4年間交際したが…コロナ禍で彼女とは「結婚しない」と決意

並木まき ライター・エディター
更新日:2020-05-30 06:22
投稿日:2020-05-30 06:00

関係を終わらせることを決意

「未知のウイルスとの戦いは、確かにひとり暮らしだと、女性は心細いでしょうね。Yは地方から上京していて、家族ともそんなに頻繁に連絡をとるほうではないそうなので、不安から、僕と一緒に住みたくなったんだと思います。

 だけど、Yからその提案をもらったことで、僕の中では“Yとの結婚生活”みたいなものが、急に現実的に思えてきて…。そうしたら、僕の心の声が“絶対にNOだ”って答えを出しちゃったんですよ。

『この子との共同生活は、すべきじゃない。期間限定であっても、踏み込むべきじゃない』って、なぜだかわからないけど直感的に感じてしまったんです。

 それで、心細いと感じているYには申し訳ないと思いつつ、“感染リスクを下げるために、別々に住んでいたほうがいい”って言い方で、同居の申し出を断りました」

 コロナの不安が強かった時期には、Yさんから毎日電話があり泣き言を聞かされたというMさん。しかしMさんは、コロナを機に「Yとの関係は、そろそろ終わりにしなくては」と決意したと言います。

「コロナで不安になっている彼女に、別れ話までするのは酷だと思って、今はまだ話していません。だけど、もう少し落ち着いたら、本気で別れを切り出そうと思っています。将来がないのに、ズルズル続けていても仕方ないし、コロナによって彼女との同居生活が急に現実味を帯びてきたことで、かえって僕の中で答えが出てスッキリしました」

 すでに決意は固く、この気持ちが変わることはないと宣言したMさん。今は、別れ話を切り出せるタイミングがくるのを、粛々と待っているとのことでした。

男女はこうしてすれ違う

 恋人同士であれ、夫婦であれ、100%同じ価値観を有する男女は稀です。これこそが男女関係における醍醐味にもなれば致命傷にもなる“冷酷と激情”のはざまなのかもしれません。

 次回は、Mさんと交際を続けてきたYさんの言い分をご紹介します。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

ラブ 新着一覧


これが現実? 40代女性マッチングアプリ発の“笑撃”LINE4選
 手軽にたくさんの人と繋がることができる、マッチングアプリ。年齢も趣味も違う異性と簡単にやり取りできてしまうツールですが...
恋バナ調査隊 2022-06-01 12:29 ラブ
夫に不倫がバレた! 対処法5つ&絶対にやってはいけない3つ
 結婚生活が数年続くと、刺激を求めて不倫に走ってしまう女性がいます。一般的に恋愛は自由なものではありますが、既婚者の場合...
恋バナ調査隊 2022-05-17 06:00 ラブ
“結婚は必要ない派”の男女が急増 長所と短所を改めて考える
 時代が大きく変化する中で、人々の結婚に対する認識も大きく変わっているようです。特に現代の人に急増しているのが、「結婚は...
恋バナ調査隊 2022-05-16 06:00 ラブ
膝枕好きの彼はマザコンの証?男性心理を知って愛深めるテク
 膝枕が好きな男性は多いですよね。でも、彼氏からあまりにも膝枕を求められると、マザコンだったり、頼りない甘えん坊なのでは...
恋バナ調査隊 2022-05-15 06:00 ラブ
「ドラレコで見えてるよ」浮気がバレる“冷や汗たらり”LINE
 連絡ツールとして定番のLINEですが、浮気している人にとっては、相手に浮気がバレるきっかけとなる危険なツールでもありま...
恋バナ調査隊 2022-06-01 12:26 ラブ
「彼氏に尽くすのをやめたい」無理した恋愛から脱出する方法
 尽くせば尽くすほど彼氏がわがままになっていって、幸せから遠ざかる……そんな悩みを抱えていませんか? 実は、彼氏に尽くし...
恋バナ調査隊 2022-05-14 06:00 ラブ
「不倫ずるずる」やめたいのにやめられない恋に悩む貴女へ
 相手が既婚者なのにも関わらず、関係を持ってしまう「不倫」。本当はやめたいと思っているのに、どうしてもやめられずにずるず...
恋バナ調査隊 2022-05-14 06:00 ラブ
37歳レス妻の孤独感「結婚3年目、夫と心が通じ合わない」
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2022-05-14 06:00 ラブ
「他人が家にいる」恋愛結婚した妻に興味が湧かない夫の胸中
「冷酷と激情のあいだvol.90〜女性編〜」では、夫であるヒロムさんと心が通い合っていない虚しさに苦しむ妻・夏夜さん(仮...
並木まき 2022-05-14 06:00 ラブ
母性本能くすぐる男性にキュン♡ 演技か天然か見極めて落とす
 男性の中には、自然体なのになぜか母性本能をくすぐる言動をする人がいます。そんな男性に出会うと、心を掴まれてしまう女性も...
恋バナ調査隊 2022-05-13 06:00 ラブ
“性欲&食欲”忠実あれ!アラフォーの恋愛こそ食の好みも大事
 大人の恋愛の相性を考える時に大事だとされるのが「体の相性」と「食の好み」です。ただ、多くの女性は「体の相性が合わないの...
恋バナ調査隊 2022-05-12 06:00 ラブ
「積極的な女性が怖い」意中の彼が“そうそう苦”に陥る前に!
 好きな人ができた時、相手からのアプローチを待つ女性が多い反面、自分から積極的にアプローチする女性もいます。中には、なん...
恋バナ調査隊 2022-05-12 06:00 ラブ
「ネットの出会い」罠だらけ!? 信頼できる“SNS垢”の見極め方
 コロナ禍の際にマッチングアプリ以外に登録し、その後も継続して使っている人は少なくないようです。けれど会ったこともない相...
内藤みか 2022-05-12 06:00 ラブ
「お金を出さない彼氏」のトリセツ!“ヒモ男”を卒業させる法
 楽しみにしていた彼氏とのデートで、「お金がないから」とケチなデート内容にされたり、割り勘になったりすると、なんとなくも...
恋バナ調査隊 2022-05-11 06:00 ラブ
「結婚のメリットがわからない」と彼 意識改革“必勝”術あり〼
 パートナーとの関係は良好で自分は結婚したいけれど、相手に将来のことを聞いてみると「結婚のメリットがわからないから……」...
若林杏樹 2022-05-11 06:00 ラブ
「恋愛と結婚は別」ラブラブが続くとは思ってないけども…!
 若い頃はラブラブな結婚生活が続くと思っていた人が多いでしょう。でも、実際に結婚してみると厳しい現実を知ることになります...
恋バナ調査隊 2022-05-11 06:00 ラブ