老後のための貯金にこだわらなくて良い理由!今を優先してOK

東城ゆず ライター・エディター
更新日:2019-11-13 06:00
投稿日:2019-11-13 06:00
 老後のために、貯金をしようと思っている人は多いでしょう。しかし、老後の貯金にばかり拘って、今を見失うのは本末転倒ではないですか?なぜなら、高齢者になってからの100万円と30代の100万円では、使い方が大きく変わるからです。そこで、どのように老後のお金を向き合えばいいのかをチェックしてみましょう。

老後のための貯金にこだわらなくていい3つの理由

 ネットや本を見ると、びっくりするような金額をできるだけ早く貯めることが推薦されています。生きているだけで税金や毎月の出費があるのに「老後の貯金まで考える余裕はない」と思うのは、多くの人が感じること。焦る必要はないのです。むしろ、介護士をしていた筆者は老後の貯金にこだわる必要すらないと感じています。その理由を紹介しましょう。

1. 現金以外の財産も増えているから

 老後の蓄えというと現金のイメージが強いですよね。でも、たとえばマイホームなど、現金に換算することができる財産もあります。さらに、親の財産を受け継いだり、子どもが自立したことによってかかっていたお金が浮く場合もあるでしょう。マイカーも高齢者になったら必要がなくなるかもしれません。さまざまな財産は高齢になるにつれて、意外にも増えていくのです。

2. 医療や制度が大きく変わる可能性も

 現在は、介護保険制度や年金制度があります。しかし将来は、この制度自体が大きく変わる可能性もあるでしょう。マイナスなイメージばかりが先行してしまうかもしれませんが、介護に関するAIの普及でコストがもっと減っているかもしれないのです。

 今は高齢化社会ですから、格安で利用できる老人ホームの場合には待機する必要があるかもしれません。しかし、20年後にはまた状況が変わっているでしょう。現状でも介護状態になった時の手厚いサポートは増えていますが、医療面から見ても将来はもっとコストがかからない治療法が確立しているかもしれません。

3. 健康保険や生命保険もある

 すべての病気や入院費を現金で対応する必要はありません。若いうちに加入しておけば60歳までに生命保険を払い込んでいますよね。後期高齢者医療制度もありますし、年間10万を越すと医療費控除も使えます。ちなみに、紙おむつ代も医療費控除の対応商品。必要以上に、医療費や介護費に怯える心配はないのです。

東城ゆず
記事一覧
ライター・エディター
1994年生まれ。11歳の頃からブログを運営。ライターやエディターとして、女性誌メディアや地元新聞のコラム枠まで幅広く活躍中。恋愛やママ友問題、介護士であった経験からリアルな介護問題まで幅広い知見がある。年子兄弟を連れ離婚の経験があり、現在は再婚に至る。

ライフスタイル 新着一覧


スマホを持たないサブカル老人の願い「本屋に行く楽しみを奪わないで~」
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(63)。多忙な現役時代を経て、56歳...
クレクレママの実態 買い換えるなら「車くれない?」っておねだりする!?
 人のものをすぐに欲しがるクレクレママ、あなたの周りにはいませんか? おさがりなどをもらってくれて助かることもあるけれど...
44歳独身、今からでも遅くない?ズル休み→大学進学を決めた“無敵の女”
 八王子の居酒屋で契約社員として働く由紀は、信じていた学生バイトに蔑まれ、客の若者にも罵られる日々。見かねた学生バイトの...
私の時給はパフェより低い…置き去り氷河期世代の苦悩「感覚死んでる」
 八王子の居酒屋で契約社員として働く由紀は、特段面白みのない毎日を過ごしている。元気な学生バイトたちに囲まれ慌ただしい日...
八王子の居酒屋社員で月給18万円、腰かけ学生バイトの尻拭いをする日常
 八王子は21の四年制大学・短期大学・高専があるという。  全国でも学園都市として広く名が知られ、学生の数はおおよ...
大人の「友達がいない問題」はスナックで解決!?常連同士が仲良くなるわけ
 みなさんは大人になってからできた友達、どのくらいいますか? 「言われてみればもゼロ」なんてこともあるのでは?  ...
自分の選択に誇りを持って。子どもを産まない理由、そして6つの決断
「DINKs」という言葉があるように、「子どもを産まない」ということが近年では夫婦の選択肢の一つとして普通になってきまし...
気高いオーラにゾクゾク! コワモテ“たまたま”の意外な素顔
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
お店で見かけたら幸運! 超レア「バードネスト」の正体は野良ニンジン!?
北海道出身の主人とは衣食住、風習や慣習など折に触れ、関東で生まれ育った者(ワタクシ)との違いを感じます。結婚当初は行き来...
銀座で“750円のみほ&時間無制限”の「AOU銀座の森」がまさかの改悪!?
 コロナ禍以降、基本在宅勤務な方も多いのでは? 出勤のわずらわしさから解放されるのはいいけれど、たまには気分転換をしたい...
Threadsで実感!「クソリプを送る人」は概ねコレ、主婦の心の闇は深い
 セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方などをテーマにブログやコラムを執筆しているまめです。  私はX(旧T...
階段道の“たまたま”君♡嬉しいスリスリ攻撃であわや転落危機
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
南アルプスのコントラスト【春】
 柔らかな陽の光、鮮やかな桃色、雪をかぶる南アルプス。  まだ少し冷たい空気と一緒に胸に入り込まれてしまう。
【難解女ことば】「湯湯婆」パソコンで変換できないかも…なんて読む?
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
ぐはっ!金欠で焼き肉のお誘い…ギクシャクも翌日リスケも回避する断り方
 金欠の時、友達から飲みや遊びの誘いが入ると、どうやって断るか悩んでしまう人は多いはず。  断り方によっては、人間...
資格勉強中の彼。ウザイも既読スルーも回避!気遣い上級国民のLINEテク
 せっかくLINEを送ったのに、相手から返信が来ないと不安になりますよね。特に、LINEに気づいているのに既読スルーだっ...