「ばけばけ」は“聖地巡礼”したくなる朝ドラの予感。実際にある島根県・八重垣神社の“恋占い”してみたい!

桧山珠美 TVコラムニスト
更新日:2025-10-04 10:42
投稿日:2025-10-04 10:42

第1週「ブシムスメ、ウラメシ。」#5

 明治19年。トキ(髙石あかり)は、借金を返すために親戚の雨清水傳(堤真一)が経営する機織り工場で働いていた。しかし、膨大な借金の前に生きてくのがやっとなトキと松野家。

 そこに、借金取り・森山(岩谷健司)が「トキを遊郭にやって借金を返せ」と現れる。トキは借金返済のため、働き手となる婿をとることを提案する。同僚のチヨ(倉沢杏菜)、せん(安達木乃)とまずは有名な恋占いをすることになるのだが。

【こちらもどうぞ】「ばけばけ」しめこ汁に“朝から残酷”の声もあるけど…ピーターラビットの話を思い出す

【本日のツボ】

八重垣神社の縁結び占い

 ※※以下、ネタバレあります※※

 あっという間に18歳。トキ、大きくなりました。名演技で楽しませてくれた子役のトキちゃん(福地美晴)とのお別れは少々寂しくもありますが…。朝ドラ名物“転生”マジックで、またどこかで会えると信じて。

 松野家が背負った莫大な借金はまだまだ返済できそうになく、橋の向こうのオンボロ長屋に移り住んでいた松野家。トキは遠い親戚の雨清水傳が経営する機織り工場で女工として働いていました。

 親戚といっても借金の肩代わりをして貰える関係ではなく、せいぜいカステラのお裾分けを貰うのが関の山。

 そのカステラを大切そうにちょっとずつちぎって口に入れる母・フミ(池脇千鶴)。カステラを食べるのは初めてだそうで、その幸せそうな顔に、父・司之介(岡部たかし)がカステラ奪って食べようとする気持ちもわかります。

桧山珠美
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TVコラムニスト
大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」、日刊ゲンダイ「あれもこれも言わせて」などで連載中。

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