期待外れと面白かった「秋ドラマ」を調査!『じゃあつく』が独走、追い上げた“考察が捗る”ダークホースは

コクハク編集部
更新日:2025-12-18 11:45
投稿日:2025-12-18 11:45

新たな朝ドラの魅力を発揮『ばけばけ』

 ここで朝ドラ『あんぱん』(NHK)がランクイン!小泉八雲の妻・小泉セツをモデルにした同作。従来の朝ドラらしいヒロインが苦境に追い込まれる展開がありつつも、明るく笑いの要素が散りばめられていることで人気に。朝ドラらしさと革新的な演出がマッチし、高評価となりました。

「ヘブン先生とトキちゃんの絡みが愛しい。ほっこりして朝にぴったり」(20代/会社員)

「台詞よりも役者の表情や、映像の表現で分からせてくれる」(60代/無職)

「朝ドラの『あるある』もありつつ、ギャグパートも多くて見やすい」(30代/医療)

「髙石あかりの愛嬌たっぷりの演技がいい。朝ドラ女優の中でもトップレベルに上手い。さすがオーディションを勝ち抜いてきただけある」(50代/福祉関係)

 まだまだ朝ドラとしては折り返し地点。今後ますます人気が上がっていく期待が高まります。

三谷脚本は賛否両論?『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』

 放送前には大注目だった『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』(フジテレビ系)が4位に滑り込み。1984年の渋谷を舞台に、菅田将暉、二階堂ふみ、神木隆之介などの豪華キャストが勢揃いしました。

 三谷幸喜25年ぶりの民放GP帯連ドラ脚本ということで話題を呼んでいましたが、視聴者の意見は賛否両論がはっきり分かれる形となりました。

「三谷作品特有の『ドタバタ感』。エンタメ感が強くて見ていて楽しい」(50代/公務員)

「キャストの演技が渋くていい。演技対決の辺りは興奮した」(40代/接客業)

「芝居の素晴らしさ、それに賭ける人々の熱意を感じられた。個人的には今期No. 1」(50代/主婦)

 などの三谷幸喜らしさが爆発する同作品を絶賛するコメントもある一方、ストーリーの難解さを指摘する声も聴かれました。

「第一話から展開が早すぎて全く分からなかった」(20代/フリーター)

「登場人物が多すぎて理解できない」(20代/広報)

 年齢層が高めの三谷幸喜世代には刺さりましたが、若い世代は「三谷節」に馴染めない視聴者も多かったようです。

考察要素たっぷりで若者に人気『良いこと悪いこと』 

 若年層から圧倒的支持を得て間宮祥太朗主演の『良いこと悪いこと』(日本テレビ系)が5位にランクインしました。小学校の同級生たちが次々と殺されていく謎に迫るミステリー作品。怒涛の展開や伏線に、SNSでの考察が盛り上がりを見せました。

「タイトルさえもミスリード。毎週楽しみにみました」(10代/学生)

「思いもしなかった急展開でびっくり。1話から見直してみて、『コレか!』となったりした」(30代/フリーター)

「伏線が多すぎて回収できていないところもあるけど、全体的にはすっきり」(20代/接客業)

「公式HPにも仕掛けがあったりして面白い。SNSの考察を参考にしながら見たら、もっと楽しい」(10代/学生)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

エンタメ 新着一覧


芸人はランジャタイ伊藤から学べるか 「地雷女」を避けるたった一つの方法
 ランジャタイ・伊藤幸司(38)が未成年との不適切な関係を持ったことを暴露され、芸能活動を休止した。過去を振り返れば、伊...
帽子田 2024-09-18 10:08 エンタメ
老眼鏡かける寅子。「最後はいい方に流れていく」発言にトラツバロス一歩手前…!
 香淑(ハ・ヨンス)は、原爆被害に遭った外国人への支援を始めることを決意する。一方、寅子(伊藤沙莉)と航一(岡田将生)は...
桧山珠美 2024-09-16 14:00 エンタメ
秋元康との共通点も? 柏木由紀がすがちゃん最高No.1に惹かれた理由を考察
 9月11日、NEWSポストセブンが、元AKB48のゆきりんこと柏木由紀さん(33)と、お笑いトリオ・ぱーてぃーちゃんの...
伊藤健太郎は破局して正解! “小栗旬軍団”加入でバーター出演の機会にも恵まれる
 伊藤健太郎が帰って来ました。これは朗報です。あの不祥事からかれこれ4年。本人も充分反省しているようですし、そろそろ許し...
【写真特集】背中ぱっくりドレスを着こなす滝クリ。健康的な美脚も披露!
【この写真の本文に戻る⇒】滝川クリステルに「好きになれない」の声多数。バリキャリだけど同性ウケしないのはなぜ?
航一も明治生まれの男。娘に手を上げるのか!? と一瞬緊張が走ったシーン
 のどか(尾碕真花)の婚約者・誠也(松澤匠)が星家にやってくる。しかし、星家では航一(岡田将生)と優未(川床明日香)が優...
桧山珠美 2024-09-12 17:15 エンタメ
「東出昌大の再婚を叩いたら負け」なのか? SNS社会は彼に試されている…
 2015年1月、朝ドラ『ごちそうさん』で夫婦役を演じた杏と結婚して3人の子を授かるも、映画『寝ても覚めても』で共演して...
堺屋大地 2024-09-11 06:00 エンタメ
夫婦水入らずの何気ないシーンが描いたもの。爆速で進む物語、子どもたちは誰が誰やら…
 8年にも及ぶ「原爆裁判」を終えた寅子(伊藤沙莉)たち。竹中(高橋努)は渾身の記事を書き、よね(土居志央梨)と轟(戸塚純...
桧山珠美 2024-09-12 16:53 エンタメ
岡田将生「ラストマイル」沼にハマる人続出!「虎に翼」との共通項も考察
この投稿をInstagramで見る 映画『ラストマイル』公式【大ヒット上映中】(@...
【写真特集】若っ!金髪姿の岡田将生。浴衣、くるんくるんパーマヘアも…
【この写真の本文に戻る⇒】岡田将生「ラストマイル」沼にハマる人続出!「虎に翼」との共通項も考察
朝ドラ史上、いやテレビ史上に残る名判決シーン。「政治の貧困」の言葉が胸に突き刺さる
 昭和38年6月、桂場(松山ケンイチ)は最高裁判事のひとりに任命される。  竹もとで修業に励む梅子(平岩紙)、そし...
桧山珠美 2024-09-07 06:00 エンタメ
夕飯のカレーで描いた星家の“遠慮のない家族”への変化。入山法子の名場面を振り返り
 昭和37年1月、「原爆裁判」の原告のひとり、吉田ミキ(入山法子)が法廷に立つことを承諾。広島から上京してきたミキを、原...
桧山珠美 2024-09-05 17:30 エンタメ
虎に翼の脚本は朝ドラ特有の“中だるみ”なし!塚地出演「あさイチ」との連携プレイにも救われた
 昭和34年、優未(毎田暖乃)は高校1年生に。直明(三山凌輝)と玲美(菊池和澄)の間に子供が産まれ、猪爪家はますますにぎ...
桧山珠美 2024-09-02 17:30 エンタメ
東出昌大“狩猟系イケメン”面目躍如。通り過ぎていった女性たちは何を思う
 期待に応える男、東出昌大(36)がまたまたやってくれました。今度は“デキ婚”ですって。いつかやってくれるだろうとは思っ...
第110回感動のラストシーン! 余貴美子演じる百合さんの“ある台詞”がとっても可愛かった
 寅子(伊藤沙莉)たちとの同居がつらいと本心を語り、家を出ようとするのどか(尾碕真花)。そんな彼女に、優未(毎田暖乃)は...
桧山珠美 2024-08-31 06:00 エンタメ
【写真特集】10年前の初々しい東出昌大。オールバック、ナチュラル、横流し…髪型3変化
【この写真の本文に戻る⇒】杏との離婚から4年、東出昌大“デキ再婚”で話題の養育費問題。子のために前妻が即やるべき事【弁護...