「卒論もAIが書けますよ」大学生の話に仰天!おばさんの私が気づいた“本当の”脅威

小林久乃 コラムニスト・編集者
更新日:2026-01-07 11:45
投稿日:2026-01-07 11:45
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期真っただ中の小林久乃さんが、40代から始まった老化現象や身近で起きた日常の出来事についてありのままに綴ります。第59話は「AIとの付き合い方」。

いつかAIにこの世は侵食されるのか

 私はどうもAIと相性が悪い。世界はAIがスタンダードとなり、ゆくゆくはAIのおかげで不要になる仕事も出てくる、AIがないと生きていけない時代が到来すると騒がれているが、それでも常用はしていない。あくまでも検索エンジンの延長線上のような感覚だ。数年前から皆があまりに騒ぐので、私も試しに文章を書いてもらったが、全く面白くなかった。企画書に至っては付け焼き刃感だけが残るもので、何が言いたいのか全く分からない。文章だけではなく、イラストも同じく。堂々と企業イラストに使っている様子を目にするが、「どうもAIっぽい」雰囲気は否めない。

【こちらもどうぞ】私の生理、山口百恵なみに華々しく引退? 男性に知ってほしい“女のつらさ”

「未来はAIが文章を書いてくれるから、もうライターの仕事なんて無くなっちゃうんでしょう…?」

 元ライターの友人にそう言われた時は驚いた。友人が現役で文章を書いていた頃、彼女の文筆ぶりを尊敬していた。「どこからそんなに面白い表現が湧き上がってくるのか」と舌を巻いていた。そんな彼女がAIに平伏宣言しているなんて。私は反論するかのように、こう答えた。

「そういう話題、あちこちで聞くけど、そもそもAIを敵視している時点で私は自分とジャンルが違うと思っている。文章は書くだけが仕事でもなくて、企画が肝心で、それには経験がものを言うわけでさ。作家みたいに天性タイプもいるだろうけど、言葉を操作して文章にできるのは自分だけ。いつかAIに潰されると危惧しているのは、自分の文章に自信がないだけじゃないだろうか」

小林久乃
記事一覧
コラムニスト・編集者
出版社勤務後、独立。2019年「結婚してもしなくてもうるわしきかな人生」にてデビュー。最新刊はドラマオタクの知識を活かした「ベスト・オブ・平成ドラマ!」(青春出版社刊)。現在はエッセイ、コラムの執筆、各メディアの構成と編集、プロモーション業が主な仕事。正々堂々の独身。最新情報は公式HP

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


【難解女ことば】「小女子」ってなんて読む? ヒントはご飯が進むもの。
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
ほっこり癒し漫画/第75回「ヘルプみーこ」(後編)
【連載第75回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
八王子の居酒屋社員で月給18万円、腰かけ学生バイトの尻拭いをする日常
 八王子は21の四年制大学・短期大学・高専があるという。  全国でも学園都市として広く名が知られ、学生の数はおおよ...
私の時給はパフェより低い…置き去り氷河期世代の苦悩「感覚死んでる」
 八王子の居酒屋で契約社員として働く由紀は、特段面白みのない毎日を過ごしている。元気な学生バイトたちに囲まれ慌ただしい日...
44歳独身、今からでも遅くない?ズル休み→大学進学を決めた“無敵の女”
 八王子の居酒屋で契約社員として働く由紀は、信じていた学生バイトに蔑まれ、客の若者にも罵られる日々。見かねた学生バイトの...
クレクレママの実態 買い換えるなら「車くれない?」っておねだりする!?
 人のものをすぐに欲しがるクレクレママ、あなたの周りにはいませんか? おさがりなどをもらってくれて助かることもあるけれど...
スマホを持たないサブカル老人の願い「本屋に行く楽しみを奪わないで~」
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(63)。多忙な現役時代を経て、56歳...
大人の「友達がいない問題」はスナックで解決!?常連同士が仲良くなるわけ
 みなさんは大人になってからできた友達、どのくらいいますか? 「言われてみればもゼロ」なんてこともあるのでは?  ...
気高いオーラにゾクゾク! コワモテ“たまたま”の意外な素顔
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
自分の選択に誇りを持って。子どもを産まない理由、そして6つの決断
「DINKs」という言葉があるように、「子どもを産まない」ということが近年では夫婦の選択肢の一つとして普通になってきまし...
お店で見かけたら幸運! 超レア「バードネスト」の正体は野良ニンジン!?
北海道出身の主人とは衣食住、風習や慣習など折に触れ、関東で生まれ育った者(ワタクシ)との違いを感じます。結婚当初は行き来...
Threadsで実感!「クソリプを送る人」は概ねコレ、主婦の心の闇は深い
 セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方などをテーマにブログやコラムを執筆しているまめです。  私はX(旧T...
銀座で“750円のみほ&時間無制限”の「AOU銀座の森」がまさかの改悪!?
 コロナ禍以降、基本在宅勤務な方も多いのでは? 出勤のわずらわしさから解放されるのはいいけれど、たまには気分転換をしたい...
階段道の“たまたま”君♡嬉しいスリスリ攻撃であわや転落危機
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
南アルプスのコントラスト【春】
 柔らかな陽の光、鮮やかな桃色、雪をかぶる南アルプス。  まだ少し冷たい空気と一緒に胸に入り込まれてしまう。
ぐはっ!金欠で焼き肉のお誘い…ギクシャクも翌日リスケも回避する断り方
 金欠の時、友達から飲みや遊びの誘いが入ると、どうやって断るか悩んでしまう人は多いはず。  断り方によっては、人間...