「女の“賞味期限”が気になって…」幸せな一夜が地獄へ。37歳女性を襲った“残酷すぎる”言葉

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2025-12-12 13:21
投稿日:2025-12-12 11:45

 世の中、不倫の話題で持ちきりだ。2024年に実施された調査によると、既婚男性の約2人に1人、既婚女性の約3人に1人が婚外恋愛経験者だという。SNSやマッチングアプリが普及し、不倫のハードルは下がる一方。しかし、その裏にある人間の欲望と自己演出には注意が必要だ。

 ワイドショーの定番、それは芸能人の不倫騒動。謝罪会見に活動休止──愛に溺れた代償はあまりにも重い。

 世間が「不倫=絶対悪」と決めつけるなかで、それでも、人はなぜその扉を開けてしまうのか。

 禁じられた恋に身を投じる不倫の背景をCA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持ち、数々の人間模様を見てきた筆者が読み解いていきたい。

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「女としての賞味期限」が気になって…

 恋人や配偶者に求める条件として「誠実さ」を挙げる人は多い。確かに、それは信頼の土台となる大切な資質だ。

 けれど、その“誠実さ”ゆえに、深く傷つく別れが訪れることもある。

 取材に応じてくれたのは、霧子さん(37歳・パート主婦/子どもあり)。

「夫は北海道に単身赴任で、東京に戻ってくるのは3か月に1度ほど。中学1年の息子も含めて、家族関係は良好ですし、経済的な不安もありません。

 ただ…アラフォーになると、ふと“女としての賞味期限”を考えてしまって。

 夫とはとっくにレスですし、好奇心もあって、既婚者向けのマッチングアプリに登録してみたんです」

 プロフィール写真にはボカシをかけ、「37歳のK子です。パート勤務。家庭を大切にしながらも、日常に少しだけ彩りやときめきがほしいと思っています。誠実な方とお話しできたら嬉しいです」と紹介文を書いた。

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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