松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

更新日:2025-12-11 17:03
投稿日:2025-12-11 17:00

 元TOKIOの国分太一(51)が、日本テレビからコンプライアンス違反を理由に看板番組「ザ!鉄腕!DASH‼」を突然降板されられた件をめぐり、元メンバーの松岡昌宏(48)は12月4日発売の「週刊新潮」と「週刊文春」でインタビューに応じた。松岡や城島茂(55)に対し日テレからは「5カ月以上、何も説明がない」とし、さらに過去30年の間にケガを負って病院に運ばれたこともあったと回顧。その責任問題にも言及している。

 松岡は国分を守るために自身の芸能活動へのリスクを顧みず"暴露"しているが、そもそも視聴者からは《鉄腕ダッシュ打ち切りにしたら?》《新メンバーで続けるより番組終わってほしいって思う。TOKIOのメンバーでやるから面白かったのよ》《これ無理に続ける必要あるのかなぁ?》《「日テレの鉄腕ダッシュ」ではなく、「TOKIOの鉄腕ダッシュ」なんだよね》といった疑問の声であふれている。

 TOKIOの冠番組として1995年にスタートした「鉄腕!DASH‼」は、2018年に元メンバーの山口達也氏(53)が不祥事で脱退し、21年に長瀬智也(47)が芸能界を引退したが、残りのメンバー3人を中心に番組を支えてきた。だが、国分の騒動後は城島と後輩タレントらが回している状況だ。

■2時間スペシャルでは元TOKIOは城島が登場したのみ

 12月7日の2時間スペシャルでは、2本立てのうち、「DASH島 造船計画」の企画には城島も登場したものの、もう一本はSixTONESの森本慎太郎(28)と髙地優吾、なにわ男子の藤原丈一郎(29)と大橋和也(28)のみの出演だった。

「TOKIOが中心に、農業や無人島などで自然環境を相手にしながら地方活性化に取り組む姿がウリで、彼らの人柄と地元の人たちの交流に支えられてきた側面が大きい。旧ジャニーズ事務所の後輩たちはあくまでサポートの立場として番組ファンは見守っていた。ですが、すでに元TOKIOは"無き者"にされた扱いで、そこまでして『鉄腕!DASH‼』の名前を残す意味があるのかと物議を醸しています」(スポーツ紙芸能担当記者)

 本来なら、国分の降板に合わせて番組を打ち切って、すぐに看板を掛けかえることもできた。出演者もほとんど変わっていながら、継続する意味はあったのか。

「来年3月を区切りに打ち切って、新番組に替える可能性もあります。ただ、当番組は霞が関や東京都、地方自治体との"案件"が中心で、コネクションを維持するには欠かせない存在だった。TOKIOが、長年地方行政に関わってきた“関係地”が番組存続を支えてきたため、元TOKIOのメンバーが1人でもいる限り、辞められないといった事情もあったのでしょう。でも、このままでは松岡さんはもちろん、城島さんもどう決断するか……」(番組制作会社関係者)

 もはや国分騒動は、日テレの煮え切れない判断で視聴者にまで不信感が募っているようだ。

  ◇  ◇  ◇

 唯一、仕事が絶好調なのはリーダーだけ? 関連記事【こちらも読む】城島茂にすがるしかなさそうな国分太一…“復活”は地方イベントでミソギ行脚が最短ルートか?…もあわせて読みたい。

エンタメ 新着一覧


タナケン(生瀬勝久)の決め言葉、「どうだろうね」に込められた真意
 スズ子(趣里)は、不安を抱えたまま喜劇王・タナケン(生瀬勝久)との舞台稽古を続けていた。  なんとかしようと、ス...
桧山珠美 2024-01-22 15:16 エンタメ
ブギウギ新章、タナケン役生瀬勝久の“顔芸”と「3枚の張り紙」が見もの
 小夜(富田望生)が付き人をやめると言って姿を消してから3カ月、愛助(水上恒司)は大学を卒業し、村山興業で働き始める。 ...
桧山珠美 2024-01-17 15:49 エンタメ
5年ぶり「おっさんずラブ」にコレジャナイ感?それでもいいと思うところ
 あの「おっさんずラブ」が5年ぶりに帰ってきました。2018年4月期にスタートした同作は、ピュア過ぎるおっさんたちの恋愛...
小夜(富田望生)の食い意地は国境を越えた!愛か、餌付けされただけか
 復学した愛助(水上恒司)は、スズ子の公演に触発され、いっそう勉学に励んでいた。  そして、公演が再開して以来、ス...
桧山珠美 2024-01-12 16:05 エンタメ
任侠ドラマ出演の高岡蒼佑様…小栗旬&芸能界批判に“かわいいチワワ”か!
 アウトローな役柄などで人気を博していた元俳優の高岡蒼佑。役者引退宣言をしていたものの、今年2月にリリースされる任侠ドラ...
堺屋大地 2024-01-11 06:00 エンタメ
朝ドラ名物の闇市、小夜の食い意地はタダモノじゃねえ!
 戦争が終わって3カ月、世の中の混乱は続き、スズ子(趣里)たちは未だ公演ができずにいた。  愛助(水上恒司)の病状...
桧山珠美 2024-01-09 14:50 エンタメ
歯に衣着せぬ小夜のキャラを生かしたブギウギ流「玉音放送」シーン
 終戦の日。スズ子(趣里)たちは巡業先の富山で玉音放送を聞く。りつ子(菊地凛子)は慰問先の鹿児島で敗戦を知る。  ...
桧山珠美 2024-01-08 15:50 エンタメ
原作は4コマ漫画! 名作“ぎぼむす”のイケメントリオを味わい尽くそう
 新年あけましておめでとうございます。  例年であれば、大晦日は「ジャニーズカウントダウンライブ」で年越しするので...
特攻隊の前で「別れのブルース」、過去の“淡谷のり子物語”と異なる描き方
 1945年、日本の戦況はますます悪くなっていた。富山に慰問に来ているスズ子(趣里)は、女中の静枝(曽我廼家いろは)の話...
桧山珠美 2024-01-05 14:00 エンタメ
制作費の都合?「夜来香ラプソディ」音楽会シーンなしは残念すぎる
 上海の羽鳥善一(草彅剛)は、音楽会の準備を進めていた。羽鳥は、黎錦光(浩歌)が作曲した「夜来香」にブギを取り入れた音楽...
桧山珠美 2024-01-04 17:50 エンタメ
【2023年人気記事】マッチ様は逃げ上手と無責任のプロだった
【「残念プロフェッショナル」の流儀】  2023年も「コクハク」をご覧いただき、誠にありがとうございました。反響の大き...
堺屋大地 2024-01-02 11:44 エンタメ
辻希美&杉浦太陽はニベアのCM…仲良しラブラブ芸能人夫婦はお金を生む
 元モーニング娘。のなかで1番の勝ち組は、やっぱり辻ちゃん(辻希美)でしょう。  先日も元モー娘。の中澤裕子、保田...
スズ子と愛助の無償の愛、平和ボケの今とは違って生きるも愛するも命がけ
 東京に戻ったスズ子(趣里)は、空襲で一面ががれきになっている惨状を目の当たりにする。  スズ子が三鷹の家に戻ると...
桧山珠美 2023-12-28 14:10 エンタメ
東京大空襲、愛し合うスズ子と愛助の運命は…金曜放送回を前におさらい
 トミ(小雪)の許しが出て、山下(近藤芳正)が正式に楽団のマネージャーとして加わることになった。  スズ子(趣里)...
桧山珠美 2023-12-27 17:40 エンタメ
コワモテ黒田の起用は大正解! スズ子派に寝返り、顔芸と手振りが秀逸
 結核が再発した愛助(水上恒司)の看病を、三鷹の家で続けることになったスズ子(趣里)は、日々愛助のために身を尽くしていた...
桧山珠美 2023-12-26 15:50 エンタメ