“熊本の彼氏”杉本琢弥×諸星翔希(7ORDER)、共演で深まった二人の友情。互いへのリスペクトが生む化学反応

望月ふみ
更新日:2025-11-18 11:45
投稿日:2025-11-18 11:45

”熊本の彼氏”の名でTikTokフォロワー数115万人を突破、SNSの総フォロワー数は180万人を超えるなど、2018年にグループデビューし、2023年からはソロ活動で人気を集めるシンガーソングライターの杉本琢弥さん。そんな彼が、『熊本の彼氏』なる作品で映画初出演、初主演を飾ります。

 熊本で旅行代理店に勤めながら、諦めていたミュージシャンへの夢を蘇らせていく主人公・一二三湊と周囲の人々を見つめた本作。湊と再会し彼を応援する、もと同級生の山之内大和役で、アーティストグループ「7ORDER」のメンバーでサックス奏者の諸星翔希さんが名を連ねています。

 もともとアーティストとして面識のあったふたりは、本作での共演で意気投合。対談中も「たっくん」「翔希」と呼び合い、本当の同級生のような仲良しぶりが伝わってきました。

 サイン入り色紙のプレゼントもお見逃しなく!

【こちらもどうぞ】杉本琢弥さん&7ORDER諸星翔希さん【サイン入り色紙】を1名にプレゼント!│映画『熊本の彼氏』

熊本弁を教え教わることで、一気に仲良く

――観る人の背中も押すような作品になっています。杉本さんは普段から「熊本の彼氏」と呼ばれていますが、同じタイトル名の映画に主演です。

杉本:前代未聞ですよね(笑)。最初に主演映画のオファーをいただいたのですが、そのときにはまだタイトルは決まっていませんでした。『熊本の彼氏(仮)』と、(仮)がついてたんですけど、最初「え?」って。

諸星:ははは!

杉本:どんな物語になるんだろうと。僕の追体験なのかなとも思ったんですけど、僕とは違う、熊本で働くイチ会社員の一二三湊がいて、そこから彼の成長や夢に向かっていく姿が描かれます。

 僕の曲が使われますし、重なる部分もありますが、性格からして全然違いますし、どうアプローチしていこうかと考えました。湊は最初「僕なんかが」という感じがあったりして、きっと普段の声もあまり大きくないんだろうなとか。

――諸星さんはそんな湊のもと同級生・山之内大和役で、熊本弁にも挑戦しました。

諸星:僕の場合は、大和と自分の人間性は近いと感じました。ただ大和は相手の心に結構ズカズカ入っていくタイプだったりするんです。僕は、コンコン!「お邪魔してもいいですか?」と入っていくタイプ。だからそこはちょっと違いますかね。

杉本:紳士だからね。

諸星:そう、僕は紳士なので。

杉本:自分で言っちゃった(笑)。

諸星:(笑)。役に入るのはめちゃくちゃ楽でしたけど、方言はマジで難しかったです。その辺はたっくんと一緒に。本当に助かりました。音源でもセリフをもらってたんですけど、年代によっても自然な言葉が違ったりとかするみたいで、そういうのも全部教えてもらいました。

――とても仲が良さそうですが、そうした作業を一緒に出来たのもプラスになりました?

諸星:そうですね。それもあって、一緒にいる時間が多かったのも大きかったと思います。

望月ふみ
記事一覧
70年代生まれのライター(ときどき撮影)。映画やドラマ、タレント本などのエンタメ関連記事を執筆。現在はインタビューが中心で、月に20本ほど取材。ねこ検定上級、2級愛玩動物飼養管理士取得と愛猫家街道をばく進中。

X

関連キーワード

エンタメ 新着一覧


【募集】夏ドラマ何見る? 期待してる&ガッカリを教えて!『ひとりでしにたい』『ちはやふる』『しあわせな結婚』etc
 コクハクでは2025年名夏ドラマを対象としたアンケートを実施します。7月よりスタートする夏ドラマ、「期待している」「面...
「あんぱん」嵩らの“腹痛”は史実とちょっと違う? 懐かしい2人の登場には狂喜乱舞! 生きていてよかった…
 東京に到着したのぶ(今田美桜)たちは、さっそく聞き込みを始めるが「ガード下の女王」はなかなか見つからない。みんなで屋台...
桧山珠美 2025-07-11 18:33 エンタメ
「あんぱん」メイコ、夢はお嫁さんでいいのか? 健太郎(高橋文哉)ともう1人の“三角関係”を妄想する
 東京出張の前日。みんなで取材する代議士の資料を確認していたのぶ(今田美桜)は、岩清水(倉悠貴)が話す「ガード下の女王」...
桧山珠美 2025-07-10 18:34 エンタメ
timelesz、新体制が“古参ファン”に受け入れられる日は来るのか? 旧ジャニ「シャッフルメドレー」不参加の賛否
 7月5日、櫻井翔(43)が総合司会を務める音楽特番「THE MUSIC DAY 2025」(日本テレビ系)が放送され、...
こじらぶ 2025-07-10 11:50 エンタメ
石田ひかり53歳、今を生きる女性に伝えたい“楽しく生きていく”ためのメッセージ|映画『ルノワール』
 1986年のデビューから、映画『ふたり』『はるか、ノスタルジイ』や、連続ドラマ『悪女』、連続テレビ小説『ひらり』、『あ...
望月ふみ 2025-07-10 11:50 エンタメ
『あんぱん』ツダケンの“にゃあ”が秀逸だにゃあ!「月刊くじら」には色々とツッコミどころもあるが
『月刊くじら』創刊号は2日で2000部を売り切り、好調な滑り出しを見せる。嵩(北村匠海)は『月刊くじら』編集部に異動に。...
桧山珠美 2025-07-09 17:00 エンタメ
【10万いいね】鈴木えみ、20年前→現在の比較写真が“美しすぎる”と絶賛「変わらなすぎ!」「今の方が可愛い説まである」
 ファッションモデルから俳優業まで、幅広い分野で活躍する鈴木えみさん(39)。2025年7月7日に自身のInstagra...
春ドラマの評判を調査!本命『最後から二番目の恋』は2位。1位は意外な快進撃。日常系が人気、刺激疲れか?
 2025年の春ドラマが、次々とフィナーレ。今期はSNSでバズった顔ぶれも多く、ドラマファンからしても楽しいシーズンだっ...
「あんぱん」嵩は受かるのか…って次週予告編でネタバレか? アンパンマン声優の姿もチラリ
 のぶ(今田美桜)の家で暮らすことになったメイコ(原菜乃華)は、夢に向かって一歩を踏み出す。そしてのぶも、月刊誌の刊行に...
桧山珠美 2025-07-05 08:00 エンタメ
『あんぱん』のど自慢といえば「ひよっこ」有村架純を思い出す。メイコが歌うのはどの歌なのか?
 夕刊の話がなくなり、時間を持て余すのぶ(今田美桜)だったが、夕刊の代わりに月刊誌を出せることに。岩清水(倉悠貴)と歓喜...
桧山珠美 2025-07-03 18:11 エンタメ
TOKIO 国分太一騒動で危うい“料理イケメン”たち「男子ごはん」での気になる発言
 またひとり、旧ジャニーズのタレントが消えてしまいました。今度はTOKIOの国分太一(50)です。今月20日、無期限の活...
東海林(津田健次郎)はエラいのかポンコツなのか? ともあれ“ツダケン”の魅力的な演技に惚れ惚れ
 高知新報が夕刊発行の申請をし、のぶ(今田美桜)は編集長を任された東海林(津田健次郎)と先輩記者の岩清水(倉悠貴)と共に...
桧山珠美 2025-07-01 18:19 エンタメ
【再募集】2025春ドラマどうだった?面白かった&ガッカリを教えて!『あんぱん』『最後から二番目の恋』『対岸の家事』etc
 引き続き、2025年春ドラマを対象としたアンケートを実施します。続々と最終回を迎えた4月よりスタートの春ドラマ、あなた...
「あんぱん」竹野内豊らが退場→津田健次郎と倉悠貴が新たに補充。イケメン好きにも優しい朝ドラに感謝したい
 闇市で渡された東海林(津田健次郎)の名刺を頼りに、高知新報にやってきたのぶ(今田美桜)。しかし、東海林は全く記憶にない...
桧山珠美 2025-07-01 17:39 エンタメ
さや香、バッテリィズ…意外と多い「不仲コンビ」にグッとくる理由。仲良し芸人だけが正解なのか?
 千鳥MC『相席食堂』(ABC/テレビ朝日系)の6月3日放送回にて、「カウンセリング相席」と称した、お笑いコンビ・流れ星...
『あんぱん』嵩(北村匠海)に“たっすいがー”の面影はない。のぶへの言葉が胸を打つ「正しい戦争なんか、あるわけがないんだ」
 空襲の焼け野原でひとり佇むのぶ(今田美桜)の前に、嵩(北村匠海)が現れて再会を果たす。釜次(吉田鋼太郎)から事情を聞い...
桧山珠美 2025-07-01 17:39 エンタメ