勝手に振られたおトキ
「なんて言うか……でも……私は、好きだけん。大好きだけん」とおトキ。その言葉に、「ごめんなさい。お気持ちは嬉しいんですが、好きだというお気持ちは嬉しいんですが、ごめんなさい」と頭を下げ、急ぎ早に去って行く小谷。
「あっ。違いちがいますよ。好きだというのは怪談のことであてあなたの事ではないと言うか……」。小谷におトキの言葉は届きませんでした。
なぜか、振られたかたちのおトキ。小谷が一方的に好きになったにも関わらず、です。どの時点で、「やっぱり、無理」となったのか、小谷の心の動きがわからないのと、どうして小谷の上手すぎる謡曲『松風』に疑問が残ります。
小谷が去った後の“風”の音にゾワリ。あきらかに何かがいました。
この間、おトキの不在になにやら物思うヘブン。執筆もあまり捗っていない様子でした。戻ってきていたおトキに、「コタニ タノシイ アリマシタカ?」からと訊ねます。「ノー。ありませんでした。すみません」と言うおトキに、安堵したような……。
そして、「シジミサン!」と呼びかけるも、おトキが近づいてくると「ナンデモナイ、ナンデモナイ」と。「何ですか? 言ってごしなさい?」「キニシナイ」「気になりますけん。えっ? えっ?なんですか?先生」
…そんなやりとりがあり、「フフッ」とひとり笑いし、執筆に戻るヘブン。おトキが襖を閉めたのを振り向いて確認すると、「ハア~」とため息。そして外を見て、少し笑ったような…。
いろいろありましたが、おトキとヘブンの関係は確実に近づいています。週タイトルの「トオリ スガリ。」はヘブンではなく、小谷のことだったようです。ヘブンの「アトヒトツ」が、おトキの大好きな「怪談」ということになるのでしょうか。
それにしても小谷です。勝手に惚れて勝手に振ってなんとも迷惑なヤツです。小谷のような男は、おサワ(円井わん)のような聡明な年上女性にビシビシ鍛えて貰うのがよろしいかと(笑)。来週も楽しみです。
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