夫は“推し”を支えるスポンサー? 私が「推し活」にハマれなかった理由。現実逃避もいいけれど

豆木メイ フリーライター
更新日:2025-10-28 11:45
投稿日:2025-10-28 11:45

夫の稼ぎで「推し活」するという矛盾

 推し活をしている友人の中には専業主婦やパート勤務で、収入が少ない人も多いです。そのため、自分の収入だけでは足りず、夫の給料から“推し活費”を捻出しているケースも。

 いわば、夫というスポンサーがいないと推し活が成り立たない構図です。推しを支えるために、夫の存在が必要。

 矛盾はありつつも、そんなことは気にする様子もなく彼女たちは生き生きとしています。

幸せそうなら、それでいい

 一方で、気になるのは夫側の気持ちです。もしかすると男性たちも、妻が楽しそうにしているのを見て安心しているのかもしれません。長年連れ添えば、会話も減り、新鮮味はなくなっていくもの。

 それでも妻が推しのおかげで明るく過ごしているなら、“それでいい”と思えているのかも。

 とはいえ、もし私が夫の立場なら──推し活費用は自分で稼いでほしいと思ってしまいそう。 心が狭いのかもしれませんが(笑)。

夫婦関係の処方箋としての推し活

 もし夫との関係で満たされない部分があるなら、“推し”の存在が救いになることもあります。夫へのイライラや虚しさを、推しがそっと癒してくれる。

 それで少しでも日々を楽しく生きられるなら、それも立派な幸せの形ですよね。とはいえ、現実に向き合うのが怖いから推しに逃げる──そんな“現実逃避”のような気もします。

 推しはあくまで“疑似恋愛の相手”。どれほど心が満たされても、実際に触れることもできなければ、言葉をかわすことすらできない相手です。

 個人的にはやはり生身の人間とのコミュニケーションやスキンシップを求めてしまうのでやはり推し活には向いていないタイプなのかもしれません。

豆木メイ
記事一覧
フリーライター
アラフォー2児の母。2人目の子供を出産後からセックスレスになる。各SNSでセックスレスのつらさについて発信したところ多くの方から反響をいただく。5年後離婚するために経済的自立を目指して奮闘中。趣味は飲酒。
XInstagramnoteYoutube

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


「かかってこいや!」攻撃待ちの“たまたま”が余裕の挑発? プロレス開幕の予感にワクワク
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
第一印象が悪いという悩み。好印象に近づく「メラビアンの法則」を知っていますか?
 ビジネスでも恋愛でも、第一印象は大切。第一印象が悪いとビジネスでは取引や契約に悪影響を与え、恋愛では恋人候補から外され...
変わらない、変われない。
 街は変われど、変わらない変われない一本松。  一体、何を視つづけてゆくのだろう。
【漢字一字探し】悔の中に梅はどこ?(難易度★★★☆☆)
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
昭和生まれが驚く令和の卒業式あるある7選。直後に美容院GO、卒業証書のポンポン音はなし
 いよいよ卒業式のシーズンが到来しますね。昭和生まれの40代からすると、令和の卒業式は驚きの連続かもしれません。  今...
40代が身に付けたい「叱り方上手」のコツ。パワハラ上司5つの特徴にドキッとしたら要注意かも?
 職場には、年齢も性格もさまざまな人が働いています。中には誰もが敬遠するパワハラ上司もいるはず!
ほっこり&まったり♡ 癒しの“たまたま”8連発で心のコリほぐしましょ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 2025年に入ってからご紹介したもふもふ・カワイイ・ちょっとは...
「なるほどですね」を多用する会社後輩に言いたい。LINEで相手をイラッとさせるNGな口癖3選
 自分の口癖は、なかなか気付けないものですよね。感謝や褒め言葉など相手を幸せにする口癖ならいいのですが、なかには相手をイ...
【3COINS】激推しシルクナイトキャップをかぶったらステラおばさん!? 髪の毛は艶しっとり、新たな悩みが…
 白髪対策でハイライトを入れているため、髪の毛へのダメージはなかなかのもの。ただでさえ、40代ともなれば、ハリやコシが乏...
うぅ…春の肌荒れがツラい。美的「日中美肌ケアセット」付録よ、アラフォーの肌を甦らせて!
 美的2025年4月号通常版の付録「日中美肌ケアセット」はファンデーションを買い替えようとしている私にピッタリの内容でし...
その願い叶えさせていただきます! “たまたま”様のおねだりにメロメロ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
シレッと人の居場所を奪う人の心理と対策法。悪意があるとは限らない?
 例えばパート先やママ友界隈でこちらのコミュニティに後から入ってきたのに、やたらとそのコミュニティを牛耳ってくる女性、い...
ひな祭りに「桃の花」を飾りたいけどムズイ! 桃以外に人気の枝ものと激推しニューカマー「ラナンキュラス」
 まもなくひな祭り。卒業式から始まる年度末商戦も2月の最終週から始まり、猫店長「さぶ」率いる我が愛すべきお花屋は不本意な...
「おニュー」は昭和言葉認定なの!? 若者キョトンなアラフォー“あるある”LINE5選
 愛すべき昭和の時代に生まれた女性は、平成、令和と3つの時代に順応しながら生きています。でも、やっぱり幼い頃に体に染み付...
10年前に買った水着で区民プールへ出陣! 更年期障害と闘うおばさんの体力作り
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...