親の介護、孤独死のニュースで実感…私が40代で「終活」を始めたリアルなきっかけ

コクハク編集部
更新日:2025-10-13 08:00
投稿日:2025-10-13 08:00

「終活」というキーワードを聞いて、何歳から始めるものだと思いますか? 実は近年、特に健康に問題がなかったり、若年層であったりしても、終活を始める人が増えています。今回は40代での終活をおこなっている人の体験談を紹介します。

【読まれています】45歳、いつになれば楽になる? 自由に生きてるはずの私が、定食屋の秋刀魚で涙を滲ませた理由

40代で終活をはじめたきっかけは?

1. ドラマに影響された

「2025年に放送されていたTVドラマ『ひとりで死にたい』(NHK)を観て、終活について考え始めました。綾瀬はるかさんが演じていた主人公は、35歳で一人暮らしの独身女性。

 自分と重なるところが多く、原作の漫画も読み、少しずつ身の回りを整理しておきたいと思うように。

 終活の準備をすることで、万が一のことがあっても大丈夫という安心感が生まれ、現在を穏やかに生きられるようになったらいいなと思っています」(41歳・営業)

2. 孤独死のニュースを見て怖くなった

「ニュースで老人の孤独死のニュースを見て、もしも自分だったら…と想像したら怖くなり、心を安らかにする意味で終活に手をつけました。

 万が一亡くなったとき何カ月も発見してもらえないのは嫌だな、お世話になった親のお墓が朽ち果てていくのは嫌だな…そういう『これは嫌だな』を回避するためでしたね」(47歳・プログラマー)

3. 親の介護が始まったタイミング

「これまで元気だった母親の介護が始まったことで、次は自分の番だと感じたのがきっかけです。人は少しずつ老い衰えていくものだという、当たり前の現実を認識して。

 幸い私の両親は蓄えもあり、資金の心配はありませんでしたが、私の場合はどうだろう? 離婚して単身者、不景気を考えれば貯蓄も万全とは言い難いかも? など、自分自身の人生の閉じ方について、不安がたくさん浮かぶようになり、終活へと移行しました」(44歳・イラストレーター)

4. 健康に不安があった

「健康診断で再検査が重なり、自分の将来を案じるようになりました。

 年齢的に身体にガタが出てくるのはある程度仕方がないですが、少しずつ体力が落ちて、できることが減ってくると思ったので、対策は早めに取るのがいいかなって」(47歳・公務員)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


食事は私と“推し”のデートだ。男たちよ、どうでもいい愛の言葉より目の前の寿司を見ろ
 踊り子として全国各地の舞台に立つ新井見枝香さんの“こじらせ”エッセーです。いつでも、いついつまでも何かしら悩みは尽きな...
朝イチの奇跡! 国宝級の“たまたま”に感動。猫の完璧フォルムが美しい…
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
ヤバッ! 社会人の「失敗」エピソードが恥ずかしすぎ。カメラONのまま生着替え、上司に彼へのメール誤爆…
「仕事で取り返しのできないミスをしてしまった…」「職場でやらかしちゃって、もう出社したくない」と落ち込んでいる人はいませ...
マスク生活で惰性の肌ケア→顔イボ発症! “老人性”の言葉にショック。こりゃあかん…50代目前で決意したこと
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
女性事業者はとってもタフ! 微妙にズレてるおじさま役員との差よ…古い商店会の“これから”は?
 とうとう最終回、この10カ月、ポンコツ商店会話を長らく読んでいただきありがとうこざいました。  この商店会もポン...
大人に“ときめき”はいらない?『続・続・最後から二番目の恋』を見て感じた、私が中年恋愛に望むもの
 アラフィフ独女ライターとして日々を過ごす中で、「50代からの恋愛」って、いったいどういうものなんだろうと考えることがあ...
見るだけで幸福♡ 神々しい“神たま”から“にゃんたま”戦士まで元気いっぱい8連発!
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 2025年4月にご紹介したもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかし...
夫婦生活の頻度まで指示するか!? 義母の「妊娠アドバイス」がウザすぎる
 妊娠を望んでいてもなかなかできなかったり、タイミング的に妊娠を望んでいなかったり。あるいは、初めての妊娠で不安でいっぱ...
「ちょっと待ったー!」にゃんたちの恋のバトルを激写。勝利する“たまたま”は誰だ?
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
ボスママにまず相談ってなんでやねん! 理解できない暗黙の「ママ友」ルール
 ママ友界でよくある暗黙のルール。「集団の意見をまとめるため」など必要不可欠かつメリットとなるルールもありますが、中には...
過去から未来へ続く景色
 過去から未来へ続く景色。  それはいくつになっても目の前に広がっている。  そう信じて、今晩の自分に、お疲...
【動物&飼い主ほっこり漫画】第97回「筋肉質なヤンチャ坊主」
【連載第97回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
【女偏の漢字探し】「娘」の中に隠れた一文字は?(難易度★★☆☆☆)
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
おいっ! 遅刻常習犯の笑える“言い訳LINE”集。許してもらえるうちが花ですよ?
 約束してた時間に相手が来ないと、イライラしたり心配したりするものですよね。そんなときに相手から送られてきたLINEに、...
さよなら…ドコモ“絵文字”終了の発表に「おつかれさま!」「青春がよみがえる」と懐かしむ声。「おじさん構文はどうすれば」と心配も?
「ドコモ絵文字」の提供終了が5月21日にNTTドコモより発表され、大きな話題を呼んでいます。  このたび提供の終了...
おしゃれダイソー、やるじゃん。ヘアアレンジは『スリーピー』でコスパ良くしよっ。1000円で3つ買えちゃう
 THREEPPY(スリーピー)は、ダイソーが展開する300円が中心のオリジナルアイテムのブランドです。「あいらしい。そ...