更新日:2025-11-18 11:45
投稿日:2025-11-18 11:45
あの頃の手紙は、今のSNSより不器用で、でもずっと真剣だった。速さに追われる時代に、言葉を選ぶ“間”の大切さを思い出させてくれる——30代以上ならそう考えたことはないでしょうか?
たった数行に詰まっていた好奇心とスリル
「ねぇ、これ回して!」
そう言ってノートの切れ端を折りたたみ、
後ろの席の子にそっと渡していた——それが、私たちの“連絡手段”だった。
スマホもLINEもなかったあの頃。休み時間のたびに、誰かの机の上を「回覧中」の小さなメモが旅していた。
内容はだいたい、誰かの噂話とか、恋の話とか、授業の愚痴とか。
ほんの数行の落書きみたいな言葉に、教室中の好奇心とスリルが詰まっていた。
会社のグループLINEに誤爆してしまい…
──そんな懐かしい「手紙事件」を思い出したのは、先日、友人の奈緒の話を聞いたからだ。
奈緒(39)は、会社のグループLINEで起きた“ある事件”を話してくれた。
部署の飲み会後、同僚のちょっとした愚痴を個人LINEで送ったつもりが、誤ってグループ全体に送信。
「○○さんって、ほんと空気読めないよね」
──その瞬間、既読がみるみるうちに7、8、9…。血の気が引いたという。
「もう二度とLINE開けなかったよ」と奈緒は笑っていたけれど、その話を聞いて私はふと思った。
それって、昔の“噂話の手紙”が本人に回ってしまったときの、あの絶望感とまったく同じじゃないかって。
ライフスタイル 新着一覧
あなたは、LINEで窮地に立たされた経験があるでしょうか? これからご覧いただくのは、絶体絶命の大ピンチLINE! 嘘...
スナックのママといえば、これまでにも紹介したことがありましたが、波瀾万丈な人生を送っている方が多め。
だからこ...
VOCE12月号 通常版の付録は、美容家・大野真理子さんが本気で選んだ13アイテムとミノンの5点セット。
さら...
踊り子として全国各地の舞台に立つ新井見枝香さんの“こじらせ”エッセーです。いつでも、いついつまでも何かしら悩みは尽きな...
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
時期的に、ママ友とのハロウィン行事に参加しようとしている人もいるでしょう。でも、ママ友とのトラブルには気をつけて! ち...
最近、アイドルやお笑い芸人、アーティストなどの推し活に夢中な友人を見ていると、みんなキラキラした目をしていて、完全に“...
「自炊キャンセル界隈」という言葉、SNSなどで見かけたことはありませんか? この言葉には、「自炊を頑張る余力のない人たち...
非常識な人を見ると「あんな風にはなりたくないな」と距離を置いたりするものですが、非常識なのが義両親や親戚となると話は別...
幸せなはずの新婚生活に影を落とす、姑との問題。令和の時代でも根強く残る嫁姑トラブルに直面したケースをご紹介します。
いつまでも元気で若々しい魅力を保ちたいと考えている人は多いはず。でも、中にはちょっと暴走気味な“クセ強”キャラも…。
...
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
【連載第105回】
ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場!
「しっぽの...
知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
普段あまり会うことのない親戚や遠い親戚から、図々しいLINEが届いて困惑した経験がある方もいるでしょう。今回はそんなL...
















