媚びない女性が学ぶべき上手な媚び方!あざとさと可愛げの違い

孔井嘉乃 作詞作曲家・ライター
更新日:2020-03-29 06:03
投稿日:2020-03-29 06:00
 あなたは、“媚び”を上手に使っていますか?「媚びを売る」というと、異性の前でぶりっこをしたり、色目を使ったりと何かとマイナスなイメージが先行しますが、実は媚びは人間関係を円滑にするものでもあるのです。そこで、今回は、決してあざとくならない上手な媚び方の方法を押さえていきましょう。

媚びない女性が増えている! あざとさと可愛げの違い

 媚びる女性を目にした時、なんとなくもやっとした嫌悪感を持つあなたは、きっと「媚びない」女性。でも、実は媚びには、“あざとい媚び”と“可愛げのある媚び”があると思うのです。

「媚びる=あざとい」と思っている女性が多い

 媚びない女性は、きっと「媚びる=あざとい」と思っている節があるはずです。

 そもそも「媚び」とは、相手に気に入られたいと思って機嫌を取ったり、気を引こうとする態度や表情のことを言います。でも、考えてみると、これってある意味当たり前のことではないでしょうか?

「誰かによく見られたい」と思うこと自体は、あざといことではありません。要は「どう媚びるのか?」が、問題なのです。

媚びない女性は可愛げがないと思われがち

 媚びない女性は、サバサバしていてかっこいいイメージがありますね。でもその反面、男性や上の立場の人間からすると「可愛げがない」とも思われがち。

 女性が「媚び」を使う時、そこには好きな男性や上司など、自分のことを「よく思ってほしい」「好きになってほしい」と思う相手がいるはずです。

 でも、そこで「絶対媚びない!」と決めている女性は、たとえ好きな男性のことを「素敵!」と思っても、素直に言葉を発せなくなるでしょう。でも、それは、自分をどこかで偽っているのと同じことだと思うのです。

あざとい媚びと可愛げのある媚びの違い

 確かに、「あざとい媚び」はあります。男性に対して上手にあざとく媚びたことで、お付き合いに至るケースもあるでしょう。でも、その女性はきっと、男性に媚び続けなければ関係をうまく保てないはず。そして実は、媚びを嫌う男性は多く、いい男ほどそれを見抜くものです。

 大切なのは、可愛げのある媚びを習得できるかどうか! あざとい媚びと可愛げのある媚びの大きな違い、それは、自分を偽るかどうかの違いだと思います。

これなら試せる! 大人女性が上手に媚びる方法

「絶対媚びたくない!」そんな大人女性にこそおすすめしたい、上手な媚び方をご紹介します。

どうしようもない時にできないことを認めて頼る

 あざとい媚びは、本当はできるのに「できない」と言って頼ること。でも、可愛げのある媚びは、どうしようもない時にできないことを認めて頼ること。

 たとえばトラブルが起こった時、媚びない女性はきっと「自分でなんとかしてみせる」と思うのでしょう。でも、誰かを頼るということは、その人を信頼している自分を見せることでもあるのです。強がりはほどほどに。甘えることは弱さではありません。

本当に「良い」「素敵」だと思った時に褒める

 あざとい媚びは、特に良いとも思っていないのに「褒めたら相手が喜ぶだろう」と思って褒めること。対して、可愛げのある媚びは、本当に「良い」「素敵」だと思った時にちゃんと評価できること。

 褒められて嫌な気分になる人は、きっと少ないはず。心から褒めたくなったら、「すごーい!」なんて、多少オーバーな表情や表現にもなるものです。その感情を見せることは、「媚び」ではなく「素直」と言うのではないでしょうか。

「隙」ができた自分を受け入れる

 あざとい媚びは、隙をわざわざ作ってアピールをすること。可愛げのある媚びは、隙を見せないようにしているのに、ついつい隙ができてしまうこと。

「隙」というのは、警戒心を持たないことでできるものでもあります。「隙のある女性がモテる」と言われるのは、「受け入れてもらえそう」と男性に思わせるからでもあるでしょう。

 無意識に「隙」が自分にできたなら、無理に強がったり取り繕ったりせずに受け入れましょう。あなたと相手との距離が近くなった証拠かもしれません。そして、普段「媚びない女性」に起こった隙は意外なギャップとなり、可愛らしい印象を相手に与えるはずです。

本当の意味で謙虚でいる

 あざとい媚びは、周りに「これだけやっている」と、アピールをすること。可愛げのある媚びは、自分相手に「まだまだやれるはず」と頑張る姿が見えてしまうこと。

「私なんてまだまだ……」という言葉は、日常会話の中でたびたび発する言葉でしょう。でも、本当にそう思っているかどうかというのは、態度や表情に表れるものです。「私なんてまだまだ!(かもしれないけれど、割とすごいでしょ?)」なのか、「私なんてまだまだ!(だから、もっと頑張りたい)」なのか、これには大きな違いがあります。

 本当の意味で慎ましやかな謙虚さが見えたら、それは可愛げのある行動に映るでしょう。

大人女性だからこそ上手な“媚び”を身につけよう♪

「媚びない女性」でいたいと思うことは、決して悪いことではありません。でも、「媚びない」ということは、ある意味人に頼らないことであったり、弱さを見せないことでもあるため、時に疲れてしまうでしょう。

 素直に感情を表現することが「媚び」につながったとしても、それはコミュニケーションやアピールの一環です。自分らしく上手に可愛く媚びること、大人女性のスキルの1つとして持っておいても良いかもしれませんね。

孔井嘉乃
記事一覧
作詞作曲家・ライター
3歳からピアノを始め、現在は作詞作曲家&シンガーソングライターとして活動中。2014年からウェブライターとしての活動を開始。得意ジャンルは美容、恋愛、ライフスタイル。コスメコンシェルジュ、日本化粧品検定1級、ベビーマッサージ資格、乳児心理+児童心理資格取得。
2016年、ママユニット「mamakanon」を結成。活動5年目にして、YouTube再生回数1,200万回達成。2020年、フレンチシンガーバイオリニストソングライターとのDuo「ellipsis」を結成。両者の絶対音感を活かしてカバー演奏などを行う。
1児のママ。特技は早起き。ウィスキーが好き。

◇孔井嘉乃公式サイトmamakanon公式 YouTubeチャンネルellipsis公式 YouTubeチャンネル

ライフスタイル 新着一覧


5歳児がHIPHOPで“国会”を学べるなんて! 庶民の私が娘を「知育教室」に通わせたワケ
「みーちゃんも試験うけて高級なおりこうさん学校いくよ」――保育園年長の娘が突然の“お受験宣言”。庶民的な家庭に生まれ、高...
イカ耳で警戒中! まあるい尻尾の“にゃんたま”先生、相変わらずキュートだね♡
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
中年よ、大掃除はお早めに! 冷蔵庫掃除に悪戦苦闘…おばさんが陥った“経年劣化”によるワナ
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
私の子どもは見えてないの? 写真がない孫の存在…義母の“愛情の序列”を思い知った母の決意
 幸せなはずの結婚生活に影を落とす、姑との問題。令和の時代でも根強く残る嫁姑トラブルに直面したケースをご紹介します。
「ぴかるです」と言うたび笑われた…偏見だらけの社会でも“自分の名前”で生きる。22歳大学生の決意
 キラキラネーム、シワシワネームなど年代によって“名前”の傾向が異なります。名前が“社会的ラベル”になる現代では、名前を...
「プレゼント渡さないで」って知らんがな!ママ友クリスマスでの最悪エピ4つ。ミスるとぼっち確定?
 クリスマスまであと一カ月。これからママ友とクリスマスイベントをする予定がある方は、トラブル回避のために必見! 今回は、...
美少年から国宝級“にゃんたま”まで!もふもふ9連発は「可愛い奇跡」がいっぱい♡
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 2025年10月にご紹介したもふもふ・カワイイ・ちょっとはずか...
神様ありがとう…!ふわふわ“にゃんたま”が可愛すぎて感謝するレベル。猫は人類を癒す
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
【動物&飼い主ほっこり漫画】第107回「復活のアフロ!」
【連載第107回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽの...
【漢字探し】「橋(キョウ)」の中に隠れた一文字は?(難易度★★☆☆☆)
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
「誰よりも頑張っていた」に号泣…心に響いた恩師の言葉4つ。叱咤も温かい言葉も忘れない
 学生だったあの日も、遥か昔…。アラサー・アラフォーになると思い出は徐々に薄れていきますよね。でも、心に響いた温かい言葉...
可愛すぎやろ! 母のLINEに“キュン”連発♡ トーク画面はメモ帳じゃないってば
 自分を育ててくれたお母さんを「すごい」「敵わない!」と、尊敬している人も多いでしょう。でもたまに見られる可愛い姿にクス...
それ、実は「マネハラ」です。身近にある“お金”のハラスメント。飲み会への強制、プレゼント代徴収もアウト!?
 お金にまつわるあらゆるハラスメントを指す「マネーハラスメント=マネハラ」をご存じですか? 実は身近なところで遭遇する機...
「お受験したい」6歳娘の言葉にアタフタ。“公立で十分”は親の勝手な思い込みですか?
 それは、現・小学1年生である我が娘・ミオリ(みーちゃん)が保育園年長の夏であった。彼女は突然、母である私にたずねてきた...
エモすぎ注意!平成女児グッズ、何が好きだった?シール帳にロケット鉛筆…あの頃の思い出エピ【流行語大賞ノミネート】
 2025年の新語・流行語にノミネートされた「平成女児」というキーワード。平成時代に女児だった人たちがが大好きだった文化...