脳みそがまさかの「性感帯」に…81歳によるわたしの破壊的H

小悪魔ドルチェ寿司 編集者
更新日:2019-10-11 11:28
投稿日:2019-09-27 06:00

「ハンニバル」から学ぶ前頭葉の仕組み

 突然ですが、みなさんは「ハンニバル」(2001年)という映画を見たことはありますか? 「羊たちの沈黙」(1991年)の続編で、ハンニバル・レクター博士の猟奇殺人鬼としての真骨頂がみられるわけですが。以下、ネタバレを含むので、作品そのものを見る予定のある方はここから1スクロールほどをば。


  ◇  ◇  ◇


 レクター博士は、無礼な人間の理性をつかさどるという前頭葉を“ある方法”で生きたまま切り取ってしまいますが、前頭葉がなくなった人間は恥も外聞もなくなり、卑猥な言葉を連発し始めます(映画です)。前頭葉がなくなるとこんなふうになるんだ、なんてなかなか衝撃的なシーンなのですが(映画です)、その前頭葉です。これをセックスの道具に使われてしまうとは……。


 えー、ここからが本題です。

 たとえば、

・行かなくてはいけない
・やらなくてはいけないことが終わってない
・待たせてはいけない人を待たせている

 といった感じで時間に追われ過ぎているけど、どうしてもいま取りかからないとどんどん雪だるま式に遅れて大災難が起こるというのが明白なとき。十中八九、人々はどうにか間に合わせようと、四苦八苦して帳尻を合わせるために全力を尽くします。たまに全部どうでもいいや、と放り投げる人もいますが、放り投げたいけどできないのが日常であり常人であり、つつがなく日々を送り続ける秘訣であったりします。

 しかし、です。

・依存体質のわたし
・ひろしのルーティンを踏襲する日常に組み込まれてしまっているわたし
・ほとんどの意思決定がそのひろしによって支配されているわたし

 ↑このトリプルによって、わたしはひろしへの執着が徐々に芽生え始めます。しなくてはいけないことをちょっとだけ中途半端に終わらせて、ひろしのほうに比重を置く。女友達との「タイミング合えばお茶しよ」という約束が以前は60%の確率でなされていたのに、約束は形骸化していき、ほぼゼロに近くなる。そうすることでひろし以外の人々との軋轢が少しずつ表象化してくるけども、見て見ないふりをする……。

禁断の蜜ほど甘いのは、意思は無視されるから

 もちろん、

・行かなくてはいけない
・やらなくてはいけないことが終わってない
・待たせてはいけない人を待たせている

 といった前出同様のこれらによって、恋人をないがしろにせざるを得ないときは誰にだってあります。「私と仕事、どっちが大事なの」という言葉に代表されるように、恋人が不満を抱える場面も出てくるわけです。

 しかし全部どうでもいい、と前頭葉を切り取られるようなセックスをしたなら、もうそれは麻薬のように悦びに溢れつつ身体を蝕んでいきます。だからこそ、やらなくてはいけないことが山積している時にあなたを選んだという服従と間違った被支配欲求により、エクスタシーは何倍にもなってきます。

 こうしてやってはダメなことほどハマってしまうのは、そそのかす相手がきちんと主従関係を明確にして従うしかないと思わせるからこそなのです。いろんなものを代償にしながら、【セックスしていただく】という立場と気持ちをわきまえることで、いやらしくも首輪をつけて、リードを口に加えて待つセックス依存の完成と相なるのです。

 えっ、味を占め続けるひろしとの具体的なHの内容ですか? お許しいただければ、次回に続きます!

小悪魔ドルチェ寿司
記事一覧
編集者
出版社で勤務のかたわら、現場主義のスケベライフを送っている最中に81歳と恋に落ち同棲生活開始。

関連キーワード

エロコク 新着一覧


一見すると口紅! すべての人に持ってほしい気配りローター
 これを見てすぐに「ラブグッズだ」と分かる人は少ないのではないでしょうか。「マジックモーション マジック ロトス」は、れ...
桃子 2021-09-19 06:00 エロコク
20代派遣OLの告白「私、不倫相手と同じマンションに…」#6
「同じ敷地内に立つマンションの別棟」に不倫相手と住むH美さん(27歳・派遣)。LINEでの連絡は毎日、そして3日に一度は...
蒼井凜花 2021-09-17 06:00 エロコク
いかつい雰囲気を裏切る優しく繊細な刺激で極上オーガズムへ
 不良少年が捨て犬を保護した……そんな現場を目撃したら「超~いい人!」と思っちゃうのが人情というもの。好印象から悪印象へ...
桃子 2021-09-12 06:00 エロコク
20代派遣OLの告白「私、不倫相手と同じマンションに…」#5
 不倫相手と同じ敷地内のマンションで新生活を始めたH美さん(27歳・派遣)。しかしある日、分譲のA棟に住む彼と賃貸のB棟...
蒼井凜花 2021-09-10 06:00 エロコク
精密ロボット機能搭載!“押す”&“こする”を備えた最新バイブ
 女性の性感帯はいまだ謎に包まれたところが多く、中でも最もミステリアスなのがGスポットでしょう。ラブグッズ界もこれまで、...
桃子 2021-09-05 06:00 エロコク
20代派遣OLの告白「私、不倫相手と同じマンションに…」#4
 ついに不倫相手と同じマンションでの生活を始めたH美さん(27歳・派遣)。引っ越し当日は彼を部屋に招き入れ、新居で甘いセ...
蒼井凜花 2021-09-03 06:00 エロコク
レトロだけど新しい! ほかのバイブにはない気持ち良さ♡
 昨今はハイデザインなラブグッズが増える一方で、レトロなものはいつのまにやら少数派。「桃色GENERATION」は、10...
桃子 2021-08-29 06:00 エロコク
20代派遣OLの告白「私、不倫相手と同じマンションに…」#3
 不倫相手のマンションに引っ越すことになった派遣OLのE美さん(27)。あまりにもリスキーな不倫だが、目くるめく快楽を知...
蒼井凜花 2021-08-29 21:10 エロコク
元カレでもいい…「リサイクルセックス」に走る女性の心理
 コロナ禍により、男女の出会いの機会が一気に減ったこの頃。あまりの出会いのなさに、元カレや元ダンナと再び関係を持つ女性が...
内藤みか 2021-08-26 06:00 エロコク
力で快感を引き出す電マしか知らない人ほど試してほしい一品
 エッチな目的のために電マを購入。でもそれだけでなく肩や腰のマッサージにも使っている女性、少なくないですよね。電マはパワ...
桃子 2021-08-22 06:00 エロコク
20代派遣OLの告白「私、不倫相手と同じマンションに…」#2
 いまや日常にありふれている不倫。今回取材に応じてくれたE美さん(27歳・派遣)も、妻子ある男性と不倫をしている女性の一...
蒼井凜花 2021-08-20 06:00 エロコク
吸引グッズ火付け役の“妹分”が日本上陸!初心者もすぐ使える
 アパレルやコスメの世界では“姉妹ブランド”というものがよくあります。メインのブランドよりも価格帯が低めなのが“妹”。そ...
桃子 2021-08-15 06:00 エロコク
20代派遣OLの告白「私、不倫相手と同じマンションに…」#1
 連日のように報道されている有名人の不倫……。有名人だけでなく、一般人も不倫に走ることはもはや珍しくない。  今回、取...
蒼井凜花 2024-08-22 17:23 エロコク
クリを内側にしっかり収めるよう計算され尽くされた吸引系
 上品なラベンダー色、無駄をそぎ落としたようなフォルム。クリトリスを覆って振動刺激を与えながら吸い上げる“吸引系”の人気...
桃子 2021-08-08 06:00 エロコク
40代エリート男性の告白~「夫婦交換」という愛のカタチ#6
 これまで5回にわたって綴ってきた「夫婦交換」の内情。「性と生」を謳歌するべく、二組の夫婦がもつれあう光景は、Wさん(4...
蒼井凜花 2021-08-06 06:00 エロコク
カップルにも♡小さな面でクリを刺激する“一点集中ローター”
 最近、私がクリトリスをピンポイントで刺激するグッズを探しているからでしょうか。一点集中! 小さな接地面でクリをしっかり...
桃子 2021-08-01 06:00 エロコク