妹が原因で“2回連続”破談に…。もう結婚は諦めるべき?(34歳、会社員)

植草美幸 恋愛・婚活アドバイザー
更新日:2025-12-11 11:45
投稿日:2025-12-11 11:45

【相談】妹を理由に破談。もう結婚は無理?

 私は最近、彼氏と別れました。理由は私の家族です。私の妹は身体が不自由で病院にもかかっています。しかし、障害者雇用をしている企業で真面目に働いていて、とても大切な家族です。

 60代の両親はまだ元気なので現在は妹と同居し、サポートをしていますが実は妹を理由に結婚の話が流れたのは2回目で、元カレたちには事前に話しており、「問題ない」と言ってくれるものの、いざ毎回親との顔合わせで「将来、妹さんの面倒はどたなが見るのでしょうか」という話題になって破談になってしまいます。

 ちなみに遺伝子的な病気ではありません。ですが、元彼の親には「孫にも影響するかもしれない」と心無いことも言われました。私としても家族を否定するような人たちとは、親戚になりたくありませんし、破談して構わないのですが、2回連続となるともう私は結婚できないのではないかと辛いです。

 恋愛結婚は辞めて、結婚相談所に入って事前に条件を入れたら土壇場で破談になるようなことはないのでしょうか。

【こちらもどうぞ】自立を促すと逆上…44歳の娘が家を出ない。子育てが甘かったのでしょうか(74歳男性、69歳女性) 

【見解】堂々と「負担にはならない」と伝えましょう

 日本では「家族の病気」というだけで、生活の場面で影響を受けるケースが多いようです。婚活の現場でも「どのタイミングで家族の病気を伝えるか」というのは大きな課題です。

 相手にとっては、将来的に「配偶者の兄弟の面倒を見なければならないのでは」と不安に思うこともあるので、アドバイザーも非常に悩むポイントです。たとえば精神疾患のケースでも症状はさまざまで、寝たきりで医療的ケアが必要な人もいれば、軽度で週に数回働ける人もいます。

 ですから、伝えるときには「病名や症状を具体的に説明する」ことが大切です。想像させると相手は過剰に不安になりますが、「こういう症状で、こういう支援を受けていて、国から毎月○万円の補助があり、家計への負担はない」などときちんと伝えれば印象はまったく違います。

 実際、兄弟の生活費をまかなえるほどの支援を受けているケースもあります。さらに、遺伝性でないことが証明できれば、それを提示することも可能です。

 貴女の場合、伝え方がうまくいかなかったのかもしれません。実際以上に深刻な状況のように話してしまったり、感情的に話してしまったり、相手に同情を買うような伝え方をすると、かえって印象が悪くなるケースがあります。

 逆に、堂々と「この件は負担にならない」と伝えることができれば、相手の受け止め方も変わります。

植草美幸
記事一覧
恋愛・婚活アドバイザー
1995年、アパレル業界に特化した人材派遣のエムエスピーを創業(現・代表)。そこで培われたコーディネート力と実績を活かし、2009年、結婚相談所マリーミーをスタート。業界平均15%と言われる成婚率において、約80%の高い成婚率(※)を誇り、成婚件数も1000件以上を数える。著書は「ワガママな女におなりなさい 『婚活の壁』に効く秘密のアドバイス」(講談社)、『、「結婚の技術」(中央公論新社)、「なぜか9割の女性が知らない婚活のオキテ」(青春出版社)など多数。(※)成婚退会者数÷全体退会者数で算出。
HPXYouTube

関連キーワード

ラブ 新着一覧


もう致しません!セフレから本命彼女にじわじわ昇格する方法
「最初は自分も遊びのつもりだったのに……」 「これ以上の関係を、望んじゃダメだとわかっているのに……」  カラダの関...
若林杏樹 2022-08-03 06:00 ラブ
男を虜に、女を敵に!“あざとい女”4大あるある、彼の本音は
 あなたは「あざとい女」と聞いてどのような女性をイメージしますか? あざとい女は男性を虜にしますが、同性からは嫌われる傾...
恋バナ調査隊 2022-08-03 06:00 ラブ
離婚率は50%以上…!?「再婚反対」は親の愛なのかもしれない
 ステップファミリー5年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
マッチングアプリの初デートを攻略! ドン引き会話と成功術
 マッチングアプリで出会った彼と、ドキドキの初デート。「楽しい会話で彼の心をつかむ!」と意気込みがちですが、思わぬミスで...
恋バナ調査隊 2022-08-02 06:00 ラブ
アラサー以降の大人女性が「運命の人」と“高確率”で出会う法
「運命の人と出会う」なんて、もう自分には関係ないこと。アラサー以降って、そんな年齢ですよね。もう運命とか言ってらんなくな...
ミクニシオリ 2022-08-01 06:00 ラブ
なぜ夫は妊活に協力してくれない? 理由4つ&イライラ対処法
 本来、妊活は夫婦が協力して行うべきなのですが、実際は女性ばかりが頑張っている夫婦が多いように感じます。  そこで今回...
恋バナ調査隊 2022-08-01 06:00 ラブ
結婚に焦らなくても大丈夫! 女性の「晩婚」に5つのメリット
 女性は、20代後半から結婚ラッシュがはじまりますよね。友達や同僚などの結婚が続くと、結婚への焦りを感じる人も多いでしょ...
恋バナ調査隊 2022-08-01 06:00 ラブ
激白!男の“恋愛と結婚の違い”イマイチ踏み切れないワケとは
「結婚したいけど、彼氏にはその気がないみたい……」と悩んでいる大人女性は少なくないようですね。そうした女性は、同時に「そ...
恋バナ調査隊 2022-07-31 06:00 ラブ
「あとでサインする」離婚協議中に体を求める夫、嫌悪する妻
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2022-07-30 06:00 ラブ
「抱けばイライラが収まる」離婚協議中に妻を求める夫の本音
「冷酷と激情のあいだvol.101〜女性編〜」では、夫のヒロタダさん(仮名)と離婚の話し合いを進めている妻・華絵さん(仮...
並木まき 2022-07-30 06:00 ラブ
なんで? 彼に「結婚式やりたくない」と言われた時の対処法
 40代を目前に控えて、こっぱずかしい……という気持ちを抱くと同時に、「つつましい結婚式でもやりたい」「一生の思い出にな...
恋バナ調査隊 2022-07-30 06:00 ラブ
不倫懇願に浮気バレ…お酒の失敗で恋愛終了! ヤバすぎ体験談
 仕事終わりの一杯や、友達との飲み会を楽しみに過ごしている人は多いはず。  お酒の席での経験があるあなたも、他人には言...
恋バナ調査隊 2022-07-30 06:00 ラブ
意外と身近に…モテ男に埋もれた“隠れイイ男”の特徴はこれ♪
 彼氏がなかなかできない女性の中には、「周りにイイ男がいない」と思っている人も多いでしょう。確かに、周りに恋愛対象になる...
恋バナ調査隊 2022-07-29 06:00 ラブ
気づけば“レスカップル”に…別れるべきか判断するポイント
 付き合いたての頃はたくさん触れ合っていたのに、気づけば「レスカップル」状態になり、悩んでいる人は少なくありません。デー...
恋バナ調査隊 2022-07-28 06:00 ラブ
お金目的で女性経営者を狙う…「起業したいフリ男」の接近手口と撃退法
 女性からお金を引っ張ることを目的にマッチングアプリを利用する男性が増えています。  いわゆる「ママ活」や「ヒモ」狙い...
内藤みか 2022-07-28 06:00 ラブ
年収の低い年下男性 「伸びる」or「ヒモ化」タイプの見分け方
 恋愛映画やドラマでも人気の「年下男性」。でも、実際に付き合うとなると、多くの女性を悩ませているのが年収による格差のよう...
恋バナ調査隊 2022-07-27 06:00 ラブ