がんばれ、おサワ!
「おサワさんに1番に報告したかったから」。そう言って、松江中学の英語教師になったことを伝えます。
それを聞いて、「こげなこと言うのもあれですが、教えちょる庄田さん、かっこいいですけん。ええと思います。おめでとうございます」とおサワ。「もうひとつ。そのために今日、教師になってきたというか…」。
そう言って、「ワシと夫婦になろう。惚れてるんだ、おサワさんに」と告白します。
「だから、教師になることにした。来月から月25円。それで、おサワさんちの借金返して、長屋を出よう」
「長屋を」
「うん」
ところが、ラスト5分で急展開。おサワはあの“顔よし頭よし性格よし”のパーフェクト庄田の申し出を断ったのでした。
そうとは知らず、お祝いの花を持って、おサワの前に現れるおトキ。
「知っちょるかね。馬鹿だよねえ、私。嬉しいし、嬉しかったし。天にも昇るような、というか、何ならもう天に昇っちょったのに…。断る理由なんてこれっぽっちもなかったのに…。つかめんかった。あの人の手、どげしてもつかめんかった」
おサワのまさかの言葉に「なして?」とおトキ。
「おトキのせいだわ。私はおトキにはなれん。おトキと同じ道は歩けん。シンデレラにはなれんけん」
「大好きだったのに~。おトキのせい、全部、おトキのせいだけんね~」。おトキに縋って泣きじゃくるおサワ。
おトキのせいではないことを、誰よりもおサワがわかっていたことでしょう。そんなおサワのどうしようもなくやりきれない気持ちを、しっかりと受け止めるおトキでした。
誰かに幸せにしてもらうのではなく、自分の幸せは自分で掴み取る。今を生きる私たちなら、おサワの決断もわかるというものです。がんばれ、おサワ! がんばれ、私たち!
おサワが教員試験に受って、自分の力で長屋を出ていく日が来ますように。で、その先には庄田が笑って待っていてくれますように、と願わずにはいられません。
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