義母の前で鬼嫁全開! 夫には気苦労しかなかった年末年始3選

並木まき ライター・エディター
更新日:2020-01-09 06:00
投稿日:2020-01-09 06:00
 鬼嫁のなかには、義母の前でも平然と牙を剥くツワモノもいるようです。魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、鬼嫁ととともに帰省した夫が嘆いたという、気苦労の絶えなかった年末年始休暇エピソードを3選ご紹介します。

1:頭が悪い息子さん…!?

「ウチの嫁は、俺の母親の前でも言いたいことをズケズケ言うので、いつも母親のほうが嫁に遠慮してる感じです。

 どうやら、この正月休みには、“俺の頭が悪い”と言いつけたみたいで、帰省中ずっと母親が『頭の悪い息子で、申し訳ない』って嫁に言っていて、そのたびに嫁の満足そうな顔を見るのがうんざりでした。

 でも嫁がいないところでは『あの嫁は、自分が頭がいいと思っていて、鼻につく』って母親がこぼしてましたね…。しかも『本当に無理だなと思ったら、離婚という選択肢もあるからね』と母親に耳打ちされました。母親的にもウチの嫁はきつすぎると思っているみたいでドッと疲れました」(37歳男性/IT)

 義母の前で息子の頭の良し悪しを平然と口にするとは、さすがの鬼嫁。仮にそう思っていたとしても、普通はなかなか言えるものではありませんし、辛辣な性格にも、ほどがありますよね…。

2:矛盾しているんですけど…

「妻は、やたら食べ物の添加物にうるさくて、こだわりが強いんです。でも、外食はファストフードにも普通に行くから、基準がよくわからないんですけどね。

 それで、年末年始に俺の実家で、母が手作りのおせち料理を出してくれたんですが、妻は『私は、こんな何にも考えていない食材で作ったおせち料理は食べられません。お義母さん、もうちょっと考えて作ってくれませんか?』と言い出しました。母は泣きそうな顔になるし、その言い方があまりに辛辣で、その場にいたみんなが一瞬、固まりましたよ。

 姉夫婦もそんな妻にドン引きだったみたいで、後日LINEで『あんなこと言ってたけど、紅白見ながら添加物たっぷりのポテチを美味しそうに食べてたじゃん。めんどくさい女を嫁にしたね』って呆れてました。今年の正月もまた、妻は自ら自分の評判を落としてました……」(35歳男性/スポーツ関係)

 矛盾した行動をしつつ、偉そうな鬼嫁には誰もが呆れるでしょう。鬼嫁には、自らあえて敵をつくるタイプも存在するようです。

3:「あんた」呼ばわり

「年末年始には2日間だけ僕の実家に帰省しましたが、滞在中はずっと嫁が俺にアレコレと指図していました。

 嫁は年々毒々しくなっていて、もはや僕の実家でも猫を被らず、やりたい放題。それで、母親が嫁に食事の支度を手伝ってほしいとお願いしたら、嫁は『あんたの親の手伝いなんだから、あんたがやれば?』と大声で俺に言う始末。その言い方が下品すぎて、母親がドン引きしてましたね。

 母親からは、僕が嫁に『あんた』って呼ばれていることで心配されちゃったし、言わせっぱなしにするからエスカレートするんだって怒られたし。東京に戻ったら嫁ときちんと話し合えと言われましたが、いつも逆ギレしかされないから、恐ろしくて話し合いなんてできないです……」(38歳男性/服飾関係)

 義母の前では夫を立てる妻も多いなか、鬼嫁ほど自分スタイルを貫くのかも。年々毒々しさを増す妻がいると、休暇中も、さぞかし気苦労が絶えないでしょうね。

 義母には好かれたいと考える女性も少なくないのが実態ですが、帰省中にも牙を剥く鬼嫁たちは、義実家からの評価なんて、どうでもいいようです。義母としても、息子が心配でしょうし、親族に鬼嫁がいるだけで波乱の休暇となるようですね。

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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