子どもを思うほど胸が痛い…ひとり親家庭が抱える“見えない苦労”。差別や偏見とどう向き合う?

コクハク編集部
更新日:2025-10-09 08:00
投稿日:2025-10-09 08:00

周囲との関係における苦労

1. 賃貸が借りにくい

「20代のころに離婚して母子家庭になったのですが、賃貸の審査に通りにくくて困ったことがありました。支払い能力が証明しにくかったんです。

 当時は遠方暮らしで疎遠だった両親に頼み、保証人になってもらうことでどうにか入居。小さい子どもを抱えて住むところに困るというのは、メンタルもかなり追い込まれました」(34歳・販売)

2. 差別や偏見を受けやすい

「ひとり親家庭=問題がある家庭というイメージが強いのか、たまに差別や偏見を感じます。

 子どもの三者面談で『おひとりなので目が足りないせいかと思うのですが~』『おひとりの家庭だとよくあるのですが~』など、何かにつけ原因がひとり親にされがちだったり。

 子どももこの嫌な感覚を味わっているのかと思うと本当に苦しいです」(34歳・事務)

3. 行事に参加しにくい

「ひとり親家庭は学校や地域の行事に参加しにくいですね。

 ひとり親家庭のコミュニティに所属し、定期的に情報交換をしているのですが、母子家庭のお母さん方が『力仕事が多い行事に参加しにくい』と言っているのをよく聞きます。

 うちは父子家庭ですが、PTA行事などはまだまだ母親が参加する家庭が多いため、居心地が悪く感じることはあります」(48歳・人事)

周囲を頼って

 様々な理由から、苦しい境遇に立たされがちなひとり親家庭。親も子どもも周囲の人のサポートが大事になるようです。

 ひとりで抱え込みすぎず、苦しい時は周囲を頼ってみてください。

(ライターKK)

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