「ばけばけ」“女中”が意味するのはどっち? おトキ(髙石あかり)のうらめしい世の中は続く…

桧山珠美 TVコラムニスト
更新日:2025-11-08 12:45
投稿日:2025-11-08 12:45

ヘブンが求めているのはどっち?

 そんなヘブンを横目に、「横浜や神戸ならいざ知らず、松江でラシャメンいうのは、なかなか見つからんもんですのう」と錦織に話し掛ける梶谷。

 知事(佐野史郎)の「どっちも」発言以降、女中=ラシャメンで話が進んでいますが、ヘブンが求めているのは「どっちも」ではなく、純粋にハウスキーパーなのでは、という気がしてきました。というか、そうであって欲しいと願いたいです。

 それなりの覚悟をもって女中としてやってきたおトキと、一向に何もしようとしないヘブンのほうが、笑いになりますから。

 そして、対等なかたちで徐々に距離が近づいていくというのがふたりに似合っているような…。

 三之丞の話を訊き、タエの物乞い姿を見て、おトキの決心は固まります。「ヘブン先生の女中になります」と、とうとう錦織に伝えました。

 松野家の借金だけでなく、三之丞とタエの生活までなんとかしようというのでしょうか。おトキにとって“うらめしい”世の中が続きます。

桧山珠美
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TVコラムニスト
大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」、日刊ゲンダイ「あれもこれも言わせて」などで連載中。

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