更新日:2025-11-04 11:45
投稿日:2025-11-04 11:45
SNSにはびこる“名前いじり”
SNSでは、たびたび“名前いじり”が話題になる。
珍しい読み方や当て字の人が投稿すると、コメント欄には「DQNネーム」「読めねえ」「親のセンスが…」といった無責任な言葉が並ぶ。本人ではなく、名付けた親への批判として書かれているように見えて、実際に傷つくのはその子ども自身だ。
一方で、“古すぎる名前”の人たちも笑いのネタにされやすい。
SNSで「シワシワネーム」として取り上げられた投稿では、「まさ」「たけし」「きよし」といった昭和テイストの名前に対して「年齢詐称かと思った」「渋すぎて逆にカッコいい」といったコメントが飛び交う。
笑いながらも、そこにはやはり“名前=キャラクター”として扱う無意識の偏見が潜んでいる。
社会が勝手に“ラベル”を貼ってくる
心理学的にも、“名前印象”は採用や恋愛などの場面で影響を与えることがわかっている。
人は名前を通して、その人の性格・家庭環境・社会的階層まで想像してしまう。
たとえば、「大翔(ひろと)」や「莉子(りこ)」という名前からは“今どきで活発そう”という印象を受けるが、「たけし」や「のぶこ」からは“真面目で保守的”というイメージを抱きやすい。
もちろん本人は何も悪くないのに、社会は勝手に“ラベル”を貼ってくるのだ。
名前は、親の愛情や時代背景が詰まった“記号”のはずだった。
それを笑いものにしたり、印象操作の材料にしてしまうのは、あまりに短絡的だ。
関連記事
- 可愛いのは“実の娘”の子どもだけ…義母からの孫差別に苦悩する妻。なぜ「うちの孫」と言われない?
- “そういうこと”を求められて――芸能界で夢を追う娘からのSOS。頬はこけ、目にはクマ…送り出した母の後悔
- 私は“お義母さん”と結婚したんじゃない! 姑はまるで上司…「実家マウント」に妻がとった対抗策
- 「あの人、闇ルートだよ」AD時代に聞いた芸能界のウラ事情。実力だけじゃ残れない“生々しい”駆け引き
- 義母vs実母の“初孫”バトル勃発! マウント合戦に巻き込まれた新妻の叫び「私たちは代理戦争の駒じゃない」
- 義母「うちの子そっくり」にザラつく…。“孫フィーバー”の裏、無視され続けた嫁の叫び。私は透明人間じゃない!
ライフスタイル 新着一覧
あっという間に残りもあとわずかになりました。猫店長「さぶ」率いる我が愛すべきお花屋の店内は、年末ならではの商品が並んで...
クリスマスに子どもを喜ばせようと、プレゼントの準備に燃えている親御さんも多いでしょう。そこで今回は“クリスマスプレゼン...
去る10月13日に大好評のまま閉幕したEXPO 2025 大阪・関西万博。マスコットキャラクターのミャクミャクはまさに...
いよいよ今年も残りわずか。2025年の漢字には「熊」が選ばれましたが、あなたの一年を漢字で表現するならなにを選びますか...
知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
職場や友達、趣味仲間や親の会など、さまざまな忘年会が開催されるこの時期。そこで気をつけたいのは“やらかし”ではないでし...
【連載第108回】
ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場!
「しっぽの...
毎年帰省している人は、帰省しない人に対し「どうして帰らないの?」と疑問を抱くかもしれません。しかし、こんな背景がある場...
中堅出版社に勤める綾女は、管理職につくことを打診されて落ち込む。失意のうち向かった先は渋谷にある元恋人・崇が経営するバ...
中堅出版社に勤める綾女。昇進の辞令があったものの、現場から離れる立場になったことに落ち込む。向かった先は渋谷にある元恋...
ひさしぶりに 来た渋谷は 少しだけ昔と 違ってみえる…。
なんて、思わず替え歌を口ずさんでしまうくらい、この街...
コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(65)。多忙な現役時代を経て、56歳...
接客業をやっていると、嫌でも態度の悪いお客に当たるもの。
これ自体は仕方がないので、諦めているのですが、中には...
結婚すると、長期休みや年末年始に夫の実家に帰省する人が多いですよね。そして、夫の実家への帰省中に、夫の家族から引かれる...
年末の恒例行事「忘年会」。仕事納め前のリフレッシュや、同僚との親睦を深める場…という建前はあるものの、実際のところはみ...
















