「0ズレ(真正面)」で観た平手友梨奈のパフォーマンス
前回の「平手友梨奈 欅坂46での1617日の軌跡」では2019年3月、長濱ねる(21)卒業発表後の全国握手会で平手友梨奈(18)が彼女に寄り添ったことをお伝えした。
その握手会前に会場内で行われたミニライブは非常に圧巻だった。それゆえ、特典映像などどんな形でもいい、“フルサイズ”で収録して欲しい……! 今回はそんな願いを込めて、ミニライブ詳細レポートの前半をお届けする。
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結果的に長濱だけでなく平手にとっても最後となった19年3月の8thシングル「黒い羊」の全国握手会3会場(幕張メッセ、ポートメッセ なごや、インテックス大阪)。
観客側のホール中央には巨大なカメラ4台が設置され、前方ステージにもメンバーを捉えるべく大きなカメラを持ったカメラマンがいた。
これほど大掛かりな撮影を握手会“ミニライブ”で用意したあたり、筆者は先輩グループの前例からして、長濱卒業という一大事に合わせ、のちの卒業イベントかドキュメンタリー映画等でいずれ使うことになるのだろうと思った。
ミニライブはオールスタンディング。どのエリアになるかは直前の抽選となる。筆者が最もパフォーマンスを肉眼で完璧に観ることができたのは愛知会場で、前から4列目のど真ん中。センターの平手とは「0ズレ(ゼロズレ:メンバーの真正面に位置すること)」の位置だった。
ライブの最初はOverture(直訳は序曲、ライブの開始を告げる曲)が流れ、スクリーンにその日当場予定のメンバーがけやき坂46(現・日向坂46)から欅坂46の順で画像付きで紹介されていく。
欅坂46ではお決まりだが、大トリ、最後に紹介されるのは、キャプテンでもない、あいうえお順でもない、絶対的エース平手友梨奈だった。
このどこからどう見ても“特別扱い”な演出でも、その名前が出た瞬間、会場一体となった1番の大歓声によって、それが“順当な特別扱い”であることを証明した。
そして欅坂46メンバーが実際にステージに登場。その中でも平手が姿を見せる際には毎度、会場全体から怒号のような歓声が沸き起こり、平手ファンの中でも圧倒的多数の女性ファンからは悲鳴のような黄色い声援が響く。
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