WEST.神山智洋で今年4人目…旧ジャニ結婚ラッシュが「ファンにとっても喜ばしい」理由

更新日:2025-10-30 17:03
投稿日:2025-10-30 17:00

 先週、WEST.の神山智洋(32)が結婚を発表した。今年、STARTO ENTERTAINMENT所属タレントから同じWEST.の桐山照史(36)、SUPER EIGHTの大倉忠義(40)、村上信五(43)を含めて4人が結婚を発表。DOMOTO(KinKi Kidsから改名)の堂本光一(46)もゴールイン間近と報道されている。

 かつて、旧ジャニーズ事務所では「結婚は1グループ1人しかできない」という掟があったと言われている。SMAPは木村拓哉、TOKIOは山口達也、V6は井ノ原快彦が20代後半から30代前半で伴侶を得たが、それ以外のメンバーは適齢期とは言えない時期の入籍だった。

「この"掟"は、ファンを離さないためのメリー喜多川副社長の作戦だったようです。昔のアイドルは熱愛の噂が出ただけで、レコード売り上げが落ちた。1990年代にはあまり関係なくなっていましたが、結婚はハレーションが大きい。タレントに疑似恋愛しているファンの気持ちを考え、最小限にとどめて人気を下げないようにしていたのでしょう」(芸能関係者)

 今から10年前、元TOKIOの国分太一が結婚発表会見で「1グループ1人」という説について聞かれ、「都市伝説に近いのかな」と話した。女性ファンの心理を読み取るメリー氏の戦略は、芸能プロダクションの経営者として当然だったかもしれないが、アイドルやファンにとって良い行為だったとは言い難い。

■世の中から「辛い片想い」が消える契機か…


「"掟"の消滅はタレントにとって、二重の意味で喜ばしいと思います。まず、結婚という人間としてのごく当たり前の権利が認められた点。もう1つ、周りの見えない狂信的なファンが減少しやすくなる点も大きい。アイドルも人間ですから、度を越した応援には困惑します。今後、アイドルの結婚適齢期が世間と同じになれば、狂信的なファンは減っていくのではないか」(前出の芸能関係者)

 アイドルをガチで好きになり、結婚を夢見る少女はいる。

「子供の頃に願望を持つ分には構いませんが、大人になっても現実を見ず、アイドルに一筋のままでいると、友達や会社の同僚に距離を置かれ、視野が狭まっていきます。今はSNSで似たもの同士でつながれるため、自分の特殊性に気づかないまま、年齢を重ねてしまう危険性もある。すると、アイドルに『本気の片想い』が続いてしまう。本人からすれば『すてきな片想い』かもしれないが、周りから見ると『つらい片想い』に感じてしまう」(前出の芸能関係者)

 アイドルもファンも、年齢と共に成熟していく必要がある。

「神山智洋のように30代前半での結婚、適齢期でのゴールインは望ましい。主なファンは10歳くらい年下ですから、20代前半で現実を目の当たりにして我に返れます。30代以上になると、現実を認めたくない気持ちが強くなる。いつまでも夢みる夢子ちゃんでは、同僚や家族が困惑します」(前出の芸能関係者)

 ガチで応援してきたファンにとって、アイドルの結婚は悲しいだろう。しかし、これを機に「適度に応援する」ように方向転換すれば、自分の時間は大幅に増える。他人の応援だけではなく、自分の人生に本腰を入れても悪いことは起こらないだろう。

  ◇  ◇  ◇

「アイドル」という仕事は、とかく、本来なら当たり前の権利が制限されてしまう職業だ。関連記事【もっと読む】大倉忠義の結婚発表で「アイドル」という仕事を考えた…子や孫に「なりたい」と言われたら?…では、難儀な職業を選ぼうとする子や孫に相談された際の心構えについて伝えている。

エンタメ 新着一覧


THE RAMPAGE藤原樹、日本酒擬人化ドラマで「違いの分かる大人になりたい」メンバーへのクレームも告白!?
 THE RAMPAGEの藤原樹さん(27)が連続ドラマ初主演を務める『あらばしり』(木曜24時59分~、読売テレビほか...
望月ふみ 2025-01-23 06:00 エンタメ
【おむすびにモヤっと】ヒロイン不在中にやりたい放題? スピンドラマでも歩の言動に高低差ありすぎ
 ルーリー(みりちゃむ)は、歩(仲里依紗)が東日本大震災で被災した人たちに何ができるか今も悩んでいることを愛子(麻生久美...
桧山珠美 2025-01-22 17:30 エンタメ
“国内唯一”弁護士芸人・こたけ正義感に刮目! 話題沸騰ライブ『弁論』は「袴田事件」ネタで度肝を抜かれた
 弁護士芸人・こたけ正義感(38)の単独ライブ「弁論」が話題となっている。かつて年間100本以上のライブに出演し、自身も...
帽子田 2025-01-22 06:00 エンタメ
あのちゃん、もうコミュ障じゃないでしょ。特番で見せた「普通の芸能人」への進化にガッカリ
 ブッ飛んだ不思議ちゃんキャラで人気を博しているアーティスト・タレントの「あの」ちゃん。  2021年、『水曜日の...
堺屋大地 2025-01-21 06:00 エンタメ
【おむすびにモヤっと】管理栄養士勉強中のテイで撮影抜け→既報の下関デートに繋がった放送回
 結(橋本環奈)の家に福岡でギャル仲間だったルーリー(みりちゃむ)が、突然訪ねてくる。  話を聞くと、勤めていた福...
桧山珠美 2025-01-20 17:30 エンタメ
イケメンな「NEXT中居正広」は誰? 即戦力、対抗馬、野球枠…余人をもって代え難しは幻なり
 あの中居正広(52)がこんなことになるなんて、誰が予想できたでしょうか。  昨年12月にソニー生命保険が発表した...
【おむすびにモヤっと】すべては結のおかげ、動かずして感謝されるヒロインの今後は?
 2012年1月17日。結(橋本環奈)は神戸で両親や商店街の人たちと17年前の阪神・淡路大震災の犠牲者を追悼して黙とうす...
桧山珠美 2025-01-31 16:57 エンタメ
【おむすびにモヤっと】結の出産も大震災直後の描き方もショートカットが凄まじい…米田家の呪いはどうした?
 テレビを見て、東日本大震災が発生したことを知る結(橋本環奈)たち。歩(仲里依紗)は被災の映像を見て呼吸が荒くなり、そば...
桧山珠美 2025-01-15 18:30 エンタメ
冬ドラマを調査!炎上騒動『べらぼう』への評価は? 『ホットスポット』や『御上先生』への期待も聞いた
 2025年冬ドラマが続々とスタートしました。まだ初回放送前の作品もあるなか、それでも今期のドラマに期待している人は多い...
【おむすびにモヤっと】“不揃い”な春キャベでロールキャベツ? 平成のバカップルにこうのとりが…
 2010年春、結(橋本環奈)と翔也(佐野勇斗)は大阪のアパートで新婚生活を始める。家事を分担しながら共働きをして公私と...
桧山珠美 2025-01-13 18:30 エンタメ
横浜流星は“まだ誰のモノでもない”感も含めて尊い! NHK大河が「べらぼう」に面白い
 NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)~」がスタートしました。主人公の蔦屋重三郎を...
【おむすびにモヤっと】メンチ切り合った2人がなぜ? 見たいシーンを出し惜しむのが「おむすび」クオリティ
 結(橋本環奈)と翔也(佐野勇斗)は、保留とされていた結婚を進めるため2人が考えた生活プランを親たちに説明する。会社で初...
桧山珠美 2025-01-11 06:00 エンタメ
【おむすびにモヤっと】サザエさん風に「歩、スマホを買う」「結、節約に目覚める」「翔也、仕事する」の3本
 歩(仲里依紗)に、聖人(北村有起哉)がまた携帯電話を買ったのか問うと、歩はスマートホンだと答える。新しい出始めの商品に...
桧山珠美 2025-01-08 17:30 エンタメ
「べらぼう」初回、セクシー女優3人が裸死体姿に…AV業界人どう見た?「裸に意味を語らせる照明が必要」
 5日にスタートした横浜流星(28)主演のNHK大河「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)~」(NH...
【募集】冬ドラマ何見る?『べらぼう』『家政夫のミタゾノ』『日本一の最低男』など期待&ガッカリ教えて!
 コクハクでは2025年冬ドラマを対象としたアンケートを実施します。あなたが現時点で「楽しみにしている」ドラマ、そして「...
【おむすびにモヤっと】「プロフェッショナル」で壮大なネタバレ感!14週は元スケ番vs元レディースの様相
 結(橋本環奈)が糸島から神戸に帰ってきて愛子(麻生久美子)や歩(仲里依紗)が迎える。だが、一緒に永吉(松平健)と佳代(...
桧山珠美 2025-01-31 16:57 エンタメ