どうする米倉涼子? 復帰への残された道は「人権救済」の民事訴訟か「記者会見」
「本来、人権救済を申し立てるべきなのは、この人ではないか…」などの声もある。いま、芸能界で窮地に追い込まれているのが、女優の米倉涼子(49)だ。
10月上旬、厚労省関東信越厚生局麻薬取締部(マトリ)が米倉の自宅を家宅捜索したと報じられたが、これまで逮捕や書類送検などの明確な処分には至っていない。一方、米倉サイドからの説明はなく、状況ははっきりしないままだ。
芸能界では、説明責任を果たせないタレントの起用は原則NG。ある民放関係者はこう語る。
「疑念が残る段階でのキャスティングは難しい。スポンサー判断が出ない以上、制作側も決断できない」
実際、配信系などで主演候補とされたドラマ企画は再調整が続いており、広告関係の契約もたなざらしになっている状態。特に頭を抱えているのがテレビ朝日だ。
「『ドクターX』の新章について承諾をもらったばかりだったようです。併せて地味に視聴率を稼ぐ『ドクターX』の地上波再放送も放映できない状態です」(前同)
レギュラーやCMの放送は途絶え、業界内では、「このまま年を越せば編成計画から完全に外れる」(前同)との声も囁かれているという。
そもそもマトリの捜査を巡っては情報が錯綜している。報道にあった押収物が薬事法に抵触する可能性がある一方、違法性が見いだせない場合には何ら処分が下されない可能性もある。同居人であるアルゼンチン人ダンサーに疑惑の目が向いているが、帰国していないと報じたメディアもあった。現状は捜査情報が公表されるわけでもなく、疑惑だけが独り歩きし続けている状態だ。広告関係者は指摘する。
「薬物事案は社会的影響が最も大きいジャンルです。疑念が一つでも残れば、企業ブランドに波及する。起用再開の判断には『白』を証明する資料が必要になります」
これだけ空白期間が長引けば、芸能活動の再開はますます難しくなる。そこで浮上しているのが、米倉側の“次の一手”だ。
ひとつは、家宅捜査が不当だったとして民事で争う方法だという。
「捜査の正当性に疑義が認められれば、名誉回復につながり得る。ただ、立証には多くの時間と証拠が要る。それこそ日弁連などに人権救済を申し立てる案件です」(全国紙記者)
もうひとつは、記者会見の開催。
「本人が説明すれば、メディアもスポンサーも判断材料を得られる。沈黙を続けるより早期の回復に結びつく可能性があります」(前出の広告関係者)
米倉は「ドクターX」をはじめ数々のヒット作を持ち、海外進出の実績もあるトップ女優。影響力の大きさを考えれば、復帰の余地は依然残されている。ただし、このまま米倉が沈黙を貫き通すなら「薬物疑惑」を理由に業界から退場せざるを得ないという。女優・米倉の決断が注目を集めているーー。
◇ ◇ ◇
米倉涼子が復帰できるとしたら、それはかなり先のことになるようだ。関連記事【もっと読む】米倉涼子の気になる今後「映画は早くて2年後、テレビはさらにその後」…では、本人の今後を占っている。
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