紅白初出場ちゃんみな ルッキズムと戦った壮絶過去と若者の絶大支持を集めた「ノノガ」の大成功
NHKは11月14日、東京・渋谷の同局で大みそかの「第76回NHK紅白歌合戦」の出場歌手発表会見を行い、初出場のアーティストらが出席した。
初出場の中でも特に注目を集めているのが、今年4月のデビューから新曲をリリースするたびに各音楽チャートの上位をマークしている7人組ガールズグループ「HANA」と、グループ育ての親であるラッパー・シンガーのちゃんみな(27)だ。
ちゃんみなが、デビューから約8年の時を経て、年末の大舞台をつかんだ一要因としては、やはりHANA誕生のきっかけとなったオーディション「No No Girls(通称ノノガ)」が話題となったことも大きい。24年10月に始まったノノガは今年1月の最終選考「No No Girls THE FINAL」は、Kアリーナ横浜で2万人の観客を集めて行われた。YouTube配信も最大同時接続者数56万人を超え、「#ノノガファイナル」はXトレンド1位を獲得。メンバーの名前も続々トレンド入りした。
ちゃんみな自身も、今年6月に配信リリースした「SAD SONG」がヒット。音楽チャート「ビルボードジャパン」によると、累計ストリーミング再生回数1億回を突破する破竹の勢いを見せている。
若者だけでなく、幅広い世代から支持を集めているちゃんみな。何がそれほどウケているのか。
杉咲花や花江夏樹はHANAのファンであることを公言
「ちゃんみなが21年にリリースした3rdシングル『美人』は、デビュー当時17歳だった彼女の見た目を酷く中傷するコメントに傷つき、同様にそういったルッキズムに悩む人を救いたいという思いで作った曲といいます。『醜いブスが歌ってんじゃねえよ』という歌詞からは、彼女が実際に味わった苦しみが垣間見え、それでもありのままの姿で表現をやめない彼女の姿勢に感銘を受けた人が多くいたようです」(音楽業界関係者)
ありのままの自分に誇りを持って、自らを表現し続ける。そういった姿勢はルッキズムに悩む若者たちの心だけでなく、どこかモヤモヤを抱えていた幅広い世代にもしっかり刺さっているようだ。
「オーディション『ノノガ』でのプロデューサーとして、ちゃんみなが候補者たちにかける言葉の説得力から視聴者からは《人生何周目?》《理想の上司過ぎて泣ける》と、彼女の生き方そのものに対するリスペクトから、ファンになったという人も多くいます。オーディションのコンセプトが身長、体重、年齢は不問、『Noを突き付けられてきたあなたの声を聴かせてほしい』ということであるのも、ちゃんみなさんの生き方や芯の強さを感じられます。社会からNoを突きつけられ、傷ついた人たちが、ノノガやちゃんみなさんの言葉を通して、元気や勇気づけられたとHANAやちゃんみなさんへの支持につながっているのではないでしょうか」(同)
俳優の杉咲花(28)や、声優の花江夏樹(34)などの著名人がHANAのファンクラブに入っていることを明らかにしている。昨年第1子を出産したママでもあるちゃんみな。紅白ではどんなメッセージを発信するのか。
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