ子(趣里)たちは未だ公演ができずにいた。  愛助(水上恒司)の病状...
桧山珠美 2024-01-09 14:50 エンタメ
歯に衣着せぬ小夜のキャラを生かしたブギウギ流「玉音放送」シーン
 終戦の日。スズ子(趣里)たちは巡業先の富山で玉音放送を聞く。りつ子(菊地凛子)は慰問先の鹿児島で敗戦を知る。  ...
桧山珠美 2024-01-08 15:50 エンタメ
原作は4コマ漫画! 名作“ぎぼむす”のイケメントリオを味わい尽くそう
 新年あけましておめでとうございます。  例年であれば、大晦日は「ジャニーズカウントダウンライブ」で年越しするので...
特攻隊の前で「別れのブルース」、過去の“淡谷のり子物語”と異なる描き方
 1945年、日本の戦況はますます悪くなっていた。富山に慰問に来ているスズ子(趣里)は、女中の静枝(曽我廼家いろは)の話...
桧山珠美 2024-01-05 14:00 エンタメ
制作費の都合?「夜来香ラプソディ」音楽会シーンなしは残念すぎる
 上海の羽鳥善一(草彅剛)は、音楽会の準備を進めていた。羽鳥は、黎錦光(浩歌)が作曲した「夜来香」にブギを取り入れた音楽...
桧山珠美 2024-01-04 17:50 エンタメ
【2023年人気記事】マッチ様は逃げ上手と無責任のプロだった
【「残念プロフェッショナル」の流儀】  2023年も「コクハク」をご覧いただき、誠にありがとうございました。反響の大き...
堺屋大地 2024-01-02 11:44 エンタメ
辻希美&杉浦太陽はニベアのCM…仲良しラブラブ芸能人夫婦はお金を生む
 元モーニング娘。のなかで1番の勝ち組は、やっぱり辻ちゃん(辻希美)でしょう。  先日も元モー娘。の中澤裕子、保田...
スズ子と愛助の無償の愛、平和ボケの今とは違って生きるも愛するも命がけ
 東京に戻ったスズ子(趣里)は、空襲で一面ががれきになっている惨状を目の当たりにする。  スズ子が三鷹の家に戻ると...
桧山珠美 2023-12-28 14:10 エンタメ
東京大空襲、愛し合うスズ子と愛助の運命は…金曜放送回を前におさらい
 トミ(小雪)の許しが出て、山下(近藤芳正)が正式に楽団のマネージャーとして加わることになった。  スズ子(趣里)...
桧山珠美 2023-12-27 17:40 エンタメ
コワモテ黒田の起用は大正解! スズ子派に寝返り、顔芸と手振りが秀逸
 結核が再発した愛助(水上恒司)の看病を、三鷹の家で続けることになったスズ子(趣里)は、日々愛助のために身を尽くしていた...
桧山珠美 2023-12-26 15:50 エンタメ