中学受験沼で使われる特殊用語
どの界隈でもそうだが、こういった微妙な使い分けがあったり、その中では当然のように使われている言葉が数多くある。
うっかり、掲示板やSNSなどで間違えた文脈で使ってしまうと、私みたいにちぐはぐな会話で恥をかいたり、鬼の首を取ったような指摘をされて、論点がズレてしまったりする。
「半年ROMれ」はインターネット古えの時代から言われてきたネットスラングだが、本当にこれは大事なことだと身に染みる。
“お受験”は最たる例で、中学受験沼の方々によるとリトマス紙のようなワードだとか。(そういえば、漫画「二月の勝者」でもそんな感じのセリフあったなぁ)だからこそ今後、中受に立ち向かうにあたってこれらの語彙力は高めていきたいと思う。
SNSなどを眺めはじめて、「???」と今の私が感じている用語は、『酷語』『鉄緑会』『コピー機(とそれに伴う作業)』『サンデーショック』『NN』『αクラス』『ボリュゾ』『フォトン』『四大塾』『自走』…などなど。
説明するときりがないので、意味合いは省略するが、『お受験』よろしく、受験界隈では日常会話用語のごとく飛び交っている。
塾代100万、夏の合宿…数々の「常識」
言葉だけでなく、6年の塾代が100万越えであることとか、夏休みは塾の合宿があることとか、毎日塾に通い詰めとか、そう言った常識にもなれていかなければならない。
いろいろ情報収集していくと、最初は驚愕していてもだんだん普通に思えてくるから不思議だ。常識にマヒすること。これが沼にハマることなのだろう。
正直、“お受験”が「小学校受験だけの意味なんで!」とピリピリ神経質にならなくても、と私は思っている。テストに出るわけじゃないし。意味は伝わるし。ジャガー横田さんの中学受験を扱った書籍でも“お受験”と言葉がつかわれている。
細かい意味は違くとも、メディア的には“お受験”と言った方がキャッチーなんだよね。しかし、そうおおらかに考えているうちは、まだまだ素人で、沼にハマっていないことなのかもしれない。
きっといつか、中学受験を“お受験”とのたまう人間に苛立つ日が来るだろう。きっと、来るだろう。
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