ご、500円!? 腰痛持ちおばさん、病院のリハビリに感動。年間10万円の治療はなんだったのか

小林久乃 コラムニスト・編集者
更新日:2026-01-14 11:45
投稿日:2026-01-14 11:45
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期真っただ中の小林久乃さんが、40代から始まった老化現象や身近で起きた日常の出来事についてありのままに綴ります。第61話は「腰のリハビリ」。

腰痛に怯える日々

 30代から腰が悪い。人生で2回ほどぎっくり腰を経験して、痛めた現場(右腰)へ常に危惧を抱えながら生きている。座業である以上、腰の痛みとの戦いは終わらない。2回とも同じ鍼灸院で治療をしてもらい、定期的に通っている。一部は健康保険が適用されるとはいえ、毎回、3000円〜7000円の治療費がかかる。年間で10万円近くの出費だ。

【こちらもどうぞ】おばさんは美容医療より「医療」に夢中。肩こり、首こり、腰痛…不具合だらけの私が辿り着いた救済策

 体調、体型を崩しがちな50代。腰のこともずっと気になっていた。このままマッサージをして、鍼を打って、お灸をすえて、電気で温めて…を繰り返していくのは、どこか不毛さを感じる。思い立った私は腰痛へのアプローチを変えた。今までは東洋医学に頼り切っていたけれど、西洋医学から治療を試みるのもいいかもしれない。思い立ったが吉日、評判のいいスポーツ外科が近所にあったので、足を運んだ。

以前、この連載でも触れたが、座り癖や運動不足などにより、私の右腰の骨の一部には、隙間が空いているらしい。それを埋めるためには筋肉が必要であると、医師は言う。

「先生、筋トレをしろと?」
「いや、自発的に動くようにリハビリをしましょう」

 そう言われて、外科の二階に誘導された。そこはリハビリルームとなっており、10台近くのベッドや多くのスタッフがいた。いつも通っていた鍼灸院にはベッドが3台だった風景を思い出すと、かなり迫力がある。そして施術を受けているのは、私の母親と同年代と思しき高齢者ばかり。先ほど診察を受けている際に、医師のデスクにあったPCにリハビリ患者のリストがずらっと並んでいるのを見たが、ほとんどが60〜80代。50歳の私なんて若手だ。

「今後、小林さんを担当させてもらいます。よろしくお願いいたします」

 にこやかな女性が私の施術を担当してくれるらしい。この日、ぎっくり腰の恐怖を抱えた右腰を温めて、背中から腰にかけてEMSで電気療法、その後マッサージ。担当の整体師から自宅でやってほしいと、簡単なケアを指示された。深い腹式呼吸で横隔膜を動かし、足をブラブラと揺らして、筋肉の緊張を解くだけ。難しくはなかった。

小林久乃
記事一覧
コラムニスト・編集者
出版社勤務後、独立。2019年「結婚してもしなくてもうるわしきかな人生」にてデビュー。最新刊はドラマオタクの知識を活かした「ベスト・オブ・平成ドラマ!」(青春出版社刊)。現在はエッセイ、コラムの執筆、各メディアの構成と編集、プロモーション業が主な仕事。正々堂々の独身。最新情報は公式HP

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


頑張る大人こそ意識しておきたい「我慢のやめどき」サイン
「まあまあ、みんな我慢してるんだから」と、なだめられた経験はどのくらいありますか?  私は少なくない回数あるし、人にそ...
住宅街の中で東京の息吹を感じた 2023.8.18(金)
 住宅街で湧き水と出会うなんて。東京には知らない場所がまだまだある。 「東京の名湧水57選」のひとつにも選出されて...
駅が“ダンジョン”やないかーい!上京して仰天した地方とのギャップ8選
 住み慣れると忘れてしまいがちですが、多くの人は上京後に田舎とTokyoのギャップに仰天しています。上京後数年経った人も...
暑さのせい? 身も心も全開な“たまたま”の声が聞こえてくる
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
話題の「完全栄養食」ってぶっちゃけどう? メリット&デメリットを解説
 近年、健康志向の人やダイエット中の人に話題となっている「完全栄養食」をご存知ですか? 現代人は忙しく時間がない人が多い...
亡くなったペットのお別れに注文増、大切な家族の供え花に必要な情報は?
 故人へのお供え花を作らせていただく花屋の感覚として、暑さ寒さが続く日や季節の大きな変わり目はお悔やみ花を作る機会が多い...
帰省中に岡山・蒜山高原でワーケーション 2023.8.15(火)
 この夏休みは、千葉から夫の実家のある岡山県に帰省しました。帰省中、パソコンを開きたかったのですが、夫の実家は人の出入り...
人じゃないモノたちで賑やかな街 2023.8.14(月)
 街に人が戻ってきた。大阪はこうでなくっちゃね。  でも、ココは誰もいなくても賑やかな街だ。  ちょっと見上...
「ジェンダーリビール」って知ってる? 大失敗した話&次はおにぎりで♡
 最近、世界の妊婦の間で流行っているのが「ジェンダーリビール」です。日本ではまだまだ聞き慣れない言葉ですよね。今回は「ジ...
「押すなよ、絶対押すなよ」ビーチボーイズ“たまたま”を激写
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
嫁の手作り料理をバカにし過ぎ!息子寵愛義母から来たムスコンLINE3選
「ムスコン」とは、息子から子離れできない親に対して使われる言葉だとか。特にムスコンの被害を受けやすいのが、お嫁さん。義母...
2023-08-13 06:00 ライフスタイル
親戚との会話に困ったら?「5つの話題」と相槌と“離れ技”で乗り切る戦法
 お正月やお盆の時期などに、頭を悩ませるのが親戚付き合いです。年に数回しか会わない親戚とは、何を話したらいいかわからず、...
動物&飼い主のほっこり癒し漫画/第55回「宅配トリモノチョウ」
 ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、突然「コクハク」に登場! 生きものたち、その生きものたちをこよな...
たまごっちってうんち垂れ流ししないの!?「平成レトロ」なおもちゃの今
 最近ちまたで注目を集めている「平成レトロ」。平成レトロとは「平成を懐かしく想う文化的風潮」のこと。1989(平成元)年...
2023-08-12 06:00 ライフスタイル
もう義母になめられない! 帰省時に役立つ「良好関係キープ術」4つ
 結婚すると気になるのが、義母との関係。仲良くいられるかどうかで、結婚生活が大きく変わってしまいますよね。特に多いのが、...
嫌われ街道まっしぐら! 後輩・部下にやってはいけない4つのこと
「なんだか部下との関係が良くない気がする」「後輩に避けられているのはなんで?」と悩んでいる方必見! 今回は、職場の後輩や...