「断るならバラすよ」マッチした男の“正体”に愕然。ときめきが地獄に変わった残酷な瞬間

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2025-10-17 11:45
投稿日:2025-10-17 11:45

ほんの出来心で既婚者限定マチアプに登録

「22歳で息子を産んでから、主人とはすっかりレスになってしまったんです。それどころか、夫婦の会話もなくなって。話すといえば息子の進路のことくらい…。主人は13歳年上でメガバンク勤務。

 何かというと『家族のために働いてるんだ。家のことは義母さんと協力してやってくれ』の一点張り。近所に住む姑が、合鍵で勝手にマンションに入ってくるのもストレスでした。

 幸い、息子は主人に似て成績優秀、おまけに品行方正とあって手がかかりませんが、私は心をすり減らすばかり。

 そんな時に、広告で見つけたんです。『既婚者限定マッチングサイト・Tクラブ』。ほんの出来心でした。夫婦関係の空白を埋めたい…女として見てほしいなって」

久しぶりのときめきは長続きせず

 出会ったのは、伸二さん(29歳・IT関係/子供なし)。彼は夫とは真逆のタイプだった。

「シンプルなシャツにデニム姿で、自由な雰囲気。渋谷の会社には週に2〜3回出勤するだけで、あとはリモートだそうです。学生時代に20か国を旅したバックパッカーで、話が面白くて、頭の回転も速い。最初に会ったとき、『瑠奈さんて、年上なのに可愛いね』って笑って、頭をポンって…その瞬間、何かが弾けました」

 夫からはもう何年も触れられていなかった。そんな瑠奈さんにとって、彼との逢瀬は久しぶりのときめきだった。

「行為中もすごく情熱的で、『彼は世界中の女性を見てきたんだろうな』と思うと切なくて…。気づけば私が追う側になっていました。サイト内のチャットは毎日くれたけれど、次第に減っていって…。『逢いたいけれど、仕事が忙しい』って言い訳ばかり」

 やがて、4カ月目にして初めて一週間も連絡が途絶えた。

「1時間でもいいから会いたい」と伝えても、「今週は地方で仕事」とそっけない。

蒼井凜花
記事一覧
官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
オフィシャルサイトYouTube

ラブ 新着一覧


ハードすぎん?忙しすぎる男との付き合い方…小さな心遣いで追われる女に
 仕事や趣味などで毎日ハードなスケジュールをこなしている男性って、キラキラしていて素敵ですよね。ただ、そんな男性との関係...
恋バナ調査隊 2023-12-11 06:00 ラブ
語尾「笑」4連発がつらい…本命昇格は諦めよう“キープ女”確定LINE3選
 気になる彼といい雰囲気なのにいつまでも告白されないのであれば、あなたは“キープ女”である可能性があります。  男性が...
恋バナ調査隊 2023-12-10 06:00 ラブ
「小言もBBA化した女は抱けない」劣化するセフレを持て余す45歳男
「冷酷と激情のあいだvol.172〜女性編〜」では、告白を経たわけではなく、成り行きだけで定期的に体の関係を結んできたパ...
並木まき 2023-12-09 06:00 ラブ
「セフレなのにレスに陥ったかも…」曖昧な関係だから悩む46歳のバツ2女
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2023-12-09 06:00 ラブ
デートはした。けど、合う人がわからない…男性との相性を探る4つの基準
「男性とデートしたけど、自分に合う人かどうかよくわからない…」と悩んでいる女性はいませんか。今回は、相手との相性を測る基...
恋バナ調査隊 2023-12-09 06:00 ラブ
早漏を過活動膀胱と勘違い!未経験バレしちゃったピュアLINE
 アラサーになっても恋愛未経験な女性は意外と多いものです。とはいえ、当事者としては恥ずかしい思いもあり、なんとか隠したい...
恋バナ調査隊 2023-12-09 09:59 ラブ
深キョン結婚秒読みで破局!二股疑惑報道で思う恋愛がやめられないナゼ
 女優の深田恭子(41)が結婚目前とされていた不動産会社「シーラ」会長の杉本宏之氏(46)との破局が報じられた。杉本氏は...
気になる彼と初対面デートの沈黙を回避! 仕込んでおきたい4つのモテ話題
 マッチングアプリなどで知り合った初対面の男性と初デートをするとき、「どんな話をすれば盛り上がる?」「好印象を残せる話題...
恋バナ調査隊 2023-12-08 06:00 ラブ
色恋営業? マッチングアプリに潜むホストの見分け方3つ
 ホストクラブの高額な売掛金が問題になっています。そのせいなのか、ホスト達も集客に苦労している模様。一部のホストはホスト...
内藤みか 2023-12-07 06:00 ラブ
上原多香子の“子連れ不倫”が物議…子供は全部知っているかも
 テレビでは、女優の広末涼子さんや、タレントのMEGUMIさんの夫でDragon Ashの降谷建志さんなど、芸能人の不倫...
恋バナ調査隊 2023-12-07 06:00 ラブ
“身体の関係”から沼に…本命になりたい時はどうすればいい?
「あの日、彼と寝てしまったけど、今、私たちってどんな関係なのかな?」  どちらかがちゃんと告白して付き合う前に一晩...
若林杏樹 2023-12-06 06:00 ラブ
貴女の度数は? カレに好かれるクリスマスver.「フェロモンジャッジ」
◇  素敵な女性はいい香りがする――。  そう感じるのは、肌から放たれるフェロモンの効果。フェロモンが高...
太田奈月 2023-12-11 19:22 ラブ
30女40女たちの大後悔! 恋は盲目とはいえ、貢いだ私のバカ話4選
 あなたは、男性に貢いだ経験がありますか? 「好きな人を振り向かせようと頑張っているだけ」と、自分を納得させて大金を使う...
2023-12-05 06:00 ラブ
いま彼との恋愛、見切らないと時間の無駄かも?「損切り基準」6項目
 アラサー・アラフォーになると「今の彼を失ったら結婚できないかも……」と不安を抱えるときもあるでしょう。  でも彼との...
恋バナ調査隊 2023-12-04 06:00 ラブ
運が悪かっただけ? 私が出会ったクズすぎた九州の男の特徴
 九州の男といえば、豪快で男気があり、人情に熱いイメージがありますよね。男らしい人がタイプの女性にはたまらないでしょう。...
恋バナ調査隊 2023-12-04 06:00 ラブ
「今度は生ませるから」自分の元から去った元カノに再び妊娠を迫る40男
「冷酷と激情のあいだvol.171〜女性編〜」では、交際中のモラハラを理由として、ドロ沼の末に恋人と別れた明美さん(38...
並木まき 2023-12-02 06:00 ラブ