「今日はエッチするぞ!」という期待がはずれたとき男性は…
セックスレスの原因と精子は無関係
男性の中には「セックスレス=男の精力が弱い」と思いこんでいる人もいますが、セックスレスになる原因が男性の性器や精子にあることはごくまれです。また、愛情が冷めてしまったからしない、という人も少ないのです。
まもなく同棲3年目になる30歳のモヨ子さん(仮名・OL)は、「一緒に暮らしてから愛情は深くなって、おたがいの必要性もどんどん大きくなっています。それなのにセックスは月に1回あるかないか。このまま結婚して大丈夫なのか、不安に思うこともあるのですが、お互いに傷つきそうで話し合えずにいます」と、相談を寄せてくれました。愛し合っているのにセックスをしなくなってしまうのは、どこかに原因があるはずです。
エッチに突入するタイミングは女性次第
男性の身体は1日に5000万個以上の精子を作ります。男性は精子が1億~4億個ぐらいたまったところで放出したくなりますが、人間のセックスは思い立ったときにいつでも行えるわけではありません。
さまざまな理由で、女性のほうがセックスできない日や時期が多くあります。
〇女性が生理のとき
〇妊娠や授乳で女性がセックスしたいとあまり思わないとき
〇男性か女性のどちらかが仕事などで疲れているとき
〇喧嘩をしているようなとき
「今日は彼女とセックスしたいな!」と思って帰宅しても、「ごめん、生理来ちゃった」「今日は仕事で疲れちゃった」と言われたら、男性はその日のエッチはあきらめます。たまたまこんなことが何回も続くと、男性の心と体は無意識に「今日も期待しすぎないようにしよう」と思うようになります。エッチが“おあずけ”になったときの失望とストレスに対して、精神が防衛するようになるのです。
パートナーに隠れて自慰行為をするようになったら要注意!
AV女優の波多野結衣さんがセックスに関するインタビュー(ハウツービデオ『スマート・セックス・ライフ』に収録)の中で、疲れているからとセックスを断って寝ようとしたら、彼氏が別の部屋で自慰行為をしているのを見てしまった……というエピソードを話しています。強引にセックスを迫って彼女に嫌われるよりは、自身で処理しようというのは男性の優しさです。
でも、あきらめることや我慢がクセになると、男性は「エッチしよう」と誘うのが億劫になり、それがセックスレスの引き金になってしまうのです。レスを予防するためには、「明日しようね」「生理が終わったら」など“したい気持ち”があることを必ず伝えるようにしましょう。
(次回に続きます)
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