松本人志は後輩芸人の判決にニンマリ? 登録50万人→なし崩し的に地上波復帰に向かいそうな「危うい空気感」

更新日:2025-11-26 17:03
投稿日:2025-11-26 17:00

「ダウンタウン」の松本人志(62)に女性を紹介したとする写真週刊誌「フライデー」の記事で名誉を毀損されたとして、吉本興業の松本の後輩芸人、クロスバー直撃の渡邊センス(41)が発行元の講談社などを相手に、1100万円の損害賠償などを求めていた裁判。11月25日、東京地裁は講談社側に220万円の賠償を命じた。

 争点となっていたのは記事内で登場するA子が渡邊から「必ず(性行為が)できる子を呼んでほしい」などと頼まれていたことや、性行為が可能かどうか確認されたとする記事の記載。渡邊側は、これらの記事が虚偽であり、社会的な評価が低下させられたと主張していた。

 裁判の今後の行方は定かではないが、松本サイドとしては、後輩芸人にその手の指示を出していたわけではないという主張になり得る判決だ。

 一連の松本の性加害疑惑を巡っては、松本自身も、「週刊文春」に対し、発行元の文藝春秋らに、名誉棄損などの理由で、5億5000万円の損害賠償などを求める訴訟を起こしていたが、2024年11月8日に双方合意の元で終結させていた。

「松本は渡邊の判決について、現在のところコメントは出していませんが、内心ニンマリではないでしょうか。なんとなく“松本は悪くないんじゃないか”という空気感が広がるとともに、自らは文春への裁判を取り下げているだけに、全体の真相解明はこのままウヤムヤになってしまう可能性がさらに強まったと見るべきでしょう」(女性誌記者)

 松本自身は、地上波復帰が叶わぬ中、11月1日には有料配信サービス「ダウンタウンプラス」をスタート。騒動に対する言及は全くないまま、登録者数が50万人を突破したことによほど気をよくしたのか、「勝ったりましたわ!」と配信内で“勝利宣言”。

 当初は裁判になれば、「証言台に立ってもいい」と公言していた被害者女性もいた中、このまま事実上、なし崩し的に復活し、その先にはいずれ“地上波復帰”を見据えているのだろうか。

 しかし、チャンネルを見たあるお笑い番組制作関係者の見方は手厳しい。

「初速の登録者数は想像以上に伸びたと思いますが、様子見で最初だけ入った人もいるはずですし、ここから数字を伸ばすのは難しいでしょう。そもそもコンテンツの量が少なすぎるし、内容的にも芸人を集めて何かやらせるだけの見応えのない軽い企画ばかりなので、今のところ明るい兆しは見えません。松本さん自身が毎日生配信をしたり、大喜利やコントをしたり、汗をかいて本気で頑張っているところをもっと見せた方がいいと思います」

 騒動について一切説明責任を果たすこともなく、なし崩し的に復活を目論んでも、コトはそう簡単に進むだろうか。

  ◇  ◇  ◇

 そもそも、「DOWNTOWN+」は面白いのか? 関連記事【もっと読む】お笑い業界関係者が指摘「ダウンタウンプラス」の厳しい勝算…コンテンツの質・量・更新頻度が当面の課題に…では、その実態に迫っている。

エンタメ 新着一覧


『バチェラー6』第3話を正直レビュー! いまだ久次米さんのツボがわかりません。決め手は「LOVE」より「自然体」なのか? となると…
『バチェラー・ジャパン』シーズン6を、シリーズの大ファンである筆者が、正直にレビュー。今回は第3話です。村岡さん、河地さ...
中村未来 2025-06-13 06:00 エンタメ
黒谷友香、50歳目前で感じる“服選び”の変化「ファッションは失敗してもいい」ステキでいられるコツとは?
 高校在学中から雑誌のファッションモデルとして活動を開始し、俳優に転身後、ドラマ『はみだし刑事情熱系』『ハンチョウ〜神南...
望月ふみ 2025-06-13 06:00 エンタメ
『バチェラー6』第2話 正直レビュー。劇的なデート、私たちはこれが見たかった! でも黒澤さんは恋してる?
『バチェラー・ジャパン』シーズン6を、シリーズの大ファンである筆者が、正直にレビュー。今回は第2話です。  前回、...
中村未来 2025-06-12 14:53 エンタメ
「あんぱん」嵩(北村匠海)まさかのスピード出世! …で、階級“乙幹”ってなに?
 厩舎で居眠りしてしまったものの、神野(奥野瑛太)に頼まれた島(横田栄司)の取り計らいで受験できた嵩(北村匠海)は、乙種...
桧山珠美 2025-06-16 16:27 エンタメ
ミセス大森元貴と鎮西寿々歌、匂わせ投稿が話題だが…どこから“共通点”を特定する? 相手を許せないファン心理
 人気バンド「Mrs.GREEN APPLE」のボーカルでギターの大森元貴(28)と、アイドルグループ「FRUITS Z...
「イエエエーーーイ!」中川翔子、サンシャイン池崎ら『Switch 2』をめぐる有名人の叫び。一方、宇野昌磨は…
 6月5日に発売された「Nintendo Switch 2(以下、Switch 2)」。シリーズ待望の次世代機であり、発...
『バチェラー6』第1話 正直レビュー。令和の王子・久次米さんにドキドキが止まらないのだが。恋リア界隈のネットワークって何なの?
 ついに始まりました、待望の『バチェラー・ジャパン』シーズン6! シリーズの大ファンである筆者が、第1話を、正直にレビュ...
中村未来 2025-06-12 14:53 エンタメ
「エール」から「あんぱん」に再登場。軍人役はやっぱりこの人がハマる。八木上等兵(妻夫木聡)は何者だ?
 嵩(北村匠海)は高知連隊から福岡の小倉連隊に転属。新兵教育係の馬場(板橋駿谷)ら先輩兵士の厳しい指導の下で過酷な軍生活...
桧山珠美 2025-06-09 13:30 エンタメ
広瀬アリス、好感度急落しても「ジャニ喰い」を止めないワケ。オタク女子への幻想をぶっ壊す刺客なのか?
 先月、「女性セブン」にて元KAT-TUNの赤西仁との交際が報じられた広瀬アリス。彼女の元彼と言えば2022年に熱愛報道...
堺屋大地 2025-06-09 06:00 エンタメ
「あんぱん」嵩(北村匠海)も健ちゃん(高橋文哉)もオシャレ坊主に見える問題。令和の“戦争”描写は大変だ
 坊主頭の嵩(北村匠海)を見て全てを悟ったのぶ(今田美桜)は、「おめでとうございます」と頭を下げる。  迎えた出征...
桧山珠美 2025-06-07 06:00 エンタメ
「あんぱん」登美子(松嶋菜々子)の“一瞬の表情”をよく見ると…嵩への言葉は愛ゆえだとわかる
 のぶ(今田美桜)は、兄のもとに赤紙が届いて不安がる生徒に勇ましい言葉をかける。しかし、次郎(中島歩)の言葉が引っかかり...
桧山珠美 2025-06-05 16:00 エンタメ
国宝級・吉沢亮が帰ってきた! 孤高→柔和なイケメンにチェンジ。手越祐也ら“やらかし男子”たちのその後
 国宝級イケメンの吉沢亮(31)が、ようやく私たちの元に帰ってきました。さかのぼること5ヶ月。年明け早々、「吉沢亮、住居...
「あんぱん」健ちゃん役・高橋文哉のカレーを作る“手つき”に注目。実は調理師免許を持つ腕前
 戦争が激化し、太平洋戦争が開戦。小麦粉が配給になり、朝田パンは休業に追い込まれる。嵩(北村匠海)は東京の製薬会社に勤め...
桧山珠美 2025-06-03 17:35 エンタメ
『バチェラー・ジャパン』シーズン6、尾﨑真衣・竹下理恵・鈴木光が思う“最後に選ばれる女性”は? 3人の意外な一面も…
 尾﨑真衣さん、竹下理恵さん、鈴木光さんが『バチェラー・ジャパン』シーズン6の配信前に、6代目バチェラーとガールズたちの...
中村未来 2025-06-02 12:02 エンタメ
「あんぱん」ヤムさんの恩返し…釜じいの台詞にホロリ。過去に何があったのか
 乾パン作りを断ったことで、朝田パンは陸軍に逆らったという噂が広がってしまう。釜次(吉田鋼太郎)は草吉(阿部サダヲ)に乾...
桧山珠美 2025-05-31 06:00 エンタメ
『バチェラー・ジャパン』シーズン6、私ならこう射止める! 尾﨑真衣、竹下理恵、鈴木光の「作戦より大切なこと」とは?
 尾﨑真衣さん、竹下理恵さん、鈴木光さんが『バチェラー・ジャパン』シーズン6の配信前に、6代目バチェラーとガールズたちの...
中村未来 2025-05-30 12:00 エンタメ