“そこそこの美人”ほど悪い男に騙されやすい理由とその回避術

山崎世美子 男女問題研究家
更新日:2020-01-25 06:00
投稿日:2020-01-25 06:00
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。私の相談室に来られる方の3大テーマは、「浮気された」「離婚を考えている」「彼の気持ちがわからない」――。この3つのうち、特に「彼の気持ちがわからない」という女性は離婚や浮気の悩みと違い、相手を信じようと努力して振り回されています。
 そういう方に共通するのが、何故か“そこそこ美人”でダマされているということ。言い方は悪いですが、“そこそこ美人”はなぜダマされるのでしょうか。その心理を読み解いて、遊ばれていることに気づくコツをご紹介しましょう。

軽い褒め言葉にご注意

「かわいいよね」「めっちゃ美人」

 飲み会やコンパで男性からそんなふうに褒められる女性は、どんな人だと思いますか。誰もが認めるような超美人さんではありません。“そこそこ美人”です。もちろん、面倒くさそうな男性なら、嫌でしょうが、そうでなくても嫌な気はしません。マズマズな顔の男性なら女性も受け入れやすいですね。

 トラブルもなく異性から時々チヤホヤされる。そんな経験を重ねると女性は次第に自信が芽生えます。その自信が、男性受けするオーラに磨きをかけ、声をかけられると「私に気があるのかな」という思考回路がスムーズにつながりやすく、相手に気を許すのです。

 男性目線で考えてみましょう。男性が「めっちゃかわいい」と気軽に声をかける女性は、とりあえず落とすため。その日のうちの肉体関係を望んでいるかはともかく、落とすための文句です。好きとか惚れているという段階ではありません。

 女優の北川景子さんのような女性に向かって、「美人ですね」「かわいいねー」と声をかけることはないはずです。一つ目の教訓として、軽い褒め言葉は挨拶代わりだと思い聞き流せということです。

古今東西、簡単にカラダを許すべからず

 男性も女性も本気で相手に好意が芽生えたら、デートに誘うときは緊張します。当然、入念に下調べしたり、準備したりするでしょう。そんな心理を踏まえると、「お願いだから1回だけデートして!」という男性の軽い誘いは、本気度が低い証拠です。ところが、“そこそこ美人”は、相手の言葉をほとんど疑いません。褒められたときに、たまたま彼氏がいなかったり、会社でトラブってイラついていたりすると、「1回くらいならいいかぁ」と受け入れると相手の思うツボです。

 ここが最初の関門で、男性の言葉を疑わない“スルーハート”が「彼の気持ちが分からない」状態の根底にあります。さらに突っ込んで説明しましょう。

 ヤリモクの男性と一度関係を持つと、立場が逆転します。“そこそこ美人”はデートを受け入れたことで「交際がスタートした」と思う反面、マズマズ男の頭の中は「エッチできてミッション完了」です。のらりくらりとした態度になり、“そこそこ美人”の会いたいという要求をかわすために“忙しい”という言葉を頻繁に使うようになります。

 スタート当初は「彼が私に惚れているはず」と女性は思い、その前提があるから、ちょっとした違和感があるたびに、「私のこと好きなはず」なのに、彼の気持ちが分からないとなるわけです。それで彼を振り向かせようと、追いかける恋愛にシフトしていき苦しさが募ります。

 今も昔も変わらない恋愛のコツ。簡単にカラダを許すのはやめること。月並みですがこれに尽きます。女性は値打ちを上げてナンボです。

山崎世美子
記事一覧
男女問題研究家
「平成の駆け込み寺」として、人間関係、男と女をテーマとし、さまざまな悩みを抱える相談者に的確なアドバイスを送り、心のケア・親身なカウンセリングで一躍人気者となる。TV、ラジオ、雑誌、さらに講演会などからも依頼が多数。いま最も注目されている専門家である。YouTube「せみこの恋愛大学」毎週水曜配信中。
公式HPブログInstagramTikTok

関連キーワード

ラブ 新着一覧


「母親とデートに来る」ってないわ~。婚活女性がドン引きした男たちと“後悔あるある”4選
 婚活に励んでいる女性は必見! 婚活中に後悔&ドン引きした女性たちの話を集めてみました。失敗やトラブルを回避するために、...
恋バナ調査隊 2025-07-15 08:00 ラブ
毎日「君しかいない」と囁く男の“裏の顔”。SNSに私が一切存在しないのはなぜ?
 今やカップルの4組に1組がマッチングアプリで出会う時代。気軽に恋人探しができる一方で、「本当に信じていい人か?」と疑い...
おがわん 2025-07-14 11:45 ラブ
サヨナラ回避!別れを留まった恋人からのLINE3選。「絶対にイヤ」連発にキュン…涙
「もう彼とは別れよう」と決意した女性の意思は固いもの。しかし、彼氏から言われた最後の言葉で考えが変わったり、未練が残って...
恋バナ調査隊 2025-07-13 08:00 ラブ
ヤバ…その違和感、見逃さないで。モラハラ男の“あるある”言動。狙われないためには?
 女性を不幸に突き落とす、モラハラ夫。結婚前に彼がモラハラ男ではないか確認したいですよね。今回は、結婚前にチェックしたい...
恋バナ調査隊 2025-07-13 08:00 ラブ
前の恋人とは「魂レベルで惹かれてる」スピリチュアル夫のバカげた主張。妻との結婚は“成り行き”と断言
「冷酷と激情のあいだvol.254〜女性編〜」では、特定の元カノと結婚後も会い続ける夫への腹いせのために、歴代の元カレに...
並木まき 2025-07-12 11:45 ラブ
元カノと会う夫が腹立たしい。“友達”だとは言うけど…嫌なのは変ですか? 37歳女性が悶々とする夜
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-07-12 11:45 ラブ
3年前の“夫の不倫”が今でも許せない。妊娠中の裏切りがトラウマに(32歳・看護師)
 看護師の32歳女性です。会社員の夫(38)は3年前、私が妊娠中に不倫をしていました。実家で出産準備をしている間にマッチ...
植草美幸 2025-07-11 11:45 ラブ
“縁切り”祈願し続ける女の執念。他人が不幸になろうとも「彼が私と結婚しますように…って」
 世の中が不倫の話題で持ちきりだ。2024年に実施された調査によると、既婚男性の約2人に1人、既婚女性の約3人に1人が婚...
蒼井凜花 2025-07-11 11:45 ラブ
年下彼氏が女性から去っていく理由…長続きする年の差カップルとの「決定的な差」
 アラフォーやアラフィフ女性が、10歳以上年下の恋人と交際することも珍しくなくなってきました。しかし最終的に年下彼氏が去...
内藤みか 2025-07-10 11:50 ラブ
実は多い? 妻が夫に隠してる「秘密のバイト」体験談。言えない理由に納得
 夫婦でも、出会う前の出来事をすべて把握し合っている男女はいないでしょう。それをいいことに隠し事をしている妻たちもいるよ...
恋バナ調査隊 2025-07-10 08:00 ラブ
LDH系の塩顔男子、初デートで「米しか食べない」宣言→レタスをパクパク…って何!?【私の恋愛 失敗談】
 いまやカップルの4組に1組がマッチングアプリで出会う時代。気軽に恋人探しができる一方で、画面越しの“いい人”が、実際に...
おがわん 2025-07-08 11:50 ラブ
ブス扱いで整形沼に…私が「闇落ち」した彼の残酷な一言【恋愛編】
 心を許している男性、片時も離れたくないほど好きな男性の言葉は、よくも悪くも女性を左右するもの。相手の一言で、性格や価値...
恋バナ調査隊 2025-07-08 08:00 ラブ
フフフ…私の“離婚の切り札”こっそり教えます。バレてないと思うなよ!
「いつか離婚してやろう」と思いながら、我慢して結婚生活を続けている人もいるでしょう。でも、実際に離婚するにはそれなりの理...
恋バナ調査隊 2025-07-07 08:00 ラブ
納得できないよ~。理解不能な“お別れLINE”エピソード。「好きだから別れないと」ってそんな理由ある?
 彼氏からLINEで突然別れを切り出されたら、あなたはどうしますか? しかもその理由が“許せない理由”だったら…!?
恋バナ調査隊 2025-07-06 08:00 ラブ
初孫は可愛いはずでしょ? 実母に育児をさせる息子の恐るべき思考回路「妻とのケンカも母親のせいですよ!」
「冷酷と激情のあいだvol.253〜女性編〜」では、親離れできず、父親としての自覚に乏しい夫に苦心する妻・鈴香さん(仮名...
並木まき 2025-07-05 11:50 ラブ
44歳の夫が隠れマザコンだった。「ベッタリ、とは違うんです」男が義母に“わざと”口論をしかける理由とは
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-07-05 11:50 ラブ