卒業延期白石麻衣 小嶋陽菜と意外な関係&後輩下剋上でも幸せ

こじらぶ ライター
更新日:2020-05-02 09:48
投稿日:2020-05-02 06:00

「しあわせの保護色」と白石麻衣と乃木坂46

 グループ創世期からブレークへ押し上げ、NHK紅白歌合戦連続出場、日本レコード大賞2連覇、ドームツアーとアイドルとして全てのことは成し遂げた。

 女優としてヒロイン役を務め、卒業発表後に公開された映画「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」(東宝配給)も興行収入10億円を超えた。

 白石はソロ活動をメインとしながらも、グループ活動に参加できることはするとしている。

 ここで最新シングル「しあわせの保護色」の意味について振り返ってみたい。「保護色」とは動物の体色が周囲の環境や背景の色と似て、他の動物に発見されにくい色を指す。

 同曲では、幸せは慌ただしい日常で見失いやすいが保護色のようにいつもそばにあることが歌われている。白石自身にとってのグループや他のメンバーの存在もそうであるし、逆もまた然りだ。

新型コロナウイルス収束後の乃木坂46は…

 今後コロナが収束に向かったとしても、東京ドームのような密閉空間で5万人規模のライブができる日が来るまでどれだけの時間がかかるかは全く不透明だ。

 それまでの間、乃木坂46自体は音楽番組出演、冠番組収録、無観客ライブなど活動を部分的に再開できたとする。

 仮に白石がその場にいなくても、彼女はグループにはまだ所属しているのだ。白石がいて当たり前だと思ってしまってきた中でも、卒業しているようでしていない、そんな彼女の存在が改めてグループにとって「しあわせの保護色」だと思えるだろう。

「I see…」に感じる“SMAPっぽい”サウンド

 先に述べた「I see…」のMV再生回数の下剋上だが、4期生は同曲のセンターを務める賀喜遥香(18)を中心に人気をあげている。話題になったのは曲の“SMAP感”がきっかけだ。全体的にとにかくサウンドが“SMAPっぽい”。乃木坂46ファンだけでなくジャニーズファンも巻き込んで飛躍的に再生回数を増やした。

 きっかけは何であれ、キャッチーな同曲MVが多くの人の目に触れたのは事実で、4期生の人気はさらにあがっていくだろう。

 それでも、白石が幸せな理由とは何か。彼女は自分がいなくなっても安心して任せられると思ったら卒業すると公言してきた。乃木坂46の隆盛はまだまだ続くだろう。そんな未来を予感させる良い意味での下剋上がグループ在籍中に起きたのだ。

 頼もしい後輩たちの活躍を見守りながら、自身の卒業ライブはなし崩しにされることなく開催されるその日まで“乃木坂46白石麻衣”とそのファンの幸せな時間は続く。もちろんそれは卒業してからも変わることはない。

こじらぶ
記事一覧
ライター
STARTO ENTERTAINMENT、秋元康系女性アイドル、ローカル、地下アイドル等数々の現場を経験。Xでもご意見を募集しております。

関連キーワード

エンタメ 新着一覧


地殻変動!下剋上球児、うちの弁護士…視聴率では見えないバズり作品は
 シリーズものを除いた主要民放プライム帯ドラマ全12作の全話平均視聴率が5.9%(ビデオリサーチ調べ・関東地区・世帯=以...
こじらぶ 2023-11-25 06:00 エンタメ
ゴンベエ(宇野祥平)の素性が明らかに…上方新喜劇ばりの人情劇がグー
 ツヤ(水川あさみ)が亡くなり、スズ子(趣里)は梅吉(柳葉敏郎)と今後のはな湯をどのようにしていくか相談する。  ...
桧山珠美 2023-11-24 16:11 エンタメ
母ツヤ(水川あさみ)笑顔の最期、「ナレ死」に救われた
 大阪に戻ってきたスズ子(趣里)は病床のツヤ(水川あさみ)と再会する。ツヤの病状のことを受け止めきれないスズ子は、梅吉(...
桧山珠美 2023-11-23 16:05 エンタメ
六郎役・黒崎煌代の将来性、母ツヤとやり取りに泣けて泣けて笑える
 六郎(黒崎煌代)の出征の日がせまり、六郎は頭を丸め恥ずかしそうにしている。相変わらず体調が悪いツヤ(水川あさみ)は専門...
桧山珠美 2023-11-21 17:30 エンタメ
「下剋上球児」で“令和のキムタク”になりそうなイケメン俳優は?
 2019年のドラマ、「3年A組-今から皆さんは、人質です」(日本テレビ系)を覚えていますか?  菅田将暉が教師役...
「らんまん」のデジャヴ? ヤバ藤化するダンサーの中山、秋山逃げて~
 内緒の話があると松永(新納慎也)から呼び出されたスズ子(趣里)は、梅丸のライバルである日宝に一緒に移籍しないかと誘われ...
桧山珠美 2023-11-14 16:15 エンタメ
木下優樹菜から迸るガチヤンキー魂!前言撤回、TV再登場するタチの悪さ
木下優樹菜様(元タレント・35歳)  やっぱりユッキーナ(木下優樹菜)様のヤンキー魂には惚れ惚れしてしまいます。 ...
堺屋大地 2023-11-14 06:00 エンタメ
市川染五郎は眉毛、堅あげポテト、ラ・マンチャの男なくしては語れない
 先日、歌舞伎で「ルパン三世」をやることが報じられました。題して、新作歌舞伎「流白浪燦星(ルパン三世)」。  ルパ...
上原多香子は不倫を繰り返す“恋愛単発ドラマ”の女王!続編不要体質の業
上原多香子様(女優、美容家・40歳)  元SPEEDの上原多香子様は、あまり役者業のイメージはないと思いますが、す...
堺屋大地 2023-11-14 16:23 エンタメ
スズ子覚醒!茨田りつ子(菊地凛子)と渋谷のり子の表情がオーバラップ
 歌うコツを掴んだスズ子(趣里)は、羽鳥善一(草彅剛)とのレッスンを続け、その歌声はぐんと熱を帯びてきていた。  ...
桧山珠美 2023-11-10 14:30 エンタメ
“おぼこ娘2人”の初々しい恋バナ! つよぽん演じる羽鳥は「まさに笑う鬼」
 スズ子(趣里)と羽鳥善一(草彅剛)の厳しいレッスンは相変わらず続いている。しかし、羽鳥はスズ子の歌に相変わらず満足しな...
桧山珠美 2023-11-09 15:46 エンタメ
BLACKPINKの再契約なるか?「7年目のジンクス」結末に4つのシナリオ
 世界的なK‐POPブームの昨今。「コクハク」読者の中にも、K-POPにハマっている方も多いのではないでしょうか? ...
2023-11-09 06:00 エンタメ
「マイホームヒーロー」を嗜む!なにわ男子高橋“俳優武者修業”に高好感度
 すっかり忘れていました。佐々木蔵之介(55)の存在を。最後の独身大物俳優などと言われ、過去には、小野真弓や丸山桂里奈な...
大和玲子(蒼井優)の戒名に「礼」と「優」、位牌の細部にまで抜かりなし
 スズ子(趣里)たちは、大和礼子(蒼井優)が出産後に病院で亡くなったと知らされる。スズ子はお別れの会で、大和が梅丸少女歌...
桧山珠美 2023-11-03 14:30 エンタメ
スズ子のナレ出世、股野のナレ求婚…感動のシーンを描いて欲しかった!
 昭和12年、スズ子(趣里)が香川から戻ってきて3年。梅丸少女歌劇団は、秋山(伊原六花)のタップダンスとスズ子の歌を二本...
桧山珠美 2023-11-01 15:37 エンタメ
SMILE-UP.(旧ジャニ)俳優部の演技&将来性、飛躍の片鱗見せたの誰?
 嵐の二宮和也(40)がSMILE-UP.(旧ジャニーズ)からの独立を発表しました。  中丸雄一、山田涼介、菊池風...