グループ初の武道館公演“目玉”企画
今年4月6日で4周年を迎えた欅坂46。約1年前の19年5月10~12日には「欅坂46 3rd YEAR ANNIVERSARY LIVE」追加公演として、グループ初の日本武道館公演が行われた。
この武道館公演は90分間、ほぼノンストップで、欅坂46らしいクールでダークな激しい楽曲が連続で披露され、グループの真髄を凝縮させたライブとなった。
そんな中で大きなアクセントとなったのが体全体を使った影絵、ボディ・シルエット・パフォーマンスだ。多くの観客から大好評を博した影絵パフォーマンスを構成・映像製作・指導したのは、「劇団かかし座」である。同劇団メンバーで影絵の第一人者でもある飯田周一氏は、滝沢秀明主演の「滝沢歌舞伎」やTOKIO出演の「鉄腕!DASH!!」(日本テレビ系)などでも指導経験があり、「報道ステーション」(テレビ朝日系)への出演歴もある。
平手友梨奈は「可能性の塊」
飯田氏は個人のTwitterで平手友梨奈(18)について、「可能性の塊のような方」とも表現している。筆者は、武道館での影絵パフォーマンスに魅了されたひとり。飯田氏に準備段階から深く関わっていた平手をはじめ、メンバーの素顔も含めて話を聞くことができた(3月中旬)ので、以下、抜粋してお届けする。
影絵の第一人者・「劇団かかし座」飯田周一氏に聞く
――まず、当時のことを振り返ってみていかがですか。
オファーをいただいたのが、ゲネプロ含め、日本武道館入りまで3週間を切るタイミングだったのでとにかく時間がなかったですね。
有名なアイドルユニットである欅坂46さんの日本武道館でのライブにクリエイティブスタッフとして参加できる喜びを感じながら、プランニングからお稽古も含めて間に合うのかという緊張感……そして、なによりも欅坂46ファンの皆さまに楽しんでいただけるだけのクオリティーに達することができるのかどうか。不安も含め、いろいろな思いが交錯しました。
アートディレクターである弊社代表の後藤圭とも相談し、お受けしたわけですが、最終的にゲネプロと本番を拝見し、メンバーの方々の素晴らしいパフォーマンスに圧倒されました。影絵のシーンが大変印象的に使われており、チーム欅坂46のディレクションの力を感じましたね。
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