キス寸前で「30万かかる」50代女性が25歳イケメンに母性を刺激され…年下沼にハマった代償

内藤みか 作家
更新日:2025-11-07 11:45
投稿日:2025-11-07 11:45

母性を刺激されただけのはずが…

 J君は他の男性と違い、会いたいとは言わず、T美さんと何十通もメッセージをやり取りし続けてくれます。若い男性に「お話ししていると楽しいです」と言われ、T美さんはすっかり母性を刺激されてしまいました。

 いつしか自然に自分の言葉で「J君に実際に会ってみたらどんな感じなのかな」というメッセージを送ってしまいましたが、彼からは「僕も会ってみたいなと思っていました」という返事が来て、胸が高鳴り、新宿駅で待ち合わせをすることになったのです。

 J君は、芸能界を目指しているというだけあって背が高く、ルックスも想像以上でT美さんはときめきました。自分は普通の地味な50代なので気が引けましたが、お茶をするくらいなら親子だと思われる程度のはずだと割り切ることに。

 今までメッセージでお互いのことをある程度知っていたので、駅近くの喫茶店でも話が弾みました。彼にじっと見つめられ「またぜひ会いたいです今度はカラオケでも」と言われたところですっかりT美さんはのぼせてしまったのでした。

 けれど、彼に次に会う日が決まりません。彼がアルバイトで忙しく、なかなか時間が取れないのです。「T美さんに会いたいけど、バイトをしないと家賃もスマホ料金も払えないから」と言われ、ジリジリするあまり「バイトの日給を私が負担するから」と提案してしまったT美さん。

“ATM扱い”にはくれぐれも要注意

 そこからは、カラオケでいいムードになると「オーディションに着ていく服がない」とか「ブランドの香水をつけたくて」などと、さり気なくおねだりをされるようになり、親心からそれらを買ってあげてしまったのです。

 結局T美さんは、彼とまだキスもしていません。カラオケ店で肩を抱いてもらうくらいがせいぜいです。そして先日、あと少しでキスするほどに顔を近づけられたあとで「ヒゲ脱毛したいけど30万円かかる」という話をされたのです。

 おそらくJ君は最初から、T美さんをATMにしようと狙いをつけていたのではないでしょうか。彼女もおねだり目当てだと気づいてきたのですが、彼に好意を抱いてしまったので簡単には引き下がれないのだと言います。

 貢ぎ過ぎには十分気をつけていただきたいですね。

内藤みか
記事一覧
作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
XInstagram

関連キーワード

ラブ 新着一覧


飲み会後に声が聞きたくなったの? かわいい猫系男子の脈ありLINE3選
 人懐っこい犬系男子に比べて、気持ちが読みづらい猫系男子。そんな男子に悪戦苦闘している女性も多いのではないでしょうか? ...
恋バナ調査隊 2023-06-25 06:00 ラブ
どこで“禁断の恋”が芽生える? 不倫相手と半径100m的な出会いの場8選
 不倫に対し嫌悪感を抱くかもしれませんが、同時に「どこで出会いがあるのだろう?」と不思議に思う人もいるでしょう。実は不...
恋バナ調査隊 2023-06-25 06:00 ラブ
婚約中の彼と気づけばセックスレス、結婚前から離婚ちらつく37歳の女
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2023-06-24 06:00 ラブ
長すぎた春、「レスより心の距離がしんどい」と婚約破棄を目論む44歳男
「冷酷と激情のあいだvol.148〜女性編〜」では、婚約中の恋人・ユウジさん(44歳・仮名)とのセックスレスに悩み、この...
並木まき 2023-06-24 06:00 ラブ
女友達の裏切り、彼を奪われたら手遅れよ…要注意!“恋愛猛女”特徴5つ
 恋愛に悩んだら、まずは女友達に相談するという人は多いはず。アドバイスがもらえたり、何となく安心するものですよね。しかし...
恋バナ調査隊 2023-06-23 06:00 ラブ
「あなして」よりリアルかもしれません…“レス夫婦”間の切実LINE3選
 仕事や家事、育児に忙しい現代人にとって、夫婦のセックスレスは大きな問題になっているようです。特に妻的にはしたいけど、夫...
恋バナ調査隊 2023-06-22 06:00 ラブ
「ラブ トランジット」に夢中! 元彼とヨリ戻せる人・失敗する人の違い
 元彼とヨリを戻したい……! なかなか出会いがない毎日を送っていると、ふっとそんな願いを抱いてしまう時もあります。けれど...
内藤みか 2023-08-03 16:04 ラブ
パートナーと喧嘩しない方法は?言葉の受け取り方が原因かも
 仲が良いカップルでも喧嘩が多いとストレスが溜まりますよね。 ちゃんと意見を言い合えている証拠だし、喧嘩するほど仲が良い...
若林杏樹 2023-06-21 06:00 ラブ
実は伸びしろあり? マジでセンスが悪い彼氏を自分好みに変える方法
「それ、本気でセンスいいと思ってる?」と、言いたくなる気持ちはわかります。しかし、センスが悪い彼氏には自分のどこがセンス...
恋バナ調査隊 2023-06-20 06:00 ラブ
年イチ女子会、夫の「娘が発熱→なるはや帰宅」にイラっとした私の言い分
 私には年に一回、楽しみにしているイベントがあります。  子供を夫に預けて、女友達3人とホテルステイする日です。 ...
豆木メイ 2023-06-20 06:00 ラブ
【6月後半にベストな香りは?】オスとココロに効くフェロモンジャッジ!
 素敵な女性はいい香りがする――。  そう感じるのは、肌から放たれるフェロモンの効果。フェロモンが高まると色気だけ...
太田奈月 2023-06-20 06:00 ラブ
「え、あなた誰!?」顔にタテ線入った“彼のキャラ変”にドン引きした話
 好きな人と恋人同士になれたら、超ハッピー! 付き合えた安心感から徐々に素を出したり気を使わなくなったりして、交際前と異...
恋バナ調査隊 2023-06-19 06:00 ラブ
「離婚しなければ良かった」とならないために…“三行半計画”に必要なこと
 離婚大国といわれる日本では、3組に1組が離婚しているなんて説もあるくらい、多くの夫婦が別々の道を歩んでいます。でも離婚...
恋バナ調査隊 2023-06-19 06:00 ラブ
ドタキャンLINEくらった時こそ勝負!40代好感度爆上がりの神返信3選
 40代を超えると、なかなか男性とデートにこぎつけるのも難しくなってきますよね。さらにドタキャンでもされようものなら「ど...
恋バナ調査隊 2023-06-18 06:00 ラブ
年下男子への上手な接し方♡ 恋愛対象外にさせない年上のメリットとは?
 年下男子を好きになったときは、接し方に注意すべき。なぜなら、彼よりも年上であることが魅力にも難点にもなるからです。 ...
恋バナ調査隊 2023-06-18 06:00 ラブ
“あざと可愛い”はLINEならお手軽? 小悪魔系モテ女のおねだりテク3選
 男性におねだりをするのが苦手な女性は多いですよね! 何かをねだると「ワガママだな」と思われそうで遠慮してしまうようです...
恋バナ調査隊 2025-02-05 19:45 ラブ