NHK紅白歌合戦で披露した「不協和音」余波
2019年第70回NHK紅白歌合戦、良くも悪くも大きな話題をかっさらったのは欅坂46だった。センターの平手友梨奈を中心に、爆発的パフォーマンスでお茶の間の度肝を抜き多くのファンを沸き立たせ、Twitter上では10万ツイート超え。「欅坂46」、「不協和音」、さらに「平手ちゃん」も含め関連3ワードがトレンド入りした。
パフォーマンス後には2年前に同じ不協和音を披露した時と同様、平手がまた卒倒したとスポーツ各紙のネットニュースなどで大々的に報じられた。その結果、ネットニュースコメント欄や巨大掲示板では秋元系(編注:秋元康氏プロデュースのアイドルたち)に手厳しいこともあって数々の批判も浴びた。
だが、実のところ、卒倒したかどうか真偽は不明だ。NHKホールで観覧していたファンからは、平手は卒倒などしておらず自力で歩けたが、生放送で時間のない中、早くはける必要があり、メンバーが率先して担ぎ出したという目撃情報もある。
平手は、2018年末より仙腸関節不安定症を発症して以来、慢性的に腰痛を患っていると思われる。パフォーマンスが終わるとすぐに彼女の真後ろにいたメンバー田村保乃が腰をさすってあげているシーンもNHK-BSの4K映像では確認できた。つまり、腰痛で急いではけることができない彼女の負担をメンバーが担ぎ出すことで減らしてあげたとも考えられる。
でもまあ、そんな事はどうでもいいじゃない。メンバーが平手を労い頭をよしよしする姿や総合司会・内村光良氏の絶賛で締めくくられ、テレビ画面には卒倒なんて映らなかったし、担ぎ出したのもメンバーなんだから他所様のお手を煩わせてもいない。
それより全身全霊のパフォーマンスで世紀の瞬間を目撃させてくれた欅坂46、平手友梨奈ちゃんは「凄い! 偉い! 最高!」と熱心な平手推しである私は思うし、Twitter上は賞賛の声で溢れ返っていた。
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