マッチングアプリでプロフィール画像を偽る男性を見破る方法

内藤みか 作家
更新日:2020-05-20 11:30
投稿日:2020-01-16 06:00
 マッチングアプリが流行しています。アメリカではオンラインで知り合い結婚にいたるカップルは、全婚姻数の3分の1を超えたという報道もあります。日本でもいつかその数に近づくかもしれないと言われていますが、なかには自分のプロフィールを偽り、女性を騙す男性もいるので注意が必要です。今回は嘘を見抜くコツをご紹介します。

なぜプロフィールを偽るのか

 近ごろニュースでは、自分とは全く別人のイケメンの画像をアップし、女性からお金を巻き上げる男性の逮捕が相次いでいます。本人に直接会っていないのにお金を送ってしまう女性もどうかと思いますが、イケメン画像にはそれほど女の心を惑わせる魅力があるのでしょう。とはいえ逮捕されたのは実際にはその画像の実物とは程遠い60代の男性などでしたから、十分に気をつける必要があります。

 彼らはなぜ自身の顔画像を別人のものにするのでしょうか。以前聞いたことがあるのは「自分の顔画像では全く女性からメールが来ないので、試しにイケメンの画像にしたらたくさんメールが来たのでハマってしまった」というものでした。マッチングアプリはルックスで選ぶ人が多いので、そのような行動でモテを擬似体験したいのかもしれません。最初からお金を巻き上げることが目当ての男性もいるのかもしれません。

嘘画像は、背景で見抜く

 こうした嘘画像を見抜くにはコツがあります。まずは、背景に注目してみましょう。大抵の男性のプロフィール写真は自分の部屋か、インスタ映えするイルミやテーマパークや観光地などでの画像が多いものですが、背景が真っ白もしくは無地だったり、光が強めに当たっていたりするものは、スタジオでプロのカメラマンに撮影されたものが多いのです。

 以前、知り合いの読者モデルさんが、自分の画像を誰かがマッチングアプリで使っていた、と困っていました。アプリを使っていた女友達が発見して教えてくれたそうです。彼らはこうした被害に遭いやすいのです。なぜならば有名俳優の画像を使うと嘘がバレやすいですが、読者モデルやサロンモデルの場合はそれほど顔が知られていないのでバレないためです。プライベート感のない画像には警戒が必要なのです。

内藤みか
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作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
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