「ばけばけ」トキ(髙石あかり)の“腕が太い”は伏線があったのか! 以前の台詞が活きていた

桧山珠美 TVコラムニスト
更新日:2025-11-10 17:19
投稿日:2025-11-10 17:18

第7週「オトキサン、ジョチュウ、OK?」#31

 ヘブン(トミー・バストウ)の女中になる決意をした、トキ(髙石あかり)。錦織(吉沢亮)の立ち会いのもと、トキはヘブンに女中になる挨拶をするが、まさかのヘブンに断られてしまう。

 困惑するトキと錦織に、ヘブンは「アナタ、ブシムスメ、チガウ!」と怒りをあらわにする。なんとか誤解をとき女中となることが認められたトキだったが、家族には言えるわけもなく、花田旅館で働くことになったと告げる。

【こちらもどうぞ】「ばけばけ」“女中”が意味するのはどっち? おトキ(髙石あかり)のうらめしい世の中は続く…

【本日のツボ】

「ウデフトイ、アシフトイ シゾクチガウ、NO!」

 ※※以下、ネタバレあります※※

 錦織はよっぽどヘブンに信頼されていないのでしょうか。彼が連れてきた女中候補・おトキを、「シゾク、チガウ、NO!」「ワタシ、ダマサレナイ」と信じてくれません。

 さらにはおトキの腕を見せろ、足も見せろと要求します。おトキが着物の袖と裾をめくる際、目をそらした錦織はやっぱりいい人だなあと思いました。

 実際、おトキを演じる髙石あかりの腕も足もスラリとしていて太くないので、見せたところで、と思いますが…。ここで効くのが、以前、借金取りの森山(岩谷健司)が「次、来たときは、織子で鍛えたその太い腕引っ張って遊郭に連れて行くけんのぉ!」と捨て台詞を吐いていたことです。

 おトキ、そんなに腕太かったっけ? と謎でしたが、あの時の台詞が、ここで活きてくるわけです。

 そんな「ブシムスメデナイ」と疑うヘブンは、「天国町のラストサムライの孫」と錦織の説明を受けて、態度を一変、ウェルカムムードに。お給金20円を前渡しするという太っ腹ぶりです。「ラストサムライ」がここで活きてきました。おじじさまも役に立ちました。

桧山珠美
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TVコラムニスト
大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」、日刊ゲンダイ「あれもこれも言わせて」などで連載中。

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