のん事務所退所から10年…いよいよ近づく民放連ドラ主演で返り咲きの道

更新日:2025-12-03 17:03
投稿日:2025-12-03 17:00

 女優のん(32)が主演を務めるドラマ「MISS KING/ミス・キング」がインターネットテレビ局のABEMAで配信された。さらに、公開中の吉永小百合(80)主演映画「てっぺんの向こうにあなたがいる」では、のんは吉永演じる主人公の青年期を演じた。

「『ミス・キング』ではダークヒーローの女流棋士を演じましたが、かなり役の幅が広がった印象です」(芸能記者)

 旧芸名の能年玲奈として主演を務めた、2013年のNHK連続テレビ小説「あまちゃん」で一躍脚光を浴びたが、その後、前事務所との契約トラブルで16年6月に退社。それに伴い、芸名の変更を余儀なくされてしまった。

 おまけに、前事務所に対するテレビ各局の忖度で、しばらくテレビ出演から遠ざかり映画やCMが主戦場となっていたが、ここに来て状況が一変。

「前事務所は新垣結衣、長谷川京子ら続々と所属タレントが退社。以前よりも、各方面に対する影響力を失ってしまっていると言えるでしょう。もはや、各局が忖度する必要はなくなっているのではないでしょうか」(前出の芸能記者)

 背景には、旧ジャニーズ事務所に対して、同事務所を辞めたメンバーのテレビ局での起用に関連して、同事務所の対応について、公正取引委員会が“注意”をしたあたりから業界の潮目が変わったという事情もある。

「さらに今年9月30日には、公正取引委員会が『実演家等と芸能事務所の取引の適正化に関する指針』を発表しています。同指針は、芸能事務所とタレントの契約・取引に関する独占禁止法上の考えを明らかにしたもので、芸能事務所が所属タレントの退所や移籍を妨害すること、契約を一方的に更新することや過剰な違約金を設定することなどを、『優越的地位の乱用』に該当する可能性があると指摘しています。つまり芸能界も、『芸能人が事務所を辞めたら干される』という特殊な社会ではなくなりつつあるんです」(週刊誌芸能デスク)

 確かに昨今は、看板タレントであっても、契約が切れれば、トラブルなどに発展することなしに、すんなり退所や移籍するのも当たり前のことになりつつある。

 のんは今年4月に放送されたTBS系の日曜劇場「キャスター」では11年ぶりに民放キー局のドラマへの出演を果たしている。現在の活躍ぶりからすると、民放キー局の連ドラに初主演する日も近づいているかもしれない。

  ◇  ◇  ◇

 移籍は当たり前のことになりつつあるが、やはり、古巣からは「共演NG」が出るか。関連記事【もっと読む】のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も…では、その危険性について伝えている。

エンタメ 新着一覧


令和ロマンくるま、吉本退所でも絶好調の今。もう一度「M-1」優勝を狙ってみてはどうか
 4月末で吉本興業との契約を終了した令和ロマン高比良くるま。一時期活動休止していたが、5月末には復帰。現在、精力的に活動...
帽子田 2025-06-19 06:00 エンタメ
『バチェラー6』第4話を正直レビュー。石森さんまさかの本命? みんな久次米さんの魅力をもっと伝えて~!
『バチェラー・ジャパン』シーズン6を、シリーズの大ファンである筆者が、正直にレビュー。今回は第4話。ホワイトローズを受け...
中村未来 2025-06-18 06:00 エンタメ
奥平大兼、世間とのギャップに戸惑い「僕のプライベートを見たら驚くと思う」悩んだときの考え方は?
 長澤まさみさんと共演した映画『MOTHER マザー』でのデビューに始まり、映画やドラマで常に心に残る芝居を見せている奥...
望月ふみ 2025-06-18 06:00 エンタメ
田中圭ショックか?木梨憲武、玉木宏ら「夫婦円満」をアピールするイケメンたち。向井理も丸くなった
 サントリー「角瓶」のCMが新しくなりましたね。「♪ウィスキーがお好きでしょ」の歌をバックに、バーテンダーの井川遥と客の...
「あんぱん」嵩(北村匠海)と健ちゃん(高橋文哉)コンビが心強い。岩男には“嫌な予感”しかない…
 嵩(北村匠海)は、絵の才能を見込まれ宣撫班勤務を命じられる。宣撫班では紙芝居を見せていた市場でひと騒動があったといい、...
桧山珠美 2025-06-16 16:45 エンタメ
前田敦子の「アイドル否定発言」に物議。卒業後に佐藤健と撮られても、現役時は“偶像”を演じきったプロなのに
 先月、『突然ですが占ってもいいですか?』(フジテレビ系)に出演した元AKB48の前田敦子。番組内で「『アイドルになりた...
堺屋大地 2025-06-16 06:00 エンタメ
ジュニア退所は「timeleszのせい」…何かと荒れるタイプロ界隈、それでも彼らは“必要だった”といえるわけ
 6月2日、STARTO ENTERTAINMENT(旧ジャニーズ事務所。以下、SE社)のジュニア内グループ・Go!Go...
こじらぶ 2025-06-23 18:09 エンタメ
「あんぱん」戦場での緊迫シーンにホッ。嵩(北村匠海)らの“偶然の再会”、まるでドラマみたい…は禁句です
 小倉連隊に動員が下令され、嵩(北村匠海)は中国に行くことに。出発前日、嵩はひとり星を眺める八木(妻夫木聡)にこれまでの...
桧山珠美 2025-06-16 16:27 エンタメ
【話題】岸田文雄氏、“元総理系YouTuber”がトレンド入り「辞めてからのほうが楽しそうだな」「なんか複雑」賛否の声
 Xはじめ、さまざまなSNSで発信活動を行っている第100・101代内閣総理大臣の岸田文雄元首相。6月12日に岸田元首相...
『バチェラー6』第3話を正直レビュー! いまだ久次米さんのツボがわかりません。決め手は「LOVE」より「自然体」なのか? となると…
『バチェラー・ジャパン』シーズン6を、シリーズの大ファンである筆者が、正直にレビュー。今回は第3話です。村岡さん、河地さ...
中村未来 2025-06-13 06:00 エンタメ
黒谷友香、50歳目前で感じる“服選び”の変化「ファッションは失敗してもいい」ステキでいられるコツとは?
 高校在学中から雑誌のファッションモデルとして活動を開始し、俳優に転身後、ドラマ『はみだし刑事情熱系』『ハンチョウ〜神南...
望月ふみ 2025-06-13 06:00 エンタメ
『バチェラー6』第2話 正直レビュー。劇的なデート、私たちはこれが見たかった! でも黒澤さんは恋してる?
『バチェラー・ジャパン』シーズン6を、シリーズの大ファンである筆者が、正直にレビュー。今回は第2話です。  前回、...
中村未来 2025-06-12 14:53 エンタメ
「あんぱん」嵩(北村匠海)まさかのスピード出世! …で、階級“乙幹”ってなに?
 厩舎で居眠りしてしまったものの、神野(奥野瑛太)に頼まれた島(横田栄司)の取り計らいで受験できた嵩(北村匠海)は、乙種...
桧山珠美 2025-06-16 16:27 エンタメ
ミセス大森元貴と鎮西寿々歌、匂わせ投稿が話題だが…どこから“共通点”を特定する? 相手を許せないファン心理
 人気バンド「Mrs.GREEN APPLE」のボーカルでギターの大森元貴(28)と、アイドルグループ「FRUITS Z...
「イエエエーーーイ!」中川翔子、サンシャイン池崎ら『Switch 2』をめぐる有名人の叫び。一方、宇野昌磨は…
 6月5日に発売された「Nintendo Switch 2(以下、Switch 2)」。シリーズ待望の次世代機であり、発...
『バチェラー6』第1話 正直レビュー。令和の王子・久次米さんにドキドキが止まらないのだが。恋リア界隈のネットワークって何なの?
 ついに始まりました、待望の『バチェラー・ジャパン』シーズン6! シリーズの大ファンである筆者が、第1話を、正直にレビュ...
中村未来 2025-06-12 14:53 エンタメ