離婚に直結する“妻たちが許せる浮気”と“許せない浮気”の違い

山崎世美子 男女問題研究家
更新日:2020-06-20 06:25
投稿日:2020-06-20 06:00
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。浮気は男の甲斐性と言われた時代はもう終わりました。不倫問題が暴露され女性たちの反感を買い、活動自粛や仕事を失う芸能人も出てきたほどです。イメージが良かった人ならなおさらです。その落差で猛バッシングを受けています。
 夫の浮気が発覚した夫婦はその後、心から仲良く元サヤに収まっているのでしょうか。他の女性と肉体関係を持った事実を知ってしまうと、出口の見えない地獄の苦しみがはじまります。世のサレ妻たちはどのように乗り越えてきたのか? 今回はその実態を解説したいと思います。

お金も地位もない男も浮気ができる

 SNSの普及と浮気の増加は正比例しています。昔の彼女を探し出すこともそんなに難しくありませんし、新しい女友達もどんどん増やせます。ダイレクトに連絡のやりとりも出来ますから、意気投合すればデートに持ち込むことも可能です。

 何よりも簡単に異性と出会える場が増えたことが、誰でも不倫や浮気がしやすくなった原因です。お金がなくてもマメにレスポンスができる男性には親近感がわきますので、先々に飲みに行こう!となっても不思議ではありません。

 出会い系アプリに登録した途端、秒速でアプローチがある男性は、遊びたくて常にターゲットを探しています。「めっちゃ可愛かったから直ぐにいいね! した」と言われても本気にしてはいけませんよ~。ヤリモクですから。

浮気をされて我慢する時代は終わった

「離婚したい」と親に相談すると、「我慢しなさい。生活はどうするの? 子供もいるからね」と諭されたり、「近所の目があるから離婚だけはしないで」と言われている、と話す相談者さんは10年前までは少なくありませんでした。しかし筆者世代の親を持つ娘さんたちは心配しないで下さい。結婚式間近に「嫌になったらいつでも帰ってきなさい」と告げる親もいるほど時代は変わりました。

 嫁に行ったら実家の敷居をまたいではいけないという風潮はもうありません。2018年の厚生労働白書によりますと共働き世帯は77%という結果で、結婚しても働く女性が多くなりました。65%近くの女性が専業主婦だった約35年前と割合が反転しているという結果ですが、お金がないので離婚できないという女性は今でも存在します。

 皆さんにいつもアドバイスすることですが、機会があればお仕事を再開して下さい。離婚をするしないを自分の心を尊重して考えることができるので、悩みの種をひとつは減らすことが出来ます。

昭和のバブル期以前、愛人は日陰者のイメージだった

「彼氏は38才で結婚している」と隠すことも悪びれることもなく話す女性。それを聞いても驚くことがなくなったことが実は驚きなのです。

 この意識も不倫や浮気が増えた要因のひとつです。バブル期以前はスナックのママさんとお金に余裕のあるおっさんが愛人関係にあっても周囲の目を気にして、はた目から関係はバレバレでも堂々と認めることはありませんでした。

 しかし今じゃ、奥さんに宣戦布告するような行動を取る女性は珍しくありませんし、相手が結婚していると知っていても、自分のタイプであれば恋愛対象として平気な女性たちもいます。こんな女性に自分の旦那が狙われると怖いですね。

山崎世美子
記事一覧
男女問題研究家
「平成の駆け込み寺」として、人間関係、男と女をテーマとし、さまざまな悩みを抱える相談者に的確なアドバイスを送り、心のケア・親身なカウンセリングで一躍人気者となる。TV、ラジオ、雑誌、さらに講演会などからも依頼が多数。いま最も注目されている専門家である。YouTube「せみこの恋愛大学」毎週水曜配信中。
公式HPブログInstagramTikTok

関連キーワード

ラブ 新着一覧


女が彼氏を家に呼びたくない4つの理由と無難な断り方。その悩み、あなただけじゃないよ
 誰よりも大好きで大切な彼氏。でも「どんなに好きでも、自分の家には呼びたくない!」と彼氏が自宅に来るのに嫌悪感を抱いてし...
恋バナ調査隊 2024-11-12 06:00 ラブ
新婚旅行、あなたは行く派or行かない派? 両サイドの意見を聞いてみた
 夫婦になった2人の最初の思い出づくりの場、新婚旅行。「新婚旅行は絶対行かなきゃ!」と張り切る夫婦もいる一方で「新婚旅行...
恋バナ調査隊 2024-11-11 06:00 ラブ
ウチの夫ができないこと6選。妻の不満爆発! いい年してそんなこともできないの?
 あなたの夫ができないことはなんですか? 今回は“うちの夫ができないこと”をテーマに、妻たちが抱える不満をご紹介します。...
恋バナ調査隊 2024-11-10 06:00 ラブ
《やっぱりそうなるか》3児の母・菊川怜が離婚…結婚生活がうまくいかない男の特徴は?
 女優の菊川怜(46)が6日、自身のインスタグラムを更新。2017年4月に結婚した実業家の穐田(あきた)誉輝氏(55)と...
「笑ってくれなくても妻が好き」事実婚を解消できない人見知り男の悲哀
「冷酷と激情のあいだvol.220〜女性編〜」では、事実婚の夫であるトシカズさん(46歳・仮名)が、家のことについて毎回...
並木まき 2024-11-09 06:00 ラブ
事実婚夫の「やらされてる」感アピが許せない! 46歳女は“完全無視”作戦も視野に
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-11-09 06:00 ラブ
マッチングアプリのデートを早く切り上げたい! 違和感→自然と撤収するマル秘テク
 マッチングアプリでやりとりをしてなんとかデートに漕ぎ着けたものの、いざ会ってみると「なんか思っていた人と違う…」「さっ...
恋バナ調査隊 2024-11-09 06:00 ラブ
「ちゃんと愛してもらえた?」シャワー禁止のミッションで芽生えたある感情 #3
 真理子さん(仮名・32歳ホステス/独身)は、現在不倫中。お相手はクラブのお客様である亮平さん(仮名・45歳建築会社社長...
蒼井凜花 2024-11-08 06:00 ラブ
婚活女性の問題7選。結婚したいのに気持ちが追いつかない原因はなに?
 結婚したくて婚活しているものの、なかなか「好き」という感情が湧かず苦戦している女性は少なくないようです。なぜ気持ちが追...
恋バナ調査隊 2024-11-08 06:00 ラブ
マチアプの“写真詐欺男”にダマされない防衛術。経験者たち考案の初デート「秘技」が使える
 マッチングアプリなど知り合って初めて待ち合わせする際に、多くの人が心配するのが「写真詐欺」でしょう。  会ってみ...
内藤みか 2024-11-07 06:00 ラブ
女が元カレにムショーに連絡したくなる7つの瞬間。復縁するつもりはないけれど…
 元カレに未練があり「復縁したい」と思っていたら、連絡したくなるのは自然ですよね。でも、復縁するつもりがなくても元カレに...
恋バナ調査隊 2024-11-07 06:00 ラブ
ただただ困るサプライズポロポーズ5つの悲劇。100年の恋もスンっ!
 大好きな彼からプロポーズされたら、天にも昇る心地になりますよね。でもその一方で「彼のサプライズプロポーズが酷すぎて、た...
恋バナ調査隊 2024-11-07 06:00 ラブ
40代女性の性的魅力を5つの方法。好感の持てる“悪あがき”で女を諦めない
 何歳から私は「おばさん」になってしまうんだろう? 女性なら誰でも不安を抱いたことがありますよね。世間では、「40代にな...
恋バナ調査隊 2024-11-06 06:00 ラブ
48歳で女風を知った独女。ラブホで手足を縛られ、イケメンセラピの“硬軟ギャップ”に興奮
 パートナーなしの50歳独女ライター、mirae.(みれ)です。48歳で女風の気持ち良さを知り、いよいよKAT-TUNの...
mirae.(みれ) 2024-11-20 16:34 ラブ
この子ならすぐイケそう! 不倫相手として狙われる女の6つの特徴
「既婚者によく好かれる」というモテアピールは、自慢にならないかもしれません。  今回は、不倫相手として狙われる女の特徴...
恋バナ調査隊 2024-11-04 06:00 ラブ
「僕の母親への感謝が足りない!」そんな女を妻に選ぶ53歳男の再婚への打算
「冷酷と激情のあいだvol.219〜女性編〜」では、婚約者である53歳のハヤトさん(仮名)の母親との距離感に不安を抱く佳...
並木まき 2024-11-02 06:00 ラブ