握手襲撃事件に続く平手の試練
このドラマ撮影開始前には平手がネットの叩きやセンターの重圧のストレスからか声が出せない時期もあった。期間中には握手襲撃事件もあった。だが、長濱といる時は平手はいつも笑顔が絶えなかった。
しかし、この後、平手はまたしても大きな試練に遭う。17年10月発売の5thシングルは、デビュー以来クールなイメージで「笑わないアイドル」とされてきた欅坂46が、初めて全員が笑顔を解禁しパフォーマンスするという触れ込みの楽曲であった。ところが、同曲のプロモーションのため相次ぐ音楽出演の中で、明らかに平手の様子は不安定になっていった。
11月初旬あたりまでは楽曲のコンセプトでもある笑顔を見せてパフォーマンスしていた平手だったが、徐々にその笑顔が減り、12月4日の第50回有線大賞ではついに長い前髪で顔を隠し、常に下を向き“闇落ち”とまで呼ばれる完全ダークモードに陥ってしまったのだ。
闇落ちモードの平手に理不尽な批判殺到
同曲で有線音楽優秀賞を受賞している晴れの舞台でもあり、いつも以上に笑顔でいなければならないはずだったが、ダークモードの平手は周りのメンバーが笑顔を見せれば見せるほど1人浮いてしまっていた。
また同月13日のFNS歌謡祭2017第2夜では、平手が浮かないようにか、笑顔解禁の触れ込みはなかったかのように他のメンバーも全員笑顔なしのクールな表情。〈今日は全員笑顔ではなくクールなバージョンにしました〉とブログでフォローするメンバーもいた。
この一連の平手“闇落ちモード”も「態度が悪い」、「わがまま」、「気分屋」と批判にさらされてしまったが、実は同時期、平手は握手襲撃事件と重ねてさらなる闇へ突き落とされるような被害に遭っていた。ファンによるストーカー、つきまとい行為だ。
Twitter上で当時の平手らの寮の側に住んでいた男子高校生が勇気ある告発をしていた。平手と、志田愛佳(21、当時19歳。18年11月卒業)が一部の自称ファンの男性からストーカー、つきまといに遭っていたというものだ。この自称ファンの男性は〈欅の寮売りますよ(お金をくれれば教えますよ)。地方メンバー全員住んでいます〉とのツイートも、同年5月にしていた(平手は愛知から、志田は新潟から上京し入寮)。
エンタメ 新着一覧